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2010年12月 9日 (木)

消えるグローバル人材

 長期停滞ではなく、「世界の変化に追従できていない日本」は、頑なに内向きで閉鎖的だ。イノベーションが期待されているが、日本の学者を始め、偉い人々は「モノ作り日本」だけしか言えない。モノ作りは手段であり、目的では無い。知識労働集約時代であり、その効率化の時代である。

 世界での日本の位置づけは、2009年で、17位、2010年で、27位まで下がってしまった。三十年間で、日本の存在は著しく下がってしまった。底が見えない。ハーバード大学への留学は1997年で、日韓中はほぼ同数であったが、2010年には、日本は半数に減る中、韓国は日本の3倍、中国は日本の5倍と伸びている。当然、世界で活躍できる人材は減ってしまう。世界の変化の要因も理解できない。

 「日本企業は自分で作ったものを、まず日本で売る。」「韓国企業は、世界の顧客が望む物を、自分で作る。」と、世界情勢の分析の違いが著しい。情報を収集する力は、日本も、他国も変わらない。しかし、変化の要因を分析をし、「何を目的、目標にすべきか?」の知恵の発揮に違いが出ている。

 日本IBMの北城最高顧問は、「技術革新の源は大学改革にある。」と豪語している。「イノベーションを生み出すには、大学が変わる」ことだ、と言う。学生の権限強化が必要だ、とも言う。相変わらず、教授会が権限を持ちすぎている、と忠告している。つまり、研究の評価が正しく行われていない、ことが最大の課題だとも言う。科学技術研究の評価は、難しいが、重要だ。

日本の権威のある大学は、海外からの留学生が増えることに、あからさまに抵抗をしている。日本からの脱出もしない。内向きだ。今年のスパコンは、中国が第一位、第三位と躍進著しい。使っている素子は、アメリカの「テスラ」GPUを活用している。この力は、アメリカで学んだ結果だ、と言う。

 ボケ爺は思う。日本には、イノベーションが必要で、そのためには、知識価値労働者の時代だ、と本当に自覚して、内外の人たちの労働体制、構造を正しく導かれなくてはならない。果たして本当に解る人がいるのだろうか?残念な時代で、国だ。

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