チャーリーの怨めし顔
今日は、昨日と同様に、朝から日射しが強い。今は7時半である。駅に急いでいたら、近所のミニュチャダックスフントが、あまりの暑さだろうか、ストライキを起こして、動かなく、ご主人は困っている。抱き上げるしか連れて帰らない、と思う。チャーリーと同じ、ワイヤー系である。
チャーリーとの夏の散歩を思い出す。何時も帰りで、ストを起こして、ごねていた。ご主人のボケ爺でも熱い。ましてや、ダックスフントは、格別に脚が短い。アスファルトの道は、焼けきって溶けるほどだ。45℃以上はあるのだろう。まともに、その熱さを感じている、と思う。今になって。当時は怠け者、としかりつけていた。その度ごとに、怨めしや!と、ボケ爺を見返していた。今に思う、悪いことをしていたのだと。マー、その分抱っこして連れて帰ったのだから、許してもらえるだろう。抱っこした時の、誇り顔を未だに思い出す。
<読書>
「瓜子姫の艶文」坂東眞砂子 中央公論新社
艶文を巡って、男と女の駆け引きが展開される。そこに、ホラーに迷い込み、夢想へと引き込まれ、さらにミステリー化の展開になる。性描写は、いささか過激としても、何と複雑である男女の生態の本質に迫る。惜しい作家を無くした。
| 固定リンク


コメント