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2015年2月28日 (土)

サムスン・クライシス

 サムスンの業績悪化の記事が、鬼の首でも取ったかの様に、各新聞社から出そろった感がある。業績悪化は、30%以上の減収減益の状況であった。日本人は面白がり、追い越されたサムスンに、「それ見ろ」、「お前も苦しめ」と嘲笑っている。

 日本程の打撃ではない。2.3兆円もの利益は、減益だと言っても確保している。未だに、日本の電機メーカーすべてを合わせても、6倍程の大きな利益を稼いでいる。市場は、絶えず変化する、流れは変わる。日本はすでに撤退しているから、エラそうな事は言えないはずだ。

日本の欠点は、「反省しない」ことだ。弱体した事業の分析をして反省して、改革を起こす必要があるのだが。改善に縮こまってしまう。日本は戦争の反省をしてこなかったし、過去を葬って来た。安倍首相の「70年談話」では、世界から非難を浴びる結果が予想される。

 当然、サムスンも今までのように高成長は出来ない。しばらくは、悩みモガクであろう。巨額の利益で絶対余裕がある。日本の記事では、継承問題で弱体化することを願っている。中国の追い上げで、スマホが失敗したことを喜んでいる。未来方針が提示されないことを笑っている。

 他人の不幸は「蜜の味」を喜ぶ日本で、本当にいいのだろうか?滑稽な日本人だ。

<読書>

「サムスン・クライシス」張、片山修 文芸春秋

ボケ爺のサムスンでの勤務での経験からして、内容は、良く理解できる。日本と、韓国との、性格の違いなどよく解説されている。その点を、日本は分析して、自分の反省にすべきである。「未来戦略室」は、反省に、分析に、立ち向かっている。

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2015年2月24日 (火)

池井戸潤とは?

 池井戸潤のサラリーマン生活、否、戦いの小説を読むと、なんとも、理不尽の経験の苦い味を思い出して、後味が悪い。「ロスジェネの逆襲」ダイヤモンド社も、以前の「オレ達バブル入行組」「オレ達花のバブル組」に続く。

 半沢直樹の「倍返し」は少々、行き過ぎ、うまく行きすぎ、の誇張はあるが、ヨ~ク解る。解りすぎる。

 都市化が進み、今ではサラリーマンと言う職業が、80%近くになっている。そこに取り巻く組織と自己の葛藤は何時までも続く。永遠の課題である。正しいが通用しない理不尽の坩堝であるからだ。ボケ爺も、味わってきた。

 この企業の為、この世の為に、何をするのが正しいのか?を考え続けたが、答えは得られなかった。今は、サラリーマンではないはずだが、サラリーマン気質を持って、まだ働いている。先日、今もベンチャーの社長をしている昔の戦友と話をした。彼は、すでに半分以上は、趣味のアートに熱中していた。ボケ爺、考えさせられた。今の生活を変えるべきだ、と、暗い気持に落ち込んだ。未だに尾を引いている。

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2015年2月22日 (日)

養老介護の限界

 ボケ爺は、年寄りだから、これからの年金や養老介護に付いて気になる。国会では予算審議がなされているが、「年金、養老介護」で、将来の予算が成り立たない、と、喧々諤々と議論してほしいが、諦めているのか、「難しい事は先延ばし」、の議論で終わっている。

 限界村は、今では、700ヵ所以上はあるそうな。その地域は人数が元々少ない。東京を中心とした都市圏が深刻だ。絶対人数が多いからだ。介護の世界は、仕事の効率化が出来ない。極端に言ったら、1対1である。2035年には、東京都人口の半分が介護者で埋め尽くされてしまう。限界村は、都市から始まる。今、NHKのドラマで放映されているが、都市化を農村に持ち込んで成立はしない。

 一方、無責任な評論家は、これからのビジネス展開は、「L70を狙え、特に、ご婦人」、と言う。「70歳以上に、高級品で消費をくすぐれ!」と言う事だ。老人は金持ちだ。「振り込み詐欺」では、500億円を超す。それを消費に向かえば?

<読書>

「ささやく河 彫師伊之助捕り物覚え」藤沢周平 新潮文庫

ハードボイルド三作目である。周平の心理描写と、物語の動きの街の描写は、読ませる。愉快、愉快。ただ、周平の作としては珍しく、女人の描写が無い、残念。

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2015年2月21日 (土)

三寒四温

 すっかり季節の変わり目に入っている。三寒四温とはよく言ったものである。春雨ごとに暖かくなる。何故、自然は、生真面目に循環するのだろうか?概ね規則を守っている。(時々は、牙をむくこともあるが)

 人間は、自然の造形に逆らえない、と思っている。未来の世界は科学、技術の創造での人工的な営みで、生活様式は変化するだろうが、それによって、自然を支配は出来ないだろう。大洪水を防ぐ、雨雲をコントロールすることは無理であろう。台風の進路を変えることも不可能であろう。冬を無くする事も出来ないだろう。

 動物や、生物からの恵みの食材を人工的に作り出せない。補助とはなるのだが。生物と、どう付き合うか?人に宿りついた遺伝子は、何処に向かうのだろうか?絶滅か、宇宙人か?

<読書>

「進化とは何か」リチャード・ドーキンス(吉成 訳) 早川書房

生物は、遺伝子の乗り物である、と言う衝撃的な論説の利己的遺伝子の著者である。本箸書は、子供向けの教育で使われた内容に、訳者の吉成真由美が、編集した様である。生物は継続的にゆっくりと「進化する」、と。必ずデザイノイドされて。決して野菜や、花や、愛玩動物のように人工的ではなく、機能的に最適解を求めて進化し、到達すると絶滅へと。遺伝子はそのまま複製されるわけではない。生物は生命があるから進化できる。人間は、想像性、言語、技術、を持って、肥大化した。進化のエリートだ。

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2015年2月15日 (日)

戦後70年の革命とは?

 安倍首相は、戦後70年で改革への実行が大切だ、「皆様変わろう」と、熱唱していた。指示が、51%へ上昇している。改革の後の日本の姿は示されない。多分、70年記念演説で、世界から、総反発を受けるであろう。「日本は再び軍事国家になった」、と。最悪のシナリオが進んでいる。

 なぜなら、憲法第9条を変えようと言う。つまり日本は、何時までも平和国家と続けるのではなく、改革、つまり、軍国化して、世界の戦争現場に軍隊を送り込む、と。

 ISに日本人が2人、殺害された。だが日本の多くは、安倍首相は、よく交渉した、43%も、賛同している。ボケ爺から言えば、ヨルダンに対策室を置いたこと、ヨルダンに依頼したことが間違えだった。トルコに、依頼するべくトルコに、対策室を設けるべきだった、と思うのだが。兎に角、危険な日本に改革されていく。

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2015年2月14日 (土)

バレンタインデイ

 このボケ爺に、チョコレートを送ってくれる人は、居なくなってから、かなり久しい。それにしても、一大事業に盛り上がっている。どうやら、日本がその先端を走っているらしい。婚期は益々遅れてきている、と言うに。平和ボケなのだろうか。

 毎日新聞に、日本のセックスレスの増加を嘆いた記事が出ていた。日本の若者は、草食性を超えて、断食性までに至っていると。セックスに興味がない若者は30%を超えている様だ。夫婦のセックスレスの原因は、夫人に在り、26%程は「面倒だ、と断る」と。

 サルトルの実存主義は見放されてしまったのは久しい。その故なのか?だが益々、民族主義性が盛り上がり、その所ではサルトルの思想が再浮上しているのであろう。

 春一番くしゃみが出て花粉症、と。目のグズグズから、一気にくしゃみの連発となった。少々風の強い小春日和のリビングから動きたくなく、くしゃみをしながら、うたた寝が、ボケ爺の幸せを呼ぶ。

<読書>

「知の技法」の入門」小林康夫、大澤真幸 河出書房新社

難しい。が、何となく分かるような気がする。文中に出てくる古典の、こんな本を読んでいた時代があったのだ、と懐かしむだけであったが。久しぶりに脳が活性化したように思え、単純に嬉しく思う。

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2015年2月11日 (水)

涙が?

 ここの所、目がカユイ。涙目になる。どうしてだろうか?歳のせいだろうか?と。何故なら、寒さが続き、梅の花の開花も遅れていたから、まさか、花粉が飛んでいるとは到底想像できなかった。

この一週間ほど、ティシュペーパーで、時々目を拭くはめになっていた。すると、NHKの気象情報で、来週あたりから、「花粉が飛び始めるだろう」、「来週から花粉情報」を伝えるであろう、と。約10日遅れだろうか?

毎年、思うのだが、生態のセンサーは、実に精巧に出来ている。今日の技術では、これほど精巧なセンサーは作れない。バイオミミックスのリバースエンジニアリングで、研究されているが、2045年で、人口センサーとしての到達点の感度は、せいぜい、生態センサーの10倍程度だろう、と予測する。

ナノ技術の研究では、今までの線形理論から、非線形になって、思わぬ極限現象が現れる。しかし、まだ、数nm程度である。もっと小さくならなければならない。楽しみな科学の時代が来るだろう。

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2015年2月 8日 (日)

不機嫌な朝

 椋鳥が甲高い声で泣き叫んでいる。ドンヨリとした冬の朝を恨むかのように、椋鳥は不機嫌な朝を迎えたのだろうか。スズメたちは小声でひそひそ話をして屋根裏で潜んでいる。

 我が庭の早咲き紅梅が、やっと5輪ほどほころびた。一か月遅れの開花である。隣の早咲き白梅は、既に満開を迎えている。遅れることはなかった。その隣の庭のボケは、花の色が分かるほどまでに花芽が膨らんでいる。1か月遅れである。

 我が家の紅梅に、メジロがやって来る。以前は二階まで伸びた山茶花の花を突っ突いていたのだが、今日は、椋鳥が、メジロを無視して、花弁をむしり取っている。メジロは梅の花、椋鳥は、大倫の花と、縄張り争いは終わったのだろうか。

<読書>

「全てのドアは入り口である」原田マハ、高橋瑞木 祥伝社

=現在アートに親しむための6つのアクセス=との副題がある。現在アートへのアプローチの仕方に付いての思い対話されている。アートは人生の「無駄なもの」と断定する。現在アートは解らない、が、「美」、「価値」、「生きるとは」、等の質問箱だと言う。

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2015年2月 7日 (土)

地方創生?と一極集中の現実

 安倍政権は、地方創生と声高々と謳っている。しかし、その政策は一向に具体性が見えない。このままだと、地方は「限界集落」が出来て、今に地方は沈没する。1次産業でしか生きていけない地方には、その1次産業に、規制が山積みで、自由に開拓することは出来ない。

だが、北海道の水源地は、中国に買い占められている(不動産を買いには規制が無い)矛盾がある。が、政府は手を付けない。またしても地方創生も、大臣を増やすこと、と選挙にためだけのバラマキで終わるであろう。

昨日の日経新聞に、人口転移の増減の都道府県の名前が挙がっていた。入居者の多いのは、東京都がダントツで、トップ3は関東圏だ。転出者の多いトップ3は、最悪が北海道、続いて静岡、兵庫、となっている。7割の都道府県が転出超過である。一極集中が、一向に止まらない。これが現実だ。

私事だが、ボケ爺の故郷は、兵庫県の西で、大手企業が居て活気があったが、それらの企業が海外に移転して、落ちぶれる町となって、負の遺産が山積みだ。

<読書>

「東京ブラックアウト」若杉冽 講談社

3.11の原発から5年目、柏崎原発が稼働してすぐに、テロに合い、東京が亡くなるまでの、政策批判書である。作家は現役官僚であるらしい。ここまで批判出来るのか?書き出しも面白い、現実の新聞記事を章の冒頭に記して、そこからフィクションが展開される。要は仮説の展開だ。

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2015年2月 3日 (火)

Kenji Goto

 一躍有名になった後藤さん。イスラム国の拘束、殺害であった。世界で起きている情勢のジャーナリストとして有名らしい。その「是」に対し、日本国民のテロへの巻き込みを加速させるでは、非難されるべきだ。

 それに輪をかけて、待っていましたかのように、安倍首相は、「報復」を高々と謳い上げる。イスラム国に宣戦布告のような言い方は、右翼人の安倍の心情にしても、多くの日本人は迷惑だ。もう少し言い方があるだろう。首相として「遺憾である」程度に抑えて、外務大臣に、言いたい事を言わせるような配慮が、安倍が大物首相の政治家なら必要だった。

 更には防衛ガイドラインの見直しで、これ幸い、として、テロ攻撃の出動を容認する憲法改正を急ぐことだろう。日本を右翼化に巻き込まないでほしい。海外渡航が、今までのように、安心して出かけられなくなるのは、大変なる迷惑で、困る。一国の首相として、口が軽すぎる。

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ピケティはr>g

 ピケティが騒がれている。フリードマンの「選択の自由」、ガルブレースの「不確実性の時代」以来か?[r>g]の理論は①歴史的現象の集大成だ、これには尊敬する。しかし、不等式の表現は、あくまで現象である、「因果関連」が解らない。だから、これで何をどうすればいいか、の、経済政策に付いては未知である。(これが、数学の不等式の欠陥だ)

 驚くことは、資本収益率は、4~5%と如何なる経済現象にも、ほぼ一定だということだ。インフレ時の高度GDP成長時も、デフレ低成長時も。であればどうすれば、格差を無くする事が出来るか、の答えは無い。高度成長時代は、格差が縮まったのか?そんなことは無い。

 出来ればどんな政策をした時に、格差が縮まったのか?の因果関係を示してほしい。

或る知識人が、現在の日本は、「非ピケティ」現象が起きていると言う。長期金利が下がっていてその利益率は、名目GDPより下がっている(r<g)、と。これをどう説明できるのか?

 いえることは、韓国の高度成長期で、中国の高度経済成長で、格差が広まっている事は確かだ。更には、金融緩和策で、格差拡大が現れている事も言えるが、これは、利益率では説明がつかない。教えてください、ピケティさん。

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2015年2月 1日 (日)

2045年、ロボットと寝ている?

「人間とは何か」榊、山極、新井、唐津  東京化学同人

「先端科学で、ヒトをよみ説く」の副題。「ロボットは東大に入れるか」の著者の新井紀子は、いずれ可能になる、と言う。情報処理はすべからく「数学」に置き換えられる。だが、この数学を誰が作るのか、の矛盾はある、と。東大に入ったが、大学生活、集団生活、卒業が、出来るかは、大変に疑問だ、と。

遺伝子からは、基本的なヒトの構造は作られているが、環境で変化している、と。ゲノム解析は、非常に進み医療は進歩する。が、病気が無くなる訳ではない、美しくなる訳でもない。ボケ爺の経験から、日本人の平均身長は、戦後70年でも10cmほど以上。小顔になった。日本の6頭身の平均から、8頭身は当たり前、9頭身が現れている。遺伝子では説明がつかない、らしい。

類猿人との比較では、ヒトは二足歩行を可能にし、言語を持ち、大きな集団生活を共にする、と。言語を御持つ前から、人間の頭が大きい。言語を持った訳ではない。熱帯雨林を避けて、草原生活するようになったからだ、と。

 人口知能は、可能な限りヒトに近づくが、「生きる目標を設定して行動」する、「創造性(クリエイティビティー+イマージネーション)を作る」、ことは出来ない。人は「ジョハリの窓」を持っているので、自己の全てを理解できる訳ではない。自己の公開を避ける。この理解されていない自己を人口頭脳で実現できるか?こんなことを考えていると愉快かな、愉快だ。

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