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2014年12月13日 (土)

知性とは?

 創造性を如何に生み出せるか?が、ボケ爺の一生の課題である。知識の詰め過ぎでは得られない事だけははっきりした。優秀な人は沢山いたが、創造性のある仕事は、必ずしもその様な人からは生まれていない。はみ出している人だった。だからと言って最小限の知識が無ければ、発想すらも起こらないことは確かである。

 糸井重里コピーライターの弁は、「整合性を疑える」ことだ。と言い切っている。それには、①ロジックが通じる。②作ってから意味づけする。③商品ではなく、面白さを考える。④喜ばれる贈答品を考える。⑤ほぼほぼ、ソコソコ、から考える。

 やってはいけないことは、経費節減、贅沢を嫌う、ことだと言う。自分をほめたい日には贅沢をすることだ、と言う。ボケ爺は、貧乏人である。そんな人には、どんな満足が?どんな贅沢が?を考える「整合性」の追求から始まる知的作業が有効だ。

 先週、NHKの放映で、東大の先端技術研究センターが、小学生から中学生の一芸に優れ、人付き合い困難な人々を支援すると言う。とんでもない天才たちの集まりだ。楽しみな試みだ。期待する。

<読書>

「緋の天空」葉室麟 集英社

「聖武天皇」のお妃である「光明皇后」の生涯を艶やかに振り返った力作である。古事記から始まる日本書紀の日本の中枢での政務の行われ方から、その貴族の生活。藤原家との実権争いの物語が折り重なっている。女帝の多くを輩出した時代の政治の実態など、歴史が学べる。

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