七冠の天才
囲碁の世界にも、天才がいたのだ。七冠を獲得した井山裕太九段名人である。一度勝てばいのではなく、各冠を勝ち続けて、その時点で七冠全てが、トップでいなければならない、と言うルールだ。それぞれの勝ちを維持し続けることは難しい。
天才とはこのようなヒトのことだ。将棋の世界でも、羽生善治名人がいる。将棋は、五冠である。現在も維持されている。その時も、今も、羽生名人は、天才だ!だ、と。
天才とは、「突然変異」で誕生するのだろう。多分、練習の量では、両氏よりも多い人はいっぱい居る、と想像できる。
囲碁、将棋と同じように、音楽の世界も、ピアニスト、バイオリニスト、等、毎日毎日、8時間から10時間のルーティン(決まりきったことの繰り返し)、で、天才が生まれている。絵画は、毎日の専念時間は長いが、中身は、少し違う。新しい構想に、創造に頭脳は使われている。スポーツもルーティンワークだろうか?
サラリーマンで、技術家のボケ爺は、如何だったか?ルーティンワークはしていなかったように思える。或は少なかった? 井山名人は言う。右脳活用の為に、左手で石を打つ、と。ボケ爺には嬉しいコメント。
しかし、最近思うに、人の脳は、ルーティンを確立出来たところから、破壊的創造が生まれる様に思うようになった。天才も、ルーティンから生まれるのだ、と思う。
AI(人工頭脳)からのチャレンジは?さて、さて?
<読書>
「AIは「心」を持てるのか」ジョージ・ザルカダキス 日経BP
=脳に近いアーキテクチャ=の副題があり。猿から分化し、人らしき生物が生まれたのが、200万年前。22万年前がネオンタール人。人の歴史は、長い旅を続けている。あえて言うなら、「突然変異」が、人間の変化を導いている。4万年前に芸術が生まれている。芸術は「心」を作る。新しい心の発展は、言語である。しからば機械は言語を操れるのか?物質の単位は原子で、情報の単位はビット。CPUの中にトランジスターは150億個。且つ安くなる。それが、人間のルーティンワークを機械的に一部、代替していくことは確かだ。ビッグデータの処理で心を生み出すのだろうか?
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