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2015年9月22日 (火)

彼岸花に思う

 彼岸花、別名、曼珠沙華、と言う。実篤公園の傍の空き地に片隅に、2輪の曼珠沙華が、晴天の太陽の光を避けた薄暗い所に、鎮座していた。妖怪のように思える。怪しげな真っ赤な色だ。情念の赤、と言えるのか? 何故、彼岸花と言うのだろうか?

 その思い出は、田舎での、ボケ爺の幼少のころに在る。お墓に、沢山の花を見て、あまりの、怪しげな美しい赤に、見せられて、球根から掘り起こし、裏庭に植えたのだが、母親は、激化の如く怒って、「縁起でもない」と引っこ抜いて、捨ててくるように、言い渡した。幼少のころのボケ爺は、母親の、怒りに不条理を感じた。

 強い有毒を含んだ球根の多年生の花だそうだ。母曰く、死人の血を吸って赤く咲く花は、不吉な花である、と。

 田舎では、小川の土手に、良く咲いていた。毒性が、モグラや、ケラなどの退治に、役立っていた、と言う。新幹線の車窓から見える、豊橋近くの小川の土手は、無限に覆いかぶさり、川水が血で染まったように、真っ赤な、一筋の道が伸びていた。

 窓から見える西の荒れ地にも彼岸花は咲いている。彼岸に、親を思い出しながら、過去を思い出す。

<読書>

「破落戸 あくじゃれ瓢六」諸田玲子 文芸春秋

暇つぶしには、時代小説の、大衆本がいい。著者の諸田は、文章が美しく、うまい。美文である。物語は時々、飛ぶことがり、繋げるには、読み込まなければならない。だが愉快だ。

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