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2012年10月 8日 (月)

今日は体育の日

 ボケ爺には、退屈な休日だ。障害者になってから、体育、体を鍛えることには無縁の生活だ。腹筋、腕立て伏せは不自由は無いだが、ストレッチが高血圧に悪いと言われ、止めてから益々、肉体は衰えて、だぶつき、みっともない体型の老人となっても、恥ずかしさも無く、悲しむ元気もない。周りを気にしなくなってしまえばおしまいだ。日本人は「恥」が有って(在って)初めて、品格が保たれる人種であり、多人種と比べ自主性に乏しい。せめて、脳だけは鍛えたい。それも創造性能力だが。いまさら難しい。

<読書>

「女が嘘をつくとき」リュドラ・ウカツカヤ 新潮社

ボケ爺、この歳になって女心の研究には無縁になっているのだが、目から鱗とはこういうことか。女たちの嘘は、不幸を乗り越えるため(自己保全)の生きる術であり、他人の気を引く(自尊心を守る)方法であったりするらしい。「嘘」の定義は、男と女とでは違うようだ。女では、嘘とは「作り話」程度と考えて良いのだろう。時には?だけれど。男は嘘とは、生きて行く利益を生む手段である。女にも本当の嘘はあるだろうが。

 女で嘘をつく才知に恵まれた人は、何気なく、不意に、脈略もなく嘘をつく。そこには魅惑、無邪気、可愛さ等、謎めいた女の魅力を一層引き立たせるようだ。そんな女に男は惑わされ、女はそれを楽しむために、また嘘を重ねる。女は嘘なしの人生なんて退屈で、耐えられないようだ。それにしても、創造性を掻き立てられる短編集だ。創造性を養いた人は一読あれ。「創造性欠乏症の人」に愛をこめて。

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