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2013年7月 6日 (土)

頭の緩い人

昨日は忙しく過ごした一日であった。マイクロテック(主にSiMEMS)の見学、熱技術(炉)の見学、国際ブックフェア、併設されているクリエイターEXPO、プロダクションEXPOが印象に残った。(この印象は明日のBlogで)その後、外山滋比古(英文学者、御茶ノ水大名誉教授)の講演を聞いた。

題名は「思考力を鍛える本の読み方~乱読のセレンディピティ―~」である。現在の日本の困難さは、今までは「頭の秀才」が支配してきたが、それは、「知識」を用いた「物まね手法」であった。物まねには知識力が必要だった。日本人の特徴は「物まねに優れた」日本人と言われた理由がそこにある、と。これからは、「個性を基礎とした創造性、思考力」「自己思考力」を持った人がリードしなければならない時代だ、と。

 秀才ではなく「頭が緩い人」の活躍する時代が来た、と。「頭の緩い人」は、知識を優先しない。経験や、思考力を活用する。「知識と思考は、反比例する。」と言い切る。創造性豊かな日本を作るには、思考力である、と断定される。思考力なら、若い人、年寄りは平等だ。

 思考力・独創性を身に着けるには、セレンディピティ―(偶然性)が活躍する、と言う。その「セレンディピティ―」を身につけるために、乱読が最も良い、と言い切る。(外山氏は、70歳を超えてからの著書が最も多い人である)

 乱読の仕方は、①自分のお金で本を買う事、②最後まで読む義務を課せない事(途中放棄、大いに結構)、③分野を問わない事(専門書から離れる事)、である。成功率10%以下で多いに満足すべきである、と。但し、読み切れなかった理由を考えて反省はすること、と加える。乱読中に、ハッと、本著と違う発想が生まれるはずだ。それがセレンディピティ―である。大切にすれば、個性や、思考力が出来る。

 日本を救うには、秀才人の知識ではない。創造性だ。「頭の緩い人」ガンバレ!!!と言う。頭の緩いボケ爺への讃歌に感動した。

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