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2015年6月21日 (日)

梅雨空の日曜日

 今日は朝から重い曇り空である。小鳥たちも息を潜めている。小雨が、音もなく降り始めた。昨夜は徹夜して、小説を読んだので、少々、ボケ爺の頭はさえない。

 「春雷」葉室麟 祥伝社は、一気に読ませてくれた。「蜩ノ記」「潮鳴り」に続く、第三弾である、と言う。いずれも、男の生きザマ、の提言である。江戸時代の武士の世界は、今の官庁のサラリーマンと同じだった。

 その世界では、必ずと言っていいほど、派閥争いが現れる。今の霞ヶ関も同じであろう。どちらの派閥に付くか?で、自分の将来が決まる。大義の解釈に、それぞれ分かれる。一般的には、何もしないで、局面、局面で、聞かれた時だけ意見を述べ、足の引っ張り合いを楽しんでいるグループが一般的には強い。そういうところに権力が集中するからだ。

 その中で、何かを為して、大義を貫こうと言う人が現れる。その人たちは、太平派とは常にぶつかる。この人たちは奇人とか、鬼だとか言われては、追われてしまう。

 この、九州の小藩の羽根藩での政権争いの繰り返しで、激しい攻防が起こる。その時代、時代の、改革派が苦難の道を歩む。改革を勧める時に、気概を、素晴らしく緊張の連続で描かれている。

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