哲学入門
ボケ爺、恥ずかし性格を沢山持っているのだが、その中でも、弱い言葉の「哲学」に憧れてしまうのだ。劣等感の塊に、「熟慮」が出来ない、がある。簡単に言えば、「おっちょこちょい」なのだ。それを解消すために、哲学何とかの本は買いあさった。岩波書店から発行させる哲学全集ものは先ず揃えた。が自慢ではないがほとんど一巻目しか読んでいない。理解できないからだ。
「週間東洋経済 第6278号」「実践的「哲学」入門」特集が発行された。ボケ爺、当然すぐに手に入れた。タイトルが「ビジネスパーソンのための「政治哲学」の解明」、となっている。ビジネスと哲学。政治と経済に哲学が必須である、と言う。イデオロギーではないと言う。政治も経済も哲学を持たなければ、世界の現象が読み取れないと言う。ところが日本の多くはそれが無視されているから、政党が変わっても、節操のない方針、ねじれ現象、紆余曲折し、朝令暮改になってしまう、と言う。信念が無いだけではない、哲学(思想)を持ち合わせていない、と断言されている。
現在を紐解くには、リバタリアリズム、リベラリズム、コンサバティズム、コミュニタリアニズムの4象限に分離できる、らしい。自分の思想が何所に位置しているかを先ず自覚しなければならないと。各党のマニフェストが何所に位置しているかも理解しなければ、政治も経済も語れないとも言う。民主党内でも、だからか、マニフェストの内容が思想から出来上がっていない。だから人が変われば、ダッチロールする。
混迷の思想は、日本だけではなさそうだ。だが、アメリカはその危機に敏感である。マイケル・サンデル教授の「これからの「正義」の話をしよう」が国民を啓蒙している。ティナ・シーリング氏の「20歳で知っておきたい現代を生き抜く実践哲学」も話題である。日本では、「哲学カフェ」なるサロンが開かれて暑い議論が進んでいるらしい。ボケ爺も参加したいのだが。
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