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2015年8月30日 (日)

故郷の変化

 法事があって、故郷に帰った。姫路の西に位置する田舎は、懐かしきモノと言う人も居るが、ボケ爺には、思い出は多々あるにしても、郷愁を受けるほどではない。

 姫路城は、JR姫路駅から、見える。なるほど、白鷺城と言われるほどの白さが目立つ。ボケ爺の小学校時代にも、御柱の入れ替え修理で、それまで、戦争で黒く塗られていたお城が、真っ白となり、非難ごうごうの嵐だった。その時に戻って、美しい。

 田舎のある駅の名は「網干」と言う。その回りの風景は、姫路の駅周辺の変化ほどではない。大阪方面の始発駅になっているのだからもっと、人口が増えていいのだが。その駅近くには、本田酒造が、位置していて、銘酒が生まれ、生き返っていると言うが、建物は変わっていない。

 一方、インフラの道路の整備は進んでいる。計画道路が次々、出来あがっている。が、産業(企業)の進出は無い。東芝を始め、大手が引き揚げていく。さて、高齢少子化の将来の田舎はどう変わるのだろうか?

<読書>

「あしあと」勝目梓 文芸春秋

いろいろな性欲あり方の短編集だ。短編を同じテーマでそろえるのは、容易な事ではない。色んなパターの創造性に感服する。

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2015年8月26日 (水)

イギリス大使館

 イギリス大使館で、講演会(Innovation is Great)があったので、久しぶりに、訪問した。ホールの応接室は、何とも気品がある。その応接室から見渡せる英国庭園の、霧雨に濡れた深緑の木々が、深く生きずかいをしている。半蔵門のここが東京のど真ん中とは思えない。静けさをかもし出している。各国の大使館の中でも、特にここは、古い歴史を大切に、そこに威厳が漂う。

 昔の事であるが、何度か、この庭園での催し(立食の夕食会)に訪れたことがある。その頃のおつまみで、ローストビーフ以外は、お世辞でも美味しいとは言えなかった。(アメリカン大使館の食事は最高である)

 講演は、Royal College of ArtMiles Pennington氏が、Innovation Design EngineeringIDE)に付いて、田川欣也(takramの代表)氏その続き、であった。「デザインの、あえてイノベーション」の意味に付いて質問したが、適格な答えは無かった。しかし、英国発デザインは、結構頑張っていて、世界の中心になろうとの勢いがある。インキュベータが多い、のも特徴だ。

 その後のアフターヌーン茶のお伴のクッキーは、さすが美味しかった。

<読書>

「堀部安兵衛 上/下」池波正太郎 新潮文庫

久しぶりの池波である。小気味よい流れは、読者をひきつける。江戸時代の家系や、生活の場所など、行き来は想像以上だ。現在の方が流動性に欠けている。将来の日本の為には、人材の流動性(柔軟性)が肝心である。

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2015年8月24日 (月)

疲れが蓄積で老いの嘆き

 お盆休みは、孫を含む家族全員の引率で、シンガポールの旅。気を使い疲労。すぐに、珠海への仕事の出張で、ボケ爺、疲労満杯。最近の体力の衰えが身に染みる。何れも、日本の方が少々気温は下がっていて、救いである。

それにしても、916日の学会の論文の締め切りが今週末まで。発表の為のPPTの作成。実験、評価が目白押し。全て自分で、製作、準備をやらなければならないので、弱音を吐きたい。更に、提案の要求してくるところがあり、資料作り、と。

のんびりとARTの世界に没頭できるのは何時ごろか?老いては自分に従っていると、とんでもないことになる。

<読書>

「老いては自分に従え」山藤省二 岩波書店

「老いては子に従え」ではない。さすがに、ヒネクレ者山藤。過去は「隠居」での使い方があったが、現代は、老人の価値は「頑迷固陋」である。その為には頑固な価値観を持つ事、と言う。老人は「世の中をズレる。」だと。老人はユーモアが必要だと言う。ユーモアは、難しい。

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2015年8月20日 (木)

珠海にて

 真夏の珠海は、太陽の光が強い。当然、蒸し暑い、湿度が高い。先日のシンガポールよりも猛暑である。昼過ぎ、急な、雷、スコールである。並の降り方ではない。「こればヤバイ」、とみんなは騒いでいる。が、1時間もすれば、豪雨は終わってしまって、拍子抜けだ。

 その後がいけない。蒸し風呂のような状態となり、更に、息苦しくなってくる。一雨もらって、涼しくなるとは日本の事で、当地、珠海では通用しないようだ。中国は、今日が七夕である。旧暦だから、今日になっている。レストランでは、カップルが目立つ。

 相変わらず、アパートや、ビジネスの高層ビルも、建設は順調に進んでいるようだ。上海辺りの新築アパートは、空き家が目立つ、と聞いているが?

 昨日の夜のニュース、今日の朝のニュースは、天津の大爆発のニュースで、賑わっている。中国でも、これだけ大きな事故なので、隠すことは出来なく、放映されている。TVでは香港チャンネルの放映が止まっているようだ。何故だか?

<読書>

「作家という病」校條剛 講談社現在新書

編集者での職務中に、会う作家は、想像以上に多いのだ。作家たちの原稿を受け取りに行く、取材に付き合う。呑み会を共にする。大変な時間を、作家と過ごす。その時間や、経費に驚く。先週者時代に付き合った作家の生きざまを連ねてある。作家の裏側が解り、人の生きざまを学んだ。

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2015年8月17日 (月)

シンガポールにて

 お盆の休みを利用して、我が家族(9名、(孫3名))を引き連れて、昨日まで、シンガポールで過ごした。

 15年ほど前にも、シンガポールで、過ごしたことがある。その時と比べて、すっかり街の様子は変わっている。高層ビルのベイエリア、観光業で稼ぐ為の仕組みなどは、以前と比べ一層、充実している。ベイエリアのいたるところに、ショッピングセンターがあるし、カジノも充実してきている。観光イベントの入場料も高い。セントーサ島の行楽地も様変わり。

 高速道路、地下鉄、バスの便など、充実して来た。タクシー運転手の説明だと、海を埋め立てして観光地を増やした。中心地に在る世界に誇る船のコンテナーセンターも、移動して、埋め立てて、ビジネスセンターに生まれ変わる、と言う。西に向かって高速道路を進めると両サイドに、各社の研究所や、大学が立ち並んでいる。

 日本は、観光業、ハイテク施設等、もう少し、シンガポールに学ばねばならない。と思う。国家政策戦略の違いが良く分かる。

<読書>

「夕張の月 居眠り磐音江戸双紙」佐伯泰三 双葉文庫

宿敵「田沼意次」の仇を諦める、と言うよりも仇を避けるかを学ぶ。その心的変化に読者は教えられるだろう。

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2015年8月12日 (水)

記録は遺伝するのか?

進化の遺伝子は、突然変異で形付けられて、それが引き継がれる。これがダーウィンの法則である。

ラマルクの説(法則?)がある。その後の「進化の過程も遺伝する」と言う説である。だが、当初はタブーの説であった。条件反応の実験を繰り返してみたところ、刷り込まれた情報は、立派に遺伝している事がマウスを使って証明されてきた。

今のところ、臭覚のレセプターの遺伝として、実験値が証明している。他の感覚、音、美、情、等の実験が待たれる。そうなるとどうなるのか?作家の子は作家、絵描きの子は絵描きに、音楽家の子は音楽家に、情の深い子は情が深い、義を重んじる子は義を重んじる、など等、その可能性が強くなる。

子供には責任が無い、親の遺伝子で決まる。サラブレッド馬のように。親の責任は重大だ。ボケ爺の遺伝子で、子供は困ることになる。否、既に困っているだろう。がもう遅い。さて、どんな償いをすれば良いのか。

<読書>

「吉本隆明 開店休業」 ハルノ宵子(追想) プレジデント

吉本隆明とは、哲学者であり思想家であり、評論家である、と思っている。ボケ爺の世代に大いなる思想的影響を与えた人である。60年安保。70年安保など全共闘を、支援したとて批判されもした。「共同幻想論」「夏目漱石を読む」に影響を受けた。

 それが何と、「一家の料理人」でもあったのだ。長女は、漫画家のハルノ宵子、次女は、よしもとばなな様である。ラマルクの説か?それにしても全く違う一面に驚いた。

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2015年8月 9日 (日)

不都合な未来の日本

 いきなりだが、ボケ爺は、終戦の前に生まれた。いわゆる団塊の世代の23年前だ。小学校での教えでは、日本の総人口は、「1億人足らず」と。今では、数年前に「13千万人を切っている」と。

 つまり、約3千万人の人口増だ。一国を為す人口分が増えたことになる。2045年には、3千万人が減る、と予測されている。その上、高齢者が増える。労働可能人口は、ピーク時の半分ほどになる。

 この状況を踏まえて、未来設計をしなければ、日本は成り立たない、と言いたい。

 ボケ爺が東京生活を始めたころの大きな出来事は、先ず、「高島平団地」。次が「多摩地域の住宅開発」だった。憧れであった。今は、空き室、老齢化が目立つ、人口減に歯止めがかからない。東京ベイエリアの高層マンションへ、移った人が多い。

東京「都心に一極集中」している。新しい業務用の高層ビルが、今も建設ラッシュである。地方の集落(職場)を飲み込んでいる。30年後、東京はどんな街に変貌するのだろうか?エレベータの中で亡くなる高齢者が増えるだろう。

オリンピックの開催時期には、東京は、老人の徘徊する街に変貌する。老人介護が間に合わなく、路上に老人浮浪者があふれる。今でも、山手線、地下鉄に乗ってみてください。昼間は半数が老人どもで占められている。

 こんな時代に、高速リニア―カーは必要だろうか?のんびり旅をしたい老人の時代だ。新国立競技場、見直しだと言っても、ゼネコンはカルテを結んで、原価低減に協力はしないだろう。オリンピック後の箱が残っても、老人は使わない。後始末をする後世(若者)は減少する。

 日本は、事務効率が最悪の国である。年間の労働時間はトップクラス、一人当たりGNP24位、オランダ、ドイツは、年間50日も少ない。日本より1ヶ月半の休暇を取ってもいい。一人当たりのGNP10位近辺、と日本よりはるかに高い。

 日本人は、未来の日本を見たくないのだ。それが自分にとって不都合だから。

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2015年8月 7日 (金)

酷暑とガマガエル

 何故か、ふと、階段の踊り場から裏を覗いた。裏返っているポリバケツの上を、ガマガエルが這っている。隣のゴミ箱に手足を伸ばしている。緩慢な動きである。

我が家の裏は、コンクリート張りで、土の場は無い。何を血迷ってワザワザ、コンクリートを這って、ポリバケツに登るのか?確かに朝日は当たらない。酷暑での安住の地を探しているのか?

ガマガエルを庭に移してやろうと、ボケ爺が急いで裏に回ってみたが、モウいない。ポリバケツを移動させると、その隙間に、鎮座していた。多少の土埃がたまっていたが。

ゴミ取りに乗せて、表の庭の木陰に移動させてやった。そして、水を頭からかぶせてやると、目を細めて、喜んでいる様だった。

さて、我が家には、昔からガマガエルが住んでいる。家を立て替え前は、頻繁に出てきていたが、その後一度だけ、見かけた。25cmほどで、茶色い肌であった。

今回は、15cmよりは大きかったし、肌は黒みを帯び、若々しい。ということは、子供か、孫が生まれたことになる。我が家には、幸福を生むガマガエルが繁栄を続けている。ありがたや!ありがたや!

<読書>

「38口径の告発」今野敏 朝日文庫

はじめに、犯人ありき。その犯人の確証を得るためのドラマが待っている。愉快。爽快。

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2015年8月 6日 (木)

連続の猛暑日

 異例の猛暑日が続く。我が家のブドウが色着き始めると、椋鳥が、ちゃっかりと食べていく。先日、館林の企業の方と話をしていると、その人の庭のブルーベリーも、色着くと食べられてしまうようだ。館林のレストランでは、最高気温を更新するたびに、何かおまけが付くそうだ。このままだと赤字になるのでは、と心配する。

 新宿の街のセミの合唱は、ほとんど聞こえない。セミまでも、夏バテのようで、意外な静けさを保っている。近くの図書館では、早くも、蜩(ヒグラシ)が夕方に泣き叫ぶ。何時もの夏なら、ツクツク法師との協演が多かったと思っていたが。何かが異常なのか?これも、生物の平衡を保つ(変わらない)ための、何らかの動的な変化なのだろうか?

<読書>

「動的平衡2」福岡伸一 木楽舎

「生命は自由になれるか」との副題付である。動き続ける世界を、一瞬のうちに捉える事に成功した時に、動的な「美」が宿る、とは真実なり。川の水のごときである。生命現象は、動的平衡である。動的とは、合成や分離、物質、エネルギー、情報のやり取りを行うミクロな部品が、相互補完で動的平衡を保つ活動の事であり、生命はその集合体である。解ったようで、分からないのが生物の実態だ。

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2015年8月 2日 (日)

灼熱の太陽

 連日猛暑が続く。2020年の東京オリンピックは、今より1℃は上昇するから、思い知らされる。熱中症で、何人の人が亡くなるか?その後に、その負の遺産(約4000億円;値上がり分)で、増税に熱が噴き出すだろう。

 安保法制の議論は全く、議論がかみ合っていない。安倍首相の、「断定語調」で、論点を隠す。「アメリカの肩代わり」法案であると、ハッキリとしている。①戦争資金、②兵隊、③武力、の3種で。

 熱帯夜(夕方)の連日の、国会周辺の、安保法制の違憲のデモは、大きな人数だ。ジャーナリストは、ほとんど報道しない。新聞社、その他の報道者の、安倍首相に生き馬を抜かれてしまっている。

 アメリカが、日本の政府や、第揮毫の盗聴していたことがはっきりした。が、誰も、抗議の声を挙げない。ドイツも同様な事件があった。ドイツは、公然と、猛烈に抗議したのだが。

 日本国民は、熱中症に掛かってしまっている。目を覚ますような雷雨で、頭を冷やし、緊張感が欲しい。

<読書>

「宰領 隠蔽捜査5」今野敏 新潮社

警察庁、警視庁、県警、等組織上の壁を乗り越えての問題解決。猛暑のボケた頭脳には、緊張感の連続で、活性剤である。

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2015年8月 1日 (土)

新日本監査法人とは

 東芝の第三者委員会の報告書は落第点だ。その理由、①トップの改ざん(不正)の手法からの結論が「甘い結論」。「本当の悪党」は曖昧にしている。②会計監査の委託先の「新日本監査法人」のメクラ判に、デトロイトトーマツは「不正」と断じたが、責任の追及が無かった。

 新日本監査法人は、何度も、「不正」会計監査の追求がなされた。①2009年IHIの粉飾会計に絡んだ。②オリンパス事件に、ずさんな引継ぎで業務改善勧告を受けている。③2011年に東芝の会計監査で、金融庁から監査されている。2014年にも公認会計士協会から、監査を受けている。つまり、何時までもグレーで、逃れはしているが、問題の多い会計監査法人である。

 ここに東芝の会計監査に問題ありとすれば、金融庁、公認会計士協会の責任は重い。よって責任追及の報告がなされなかった。つまり、傷の舐め合いの関係がある。東芝は、監査依頼先を、新日本監査法人から変えなければ、再生は難しいだろう。

<読書>

「転迷 隠蔽捜査4」今野敏 新潮社

殺人、ひき逃げ、が一本につながるめまぐるしい展開である。噴かれた頭がすっきりとする清涼剤である。

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