イノベーションの真理再び
イノベーションの本質は、技術主導ではなく、価値創造ある、と信じている。技術革新と訳してはいけない。商品の価値は、①機能的(モノ)価値、②意味的(コト)価値に分類できる。
機能的価値とは、機能・仕様、品質などで、誰もが、比較し易いし、製品化し易い。大手企業が大規模市場を狙う。だからすぐに過当競争が生じてしまう。
意味的価値は、使いやすさ、持つ喜びなどで、顧客が作り上げる価値である。その市場は、複雑系でありカオス的である、顧客と共に、小さな感動や、小さな市場でも口コミからカオスを起こす。
顧客価値を創造できる人材の要諦は、「デザイン」と「テクノロジー」の理解が出来、融合させられる能力を持つ「デザインエンジニア」の発掘と育成に尽きる。改めて「デザイン」とは、①見た目(意匠)、②使いやすさ(ユーザーインターフェイス) ③所有欲を掻き立てる「コンセプト」とから成り立っている。
ボケ爺も、日々、複雑系の社会でのイノベーションに付いて考えているのだが。明確な答えはない。
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