インデアンサマーと寒い日々
今週は気温の高低が激しく、ボケ爺には厳しい一週間であった。9日火曜日は20℃近く、小春日和、となった。アメリカでは、インデアンサマーと言うらしい。今日の土曜日は、4℃で、汗をかいた日があり、体を震わせたり、忙しい。
待ち合わせ時間に、地図を追っかけて、近くの人に聞きながら目的地に急いだのだが、結果はなかなか見つからず、倍以上の距離を小走りで、行ったり来たりしたために、今年初めての大汗をかいた。ハンカチが夏場のように、搾ると汗がしたたり落ちていた。
今日は、甲州街道も静かである。寒い雪交じりの雨の中、出かけるところもないのだろう。仙川の街では、喫茶店の窓からの風景は、通り過ぎる人々が少なく、静かで寂しい、しかし、なんだか優雅な時間を満喫していた。しかし、お昼近く、近くの高校の試験が終わったのだろう親子連れがドーと押し寄せて、優雅さは一瞬の内に吹き飛んでしまった。眠気からさめた時の不愉快な心地であった。
この寒さに、さすがの早咲きの梅の花も、心持震えているように見えた。今のボケ爺の心境と同じかも。
<読書>
「侠客」池波正太郎 新潮文庫
現在のサラリーマンの組織構造の苦痛を描いているように思う。人間性は組織と言う縛りによって、変化してしまう軟さがある。否、弱さがある。組織の立場は、人間性を変えてしまうのか?組織ごとの立場、立場で発言、行動が出来てしまう。そんな中、気骨の或る人がその拘束に従わないように努力しても、周りの人々は勝手に組織原則に従ってしまい、少数意見はかき消されてしまう。そんな苦悩をうまく描いている。
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