君の夢 僕の思考
「君の夢 僕の思考」 森博嗣 PHP文庫 を読む。読むと言うより、眺めると言った方がぴったりか?作家は、数学者でもる。だから、論理的な叙述を期待した。以下は、ボケ爺流に考えた。
嫌い: 幼少のころは嫌いな事が多かった。嫌いだと思うことで、自分を確保できた。人は、嫌いな事を一生懸命探している。嫌いがあるから好きがある。
夢: 自分に都合がいいことを適当に見つける。夢は逃避からの、思い込みだ。そんな生きからしかできない。
矛盾: 矛盾を許容すれば、優しくなれる。
後悔: 他人を信じた事、他人を愛した事、他人を許した事、そのわだかまりの余韻。
摩擦: 摩擦があるから立っていられる。摩擦が無ければ、転んでしまう。
目的: 人生は、目的なんてない。目的が無い事が重要だ。
人間: 人間だけが、悲しくても笑える。嬉しいのに、泣ける。
愚か: 見なければ考えられない。見ても考えないのはさらに。
鈍感: 鈍感は強い。武器である。攻撃的な能力になる。
愛: 他人に干渉されたい。弱くなる。
弱い: 他人の干渉を期待している。自己の存在を求める。思考の範囲を限定する。
孤独: 雑音の中にあってこそ、孤独を感じる。だから都会は孤独、好きだ。
財産: 友は財産だ、と考えた事は下品な教訓だった。
評価: 得損、成功、失敗、良い悪い、等、いずれも本人の評価でしかない。
不安: 人間にしか持ち合わせていない。だから、服を着る、籠る、家族を造る。壁を造る。
知者: 解らない!と叫べる人。解らなくて、泣く人。
人間の本質: 仕事の為に生きているのではない。仕事をしないために生きる。
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