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2012年10月25日 (木)

筑波(つくば)は秋だ

 産総研(産業総合研究所=AIST)のオープンラボが在って、研究成果の展示、見学会、講演会など、盛りだくさんの行儀である。毎年、この季節に開かれている。筑波エクスプレスから、産総研までは結構、遠い。広い通りには、立派な街路樹が植わっている。その一部が、黄色く紅葉が始まり美しい。研究都市のつくば、日本を代表する研究所群が広がっている。この広大な情景を眺めるだけであれば、日本も捨てたものではない。さて中身が問題だ。

 丸1日かけて見て回ったが、約半分だ。明日もやっている、が、疲れた。ナノカーボンの研究を中心に見て回ったが、ナノカーボン事態の性質、製造はかなり成熟していているが、応用の研究が乏しい。先行き心配だ。一方グラフィンの研究が、世界と比べて進んでいない。かなり乏しい。これでは、日本は新材料で、世界におぼつかないだろう。これも心配事だ。半導体関係材料も心配だ。

 広大な敷地と設備は立派なのだが、一歩外に出ると、小さな住宅街、マンションの乱立で、研究都市のイメージは急変してしまう。このギャップが、また今日の日本なのだろう。さて、日本は科学技術強国になれるのか?ボケ爺の、心配事が、また増えた。理化学研究所は、更に一歩進んでいてくれることを期待する。

 帰りは、澄み切った夕焼けの中、南から見る筑波山が美しく赤焼けしていた。基礎筑波(つくば)は秋だ

科学の美しさに似ているのだろうか?

<読書>

「この人を見よ」後藤明生 幻戯書房

後藤明生は故人である。合掌!小生がこの作家をしたのは、多分「小説の快楽」が最初だっただろう。芥川龍之介の作品の評論的小説だった。今回は、谷崎潤一郎の「鍵」を巡る評論的小説である。同時代の多くの有名作家をも比較しながら、読書感想会の雰囲気で、解説する。解り易いし、小説だから肩が凝らない。楽しく評論が理解できる。本著は未完に終わっている。

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