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2013年9月29日 (日)

トカゲのしっぽ

トカゲのしっぽとは、ボケ爺のように、要件が終われば切り捨てられる、ことで使われる。口にはしたくない言葉である。今日はチョット違う。庭で草取りをしていると、トカゲが、数匹、元気にウロチョロしていたので、しっぽをつかんでみたら見事に、切り離して、逃げて行った。嫌な現象を見てサラリーマン時代を思い出させられた。

生物の不思議な生命力である。生命は柔らかい。柔軟である。機械のように融通が利かないことはない。夏場は昆虫が多い。生物の種類では、ダントツに昆虫類だ。生きるに柔軟である。温度の変化に柔軟であり、乾燥にも柔軟である。人間が生かせる機構を持っている。セミの抜け殻が転がっている。生かせるものはないだろうか?と眺めてもアイデアは浮かばない。秋の夜長の昆虫は、どの様なしたたかな生き方をするのだろう。

<読書>

「やわらかな生命」福岡伸一 文芸春秋

生命とは、芸術と科学をつなぐ深く、色鮮やかな本質である、と言う。まさに言い当てている。粘菌には、真正粘菌(きのこ類)と、細胞性粘菌が居る。細胞性粘菌は、単細胞のアメーバ状であり、あるところから、アメーバが群をなして行動する。やがて、突起が出来て胞子を発散する。魔訶不思議である。利己的は単細胞が、利他的に行動できる。生命とは、可変性であり、柔軟性に富んでいる。この柔らかさが生命だ。と言う。

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2013年9月28日 (土)

あまちゃん最終日で好日

 朝は寒さを感じる。早くも床を離れるのが嫌になるようだ。晴天で、遅くなった夜明けの美しさを拝められる時期となった。鳥も感慨にふけって静かだ。

 あまちゃんが最終日を迎えた。朝ドラは見ないのだが、あまちゃんは、必ず見るようにした。ストーリが、飛んでいて創造性をくすぐられた。奇想天外とはこのことを言う。フィクションとノンフィクションとの間を行ったり来たり。主人公の能年サンの演技も、並の表現力ではない。久しぶりの大物か?取り巻く個性な俳優の人々の演技も素晴らしい、うまかった。

 散歩中、カラスが飛びだしてきた。赤い何かを銜えている。屋根で食べ始めた。振り返って飛び出してきたところを見れば、柿の木からだった。色付いた柿の実の一部だ。カエルも色付きが分かるのだ。腐って来たボケ爺と判断力は同じレベルだ。愉快、愉快!

<読書>

「酒との出逢い」文芸春秋編 文春文庫

有名人の酒とのモガキが記されていて、愉快だ。多くは、酒豪の酒の思い出が面白いが、下戸も味がある。ボケ爺も、オッチョコチョイだから、特に、酒が、ほんのチョットはいるだけで、調子に乗ってしまう。だから多くの失敗歴がある。何れか、ブログに、と書き貯めている。一人酒が似合う歳になって来たのか?

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2013年9月23日 (月)

彼岸好日(その2)

 涼しい一日であった。この連休は、3が日とも昼寝を貪った。その分、元気になった訳ではがなく、益々ボケてしまった。関係ないが、道を聞かれたのが5件にも上る。そんなに年寄りに見えたのだろうか?

 散歩でもしなければ、このまま朽ちてしまうようだ、と、散歩にでる。老犬チャーリーとの散歩道の最も遠い散歩道をレビューすることとした。森のテラスでは、美しい合唱の唱が聞こえる。その下の家では巧みなピアノが奏でられている。きっとあの婆様だろう。音色と、その容姿とのアンバランスに、芸術に不思議な思いをする。

 NTT中央学園はすっかり変わってハイカラな宿舎、ビルが増えている。そこは、国分寺崖線である。鬱蒼とした林に武蔵野の面影が凝縮している。その延長線に成城学園の街がある。みつ池の湧水がカジカ川を通じて流れ込む野川は、先日の豪雨で、雑草が倒れていた。

 駅前のカフェにて、アイスコーヒーでのどを潤す。若い女性が賑やかな会話ではしゃいでいる。健全な日本の風景だ。成城学園の正門の前では、学生がたむろして、お喋りに忙しい。高校の体育館では剣道の練習で、汗がほとばしっている。羨ましい。その北側は、祖師谷総合公園である。仙川が流れている。ここには、ワシントンの桜の里帰りの場所でもある。さらに北へ。世田谷一家殺人の現場がある。雑草で朽ちているが、未だに警官が立っている。その北側は駒大のグランドである。約2時間半の散歩だったかな?

<読書>

「名作うしろ読み」斎藤美奈子 中央公論社

この著者のコメントは魅力的だ。チャーミングだ。こんな人とデートすると、楽しいだろうけれど肩がこることだろう。その前に、デートなど出来る訳がないのだが。チョット憧れる。ホンの評論家とはどれだけ読めばいいのだろうか?書き出しは大切だ、とだれでも言う。が、エンディングが大切だとは誰もが言わない。著者は言う、「尻」が大切、と。閉じた終焉、開けた終焉、があると言う。その通り。ボケ爺は開けた終焉が好い。

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2013年9月22日 (日)

彼岸好日

 ムクドリが美味しくなく食べ残しなのか?遠慮したのか?残暑が厳しく、疲れているのか?ブドウ狩りをした。それでも、3~4日分は十分にある。食べてみると、甘くておいしい。収穫が遅くなったせいか?好天の為か?

 初秋を迎えた証になるヒグラシや、ツクツクボウシもわが庭で、賑やかに啼き騒いでいる。百日紅の花は、老いてますます盛ん、とばかりの輝きの瑞々しさである。ボケ爺の老いの干からびとは正反対である。

 墓場では、線香の匂いで嗅ぐやかしい。その一隅に、血の色の曼珠沙華が妖艶に咲き誇っている。まさか墓地に咲いているとは、意味深な事かもしれない。幼少のころ、持ち帰っては、母上に頭を叩かれ叱られた情景を思い出す。

 NHKで、「モノづくり日本、再生への道」放映されていた。明治時代からの「物まね」からの脱却が出来ていない。西澤潤一(元東北大)の独創力を、日本官僚、日本の大学は殺してしまったことは残念だ。「人のやっていないことをやる」「早く、世界に発表する」など。ノーベル賞をもらっていても良い功績は十分にある。日本人、社会は優秀な人を殺す文化を持っている。残念なことだ。さてこれからは?

<読書>

「成長戦略のまやかし」小幡績 PHP新書

「第三の矢」は既に折れている、と言う。悪いのは、政府でも、官僚でもない。ましておや首相でもない。悪いのは我々である。何故か、あり得ないことに期待をするからだ。成長戦略に期待するのは3重に誤りなのだ。規制緩和、設備投資減税、特区戦略、財政出動、全てが間違えだ、と啖呵を切る。

全ての基本は「人」にある!今こそ人と、社会とを有機的に育み、真の「活力」を生み出すことである、と言い切る。ボケ爺も、本論に全く賛同する。

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2013年9月21日 (土)

黒田官兵衛とは

 中秋の名月は、ウサギの陰でくっくりと見えて、今かの幼少時代の夢の名月をそっくりだった。久しぶりに、その時の夢を思い出した。夢は実現はしていない。

 実篤公園の近く、森のテラスとの間の家の庭に、見事なヒガンバナが咲いている。葉を付けずに、こんな怪しげな花は、曼珠沙華と言われる所以である。最もその家は長年、空き家である。女性の死の血と言われているが。

 本屋を出ると、スジ雲が真っ赤に染まっている初秋の夕刻だ。いつの間にか、6時なのに暗くなっている。暑さ、寒さも彼岸まで、と言うが、今年は、少々それには外れている。ボケ爺の生き様の様だ。その本屋では、来年のNHK大河ドラマは、「黒田官兵衛」らしく、新書本で2冊、その他、併せて数冊並べられている。「戦略家」「知恵の参謀家」とかで、「日本の戦略」を考えないといけない年、政策を考えなければならないと、訴えるためか?

<読書>

「風の軍師」葉室麟 講談社文庫

黒田官兵衛の戦略、策謀に付いてまとめてある、と言う。史実に忠実な著者の作であるが。目から鱗の話が多すぎる。①キリシタンであったと言う。②信長を明智光秀に打たせたのは、官兵衛であった、と言う。③秀吉が朝鮮遠征を止めなかったので、毒殺させたのだろう、と言う。④最後は、家康の天下取りを阻止しようと、官兵衛は考えていた、と言う。歴史とはフィクションとノンフィクションの間。楽しい。

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2013年9月16日 (月)

敬老の日

 今日は敬老の日である。敬老とは、今は75歳からか?ボケ爺に声を掛けてくれる人は誰もいない。

 それよりも台風でニュースは、引っ張りだこである。我が家の西は差し押さえ土地で、2週間ほど前に雑草が刈り取られて見栄えが良くなっていた。我が家の庭木も含んで、その広場に、スズメが沢山、こんなに居たのか?遊びに来ている。ハトも来ている。強風と豪雨の中、飛び遊んでいる。多分、ミミズが雨水に追いやられて顔を出しているのではないだろうか?それにしても、スズメが、こんな強風の中、巧妙に飛び裁くのを見てびっくりした。風に流されるだけではなく、向って容易に飛べるのだ。

 明日、大阪で早朝から用事があるので、強風で豪雨の中、ずぶ濡れになって最寄りの駅まで行き、新幹線を待ったが、3時間ほど待って、やっと動き出した。遅れに遅れて、大阪には7時半を過ぎた。濡れた下着からシャツは既に乾いている。富士川が危険水位を越したから、が主原因である。その富士川の鉄橋を時速50Kmで徐行していたが、そんなに危険とは思えないほどであったが、ケタが、弱すぎるのか?新大阪手前で止まってしまった。上り列車を出さないと、ホームに入れない、と言う。6列車ほどやり過ごしてやっとホームに着いた。改札口では、人で溢れていた。

<読書>

「おもかげ橋」葉室麟 幻冬舎

新幹線の遅れで、完読してしまった。ユーモラスで、意味深い作品だった。著者の筆跡が変わって来たのか?一人の女性を思っての友人の嫉妬、発言の皮肉な会話、人を信じる事の大切さ。人の思いの深さを知る策は無いから思いやるしかない、とか。人に恩を売るより、守ることである、とか。癒された。

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2013年9月15日 (日)

激しい雨で考える

 久しぶりである。こんな激しい雨に会うのは。昨夜から、今日の9時半後まで、激しい雨に出会った。3時ごろトイレに、その時の激しい雨が心配で、眠れなくなってしまった。すぐ西に、小さな川がある。かなり激しい流れの音が聞こえる。川幅は1.5m、川底までには3mほどであるが。氾濫することはない、と安心はしているのだが。

 木々からは、嬉しそうな、歓喜の声が聞こえてくる。彼らにとっては、今から青春を満喫できるからだ。この雨が終われば、新芽がさらに増えていることだろう。その分、虫たちはつまらない。美しい鳴き声はしばし中止である。虫たちの恋の季節に、この雨は水を差したのだから。

 小鳥たちはどう過ごしているのだろうか?ボケ爺と同じように、寝床で、グズグズして、眠れない夜に、腹を立てていることだろう。

<読書>

「リ・インベンション」三品和宏 東洋経済新報社

お蔭で、読書が進んだ。リ・インベンションと言う新しい言葉、「狙い定めた事物をゼロから再発見する」=「前衛への挑戦」と定義されている。

「社会の活力」は、経済成長が唯一の源ではない。マス(量)の論理、規模の経済の呪縛からの脱却するためには、生き生きした活力である。活力ある生活ができるためには、実効性のある革命に挑戦することである、と言う。イノベーションは後ろ向きの発想だと排他する。

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2013年9月14日 (土)

今日この頃は

 9月に入ってから、まだ不十分だが、雨が多くなってきた。もっと期待する。今になって、木々は、盛んに新芽をはぐくんでいる。9月の新緑か?新芽は、5~6月で一通り終わるのだが。今年の剪定は遅くしたい、と思う。

 74歳の医師に会った。元気!元気!である。がん治療に最後の力を振り絞って人生を掛けている様だ。それが中性子治療法を確立しようとしておられる。驚くほどのパワーだ。将来は、切らない治療を目指した、と。放射線のがん治療はかなり進んできている、と言う。コリメータのプルーブを出来るだけ細くして、がんの局部を狙いたいとの情熱に、圧倒された。さてそんな材料は見つけられるだろうか?頑張ろう。

 イプシロンが成功して、喜びと、技術家として安心した。これからの成長産業は、航空・宇宙産業に集約される。成功で、大いに期待できる。さらに頑張ってほしい。さてボケ爺、新材料に?

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2013年9月11日 (水)

快晴の札幌

 快晴で、初秋を漂わせる心地よい天気に恵まれて、札幌に来ている。偶然にもいい天気に恵まれたと言うことだが。気温は日中で24℃、湿度が低いのであろう。何とも心地よい。朝は17℃で、寒いぐらいだ。

 北海道大学の構内は新緑で、大木で一杯だ。人よりも、大木の方が多いぐらいであった。工学部の裏の方にある材料化学棟で、教授と面談、熱のこもった議論でやや興奮している。こんな事が好きなのは、技術家にどっぷりと、まだ浸かっているからだ。早く、辞めて、ARTの世界に参入したいのだが、ズルズル来てしまっている。しかし、こんな校内にいると心が癒される。

 工学部本館を出たのが5時半ごろであった。既に、太陽は西に沈みかけている。生協食堂を覗いて値段を調べてみる、安い。てんこ盛りのラーメンが450円!その横を抜けて、広大な理学部の横を通り、例のポプラ並木まで行ってみたが、通行止めであった。理由は、老木化して、若返らせる手当をするからだ。その隣にはクラーク像がひっそりと立ちすくんでいる。

 農学部を抜けて、南門から街に入る。さらに西に進み、植物園の横を散歩して、木々の香りをかぎ続けた。間もなく、大道公園である。何かのイベントは今週末から始まるのか、テントで一杯であって、幻滅した。しかし、ライラックの木々の蒼さは、健在であった。

 やっと、ホテルにたどり着いた。その間、約1時間半の散歩であった。ボケ爺、少々疲れたか?

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2013年9月 8日 (日)

弱電メーカ、さらに窮地

 日本の弱電メーカの過っての栄光は何処に?形態では、iModeで一時は、飛翔したかに見えたが、ノキア、モトローラを追撃出来なかった。その携帯電話機時代の勇者ノキアも、スマホ(スマートホーン)時代になって、その栄光の影すらなくなった。

 マイクロソフトが、ノキアを7140億円で、買収する、と言う。マイクロソフトは、スマホのOSで、市場の約4%程度で、出遅れている。トップはグーグルのアンドロイドだ。いろいろ悪口は言われるが、80%のシエアだ。パソコンのマイクロソフト、と同じ様だ。アップル(iPhone)のiOSが、13%程度だから、アップルも1Phoneでは苦戦している。来月には新商品を発表する、と言うが?

 ドコモが、ついに、iPhoneを発売する、と言う。市場の45%以上も持っているドコモが、サムスン、ソニー(ソニーエレクソン)、アップル、と3トップとして、日本勢を追い出してしまった。日本のスマホは、これで、叩きのめされた。もう立ち上がれないだろう。

 日本の弱電メーカは、パーソナルPCの市場が落ち込んでいる中、タブレットPCが伸びている。しかし、このタブレットPCも、勝ち目がない。弱電メーカのコマーシャル商品はことごとく、負けてしまった。売れる商品がなくしてしまった。さて、どうすればいいのだろうか?ボケ爺も、大いに反省。なぜそうなったかの明確な原因が見いだせない。何時の間にかズルズル。策は見つからない。

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2013年9月 7日 (土)

航空機産業の発展に期待

 日本の飛行機の部品の供給は、順調に伸びている、と思ってよいだろう。東レのCF(カーボンセイン)に見事、花が咲いた。この材料が無くて、飛行機はあり得ない。さらに強度アップの工夫が進んでいる。

 飛行機のトイレボックスは、日本のシエアが、90%を超えている。B787で問題を起こしたリチウムイオン電池も順調である。(問題は、電池のシステム設計だ。グリッドSWを組み込むべきである)これはボーイング側のシステム設計の課題であろう。だけれども、将来の普及のためには、電池メーカで、電池内にスマートグリッドSWを組み込んだ方がよい。

 エンジンに付いて、川崎重工業社が世界大手のロールスロイスと、新型エンジンの開発を共同で行うと、言うニュースが流れた。嬉しいことである。小型機の数の見込めるプロジェクトだ。日本の得意とする技術を惜しみなく提供してほしい。ターボファンタイプで、前段のプロペラを大径にして、燃焼効率を上げて燃費削減の目玉にするはずだ。すれば、小型機の国際便でも活躍できる。

 ボケ爺、大いに期待をしている。

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2013年9月 6日 (金)

見事な茶番劇

 原子力規制委員会と政府は、見事な茶番劇を演じ始めた。元々、規制委員会の委員長からして、今に化けの皮がはがれるだろうと思っていたが。安倍政権の保守化に目を瞑っていいのだろうか?

 大飯原発の活断層の件だ。当初は、活断層だと騒いで、なかなかいい雰囲気だったが、11か月もたってしまえば、専門家(4人だけ)が全員一致で、「活断層でなかった」と決めつけられる。何時の間に変身してしまったのか?調査結果は、関電のみで、その報告で議論されている。おかしい。きっと、東電の東通原発も、断層でないと判定されるだろう。

 福島原発の汚染問題も然り。東電は、当然、原子力推進の原動力となった政府が責任の一端を担うべき、と政府との調整済み。東電は、言われた事しかしない、能力が無いように頭を下げていればいい、と言う共同作戦だ。いずれ政府が金を出すことになっていた。案の定、ずさんな工事の水漏れで、見事に、470億円(しかも、課題だらけの凍結壁に、320億円)を引き出した。国民の税金だ、電力費の値上げが終わった後で、こんな問題を提示し、政府と一緒に茶番劇を演じた。見事! しかし、副作用としてオリンピックは苦戦する。

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2013年9月 5日 (木)

イチローの行動発想

 イチローの4000本安打の記録を達成した翌日にもヒットを放っていた。前回のイチロー論は、「努力の人」の考え方であった。今日は、努力するに「目的が要る」はずだ。夢をどう持つかが重要だ。多分、野球人生悔いを残したくない、と思う「執念」であろう。その目標は、「記録に挑戦する」、ことであったのではなかろうか?

 問題は、多くの挑戦者は、新聞で騒がれる優秀な選手の比較値であろう。打率など一年ごとの記録の達成だろうと思う。イチローは、そのような目先の手段ではなく、世界の記録(目的)に挑戦することにこだわったのではないか?何本のヒット数、毎年の最低記録(200本連続)出塁の最低の数、盗塁の連続数、など。「長期の目標(総量)」に注力したであろう。

 即ち、ボケ爺が言う「目的・目標」が先か「手段」が先か、との発想の違いである。イチローは前者であり、多くの凡人は、後者となってしまう。目的・目標があって、そのための手段である。財界、政界も同じ発想であってほしいのだが。

<読書>

「橘花抄」葉室麟 新潮社

武芸を鍛えるとは、「人を殺す(戒める)ためではない。人を死に至らしめない、ためだ」と豪語する。「己の虚勢を張るためではない、己の道を貫くためだ」「信念を築く」「覚悟を決める」とも言い切る。これとて、「目的と手段」の正しい論証でもある。「己の道は前にのみある、振り返るのではない」「人は温かみの彩り、が必要」「己は煩悩の徒であるかして、一人静かなること」「花の美しさは生き抜こうとする健気さにある」「生きる覚悟が美しい、人を引き付ける」

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2013年9月 2日 (月)

安倍政権の保守化

 大変に困ったことだ。安倍政権は、過去の日本(世界で強い)を回想して、益々保守化が進んでいる。世界の情勢は過去とは全く違って、変わっている大局的認識が無い。日本人の残念な選択である。

 保守化とは、①経済だけが強ければ、世界は黙る。だから、金融緩和と消費税を上げる単純発想。②原発の全面的稼働指示。③集団的自衛権の行使の為に憲法改正。④議論無きTPPの強行。これらは同時進行だ。何故もっと国民に内容を明らかにしないのか?いずれも外圧だからとごまかす。全て、アメリカの要請、と。

 隣国の韓国、中国との関係は、アメリカの傘の下で乗り切ろうとの保守化である。大切な国にロシアである。が、アメリカに遠慮(ではなく、アメリカから横やりを恭順)している。ロシアは、日本の技術が欲しい。ロシアには資源が有り余るほどある。相互扶助では最高の関係国になるべきだ。

 安倍首相のだましは「成長と改革」だ。上記4項を強行すれば、「成長」は色あせる。「改革」は世界から孤立する。安倍首相の好きな方策の「有識者の意見」は、特定思考への誘導の為であり、国民をだます手段だ。ボケ爺も一緒で残念な日本人。

<読書>

「刀伊入寇」葉室麟 実業の日本社

副題に「藤原隆家の戦い」となっている。刀伊とは、今で言うモンゴル(寇の国)なのか?藤原王朝時代(730850年)は、朝鮮半島との交易、人々の行き来は多かったようだが。この作品は、エンターテイメントであり、葉室の本髄での人のキビの作品とは違う。サスペンスの時代劇を読んでいるようだった。清少納言も出てきて、枕草子の一説まで引用される。歴史を知る読み物だった。

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2013年9月 1日 (日)

消費増税、賛成?反対?(その2)

 財政改善のための目的には、増税も一つの手段である。と言う論理を忘れない事である。先ず、来年の3%増税は、①実行すれば、今の経済状況では、必ず、景気悪化を招く。何故なら、個人消費は、未だにマイナスで、改善は0.2ポイントの成長でしかない。多くの消費量は輸入品(80%)の燃料費増である。

 だからと言って、引き伸ばしすれば、全世界から叩かれるだろう。為替誘導だったか?と。たちまち各付けが下がる。すると、金利が上がる。国債返済の利子が増えて、例えば2%に上昇すれば、80%負担が増える。政府財政はさらに財政悪化を招く。

 ここに来て、アメリカの量的緩和が縮小すると言う。すると、それも金利上昇が待っている。論理では、消費税云々、よりも、「財政再建の根本」を「先に」話し合うべきなのだが?何故、手段の消費税だけの議論となるのか?これが日本人の論理力で、これ以上は限界か?

 インフレへの基本は、労働人口の増加方策を考えること。1%減少すれば、実質GDP2%上昇の目標は、3%の生産性を上げなければならない計算値がある。今の生産性力では難しい。(農業、水産、林業、いずれのマイナス。製造業も量産品が落ち込んでしまっている。サービス業はまだまだ人が掛かりすぎ)

 増税に踏み切るためには、先ず、歳出削減(厚生・福利)の痛みを国民に願い出る事。政府の歳出(議員の定数削減、公共団体の削減)も削減が必要。同時に、歳入増を消費以外の方策も行うべき。一般的設備投資の優遇は効果が無い。製造業が慎重だからだ。サービス業の設備投資額では規模的に小さい。

 一般的なバラマキ税制優遇ではなく、経済特区をもっときめ細かく区分して地方の活性化を図ることだ。仙台の金融特区、岩手・青森の山林特区、福島の農業工業化特区、静岡県のベンチャー育成特区、名古屋と、福岡の航空・宇宙開発特区、京都・奈良・兵庫の再生医療特区、和歌山・四国に海洋養殖特区、熊本の金属複合化(特にMg)特区、などなど。各県から募集して、メリハリのある特区を作り税制優遇で、「雇用の活性化」を考えるべきである。

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