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2012年6月10日 (日)

「企て」と「戦略」

 「企て」と「戦略」は同じ意味だろうか?しばらく考え込んだ。「企て」の中には戦略や、戦術や、計画(目的、目標)が含まれているけれど、戦略は、企てとは違うのだ。「企て」は、自分の意思で考え尽くした方策のように思える。戦略は集団(組織的)での戦いの策である。戦略は客観的でなければならないように思える。

 「「企て」の仕事術」阿久悠 KKロングセラーズ、を本棚で見つけた。「阿久悠」だったので買ってしまった。読み進むにつれ、言葉使い、展開の仕方に違和感をおぼえた。阿久悠氏は、5年ほど前に亡くなっているはずだ。作品が残っていたのだろうか?前書きも、あとがきもない。(大森博介のルポルタージュかもしれない。)

 それは兎も角として、内容には満足できた。ジョブスと通じる感性に充ち溢れている。エンターテイメントの世界も、電子製品の世界も、商品化への感性、と言うか、商品の創造への活動は、似ている、と思える。ジョブスや、ゲイツなどは、戦略と言うよりも、「企ての天才」の活動であった、と言うべきだ。

   好きな事を見つけ、それにアンテナを張って、情報を集める。好きな仕事を創作する。(ジョブスの基本である)

   長期戦略(企ての基本)、目的、目標を明確に作り上げる。一作ではヒットさせられない。少なくとも三作の道筋を立てる。(ジョブスの言う、継続は力なり。)

   顧客の時代感覚を読む。早すぎても遅すぎてもダメ。(ジョブスの言う、顧客に夢の実現に全力を挙げる。)

   人と同じ作品は作らない。(ジョブスの言う、差別化された商品を開発する。)

   NOと言う。しかし、Why, Becauseを必ず説明する。その上で、何でも引き受けて、やり抜く。(ジョブスの言う、NOを言い続けて、商品を練り上げよ。)

   「祭り」を作り上げろ。共有、共振を育てよ、となるのだろう。(ジョブスの言う、共感を呼ぶ商品を創造せよ。)

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