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2012年7月28日 (土)

4か月も続く原発反対デモ

 原発反対デモが、毎週金曜日に行われて、はや、4か月になる。4か月も続いていることは脅威だ。ジャーナリストは報道を嫌っているのか?報道がほとんど無い。日本の共同体の体制が変わり始めたかもしれない。60年安保(安保改正に反対が学生と社会人、死者も出た)、と70年安保(70年は、安保改正だけではなく、大学民主化紛争の方が大きかった)その後は、成田紛争など、過激派だけのデモは、少し続いたが、社会共同体とは言えないだろう。共同体の崩壊時代が続いていた。40年ぶりの社会共同体としてのデモが行われているように思える。

 デモが無くなって、共同体の束縛から逃れた若者たちは、個人主義に走って行った。何を訴えても「空しさ」だけが残り、自己に逃げ込んで、組織である共同体の中での個人ではなく、共同体と個人を使い分けてしまった。デモを行ってきた世代は、共同体の重要さが暗黙のうちに理解されていただろう。時代背景もさることながら経済成長の原動力となっていた。二つを使い分ける時代になって、共同体での生きがいを見失い、経済発展にも元気をなくしてしまった。それが、失われた日本の原点ではないか?と、ボケ爺は考えている。優秀な日本人の力の発散する場所が無いのだ。

 ツイタ―、フェイスブックなどの影響、と言うか、「新しい共同体」の目覚めに時代に入った感がする。「仲間意識」、「絆による繋がり」と言う形の共同体は、何か、社会に訴えることが出来る、との希望が見えて来たのではないだろうか?

 日本の良い体制であった、家族主義とか、企業への忠義心と言う共同体が、70年デモから、亡くなってしまって、日本と言う力を無くしてしまったが、「新しい共同体」は、今後の社会(政治、経済)に対し、大きな変化をもたらす原点になりそうである、と、ボケ爺は期待する。「若者よ、夢はある、夢を見ろ!」と叫びたい。

<読書>

「男の系譜」池波正太郎 新潮文庫

戦国時代から江戸幕府の崩壊までの中の人物を取り上げて、その生きざまの解説と、時代背景、そして今日の時代と対比しながら解説する、一種の思想本である。池波が、思想をここまでむき出しにして、今日の世相の批判を吐き出してしているのに驚いた。更に、男の価値観を提示した「男のリズム」や、「男の作法」とは全く違う。そんな生易しいものではない、悲痛な世相への思想書である。

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