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2013年6月13日 (木)

農産物輸出大国オランダ

 オランダは、九州程度の領地しか持ち得ていない。チューリップの産地として、日本では有名である。こんな狭い土地で農産物の輸出(7兆円以上)で、アメリカに次いで世界2番目とは、誰も気が付かなかったのでは?お隣の韓国は、早くから、パプリカ、トマトをこのオランダから人工栽培を学んでいる。

 残念ながら、日本は、50位にも満たない。農業はダサイ、とか。規制(JAがガン)も多くて参入障壁が高い。輸入品が安いから、安ければ正しい、と言う金儲けアニマル日本は、他国に頼り切っている。これも一つの考え方であるが、高い安いよりも、雇用からの正義を眺めれば、鉱工業の製造業が海外へ逃げて行って、雇用の場をなくしていくなら、農林水産でしか養えない。もちろん、観光などのサービス業はある。

 オランダの農業は、科学的技術的である。植物工場である。先ずは、タネは、X線で選別する。工場内のセンサーは、20項目以上。栽培のビッグデータから、24時間、PC一つで制御されている。しかも、土地が狭い分、上に(高層ビル化して)伸ばしている。食物商品を作る工業だ。ボケ時は、噂では聞いていたが、ここまでのビッグデーデータを集めていたとは知らなかった。工場と言うよりは、一種のICT産業である。一人のオペレータが、収穫する人の勤務、発送先も、コンピュータコントロールできる。生産効率は日本の10倍ほどである、と言う。これをどう考えたらいいのだろうか?日本の制度の全ての構造を変えなければ、世界の正義から取り残される。

<読書>

「植物のあっぱれな生き方」田中修 幻冬舎

時間、温度、温度の積算量、日照量、水量、CO2、実に正確な値(ビッグデータ)を計測して、最適な花を咲かせ、生存に命を懸けている。基本的には、植物でも、近親交配を避ける巧みな仕掛けがある。愉快な物語である。「植物はすごい」中公新書の続きである。

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