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2010年2月28日 (日)

二月は逃げた

 二月は逃げると言う。1ヶ月が早くも終わりを告げた。この1ヶ月、ボケ爺、毎日、730分家を出て、ラッシュアワーの通勤を繰り返した。さまざまなことを経験した。

この痛勤電車は、日本を弱体化している原典だと思うようになった。あまりの混み具合に、小競り合いがいたるところで起こっている。つまり、「この野郎!」と不機嫌で頭が一杯なのだ。「日本のこれからは?」はなどとてもとても考える気になれない。

若者は、二つに分かれるようだ。汗を流して踏ん張っている者、イヤホーンで音楽やゲームで、周りを気にしていないかのように、揺れに任せているかのような者、である。年寄りは、さすがに伊達で歳をとっていない。頑固に自分の空間を確保しようと、我儘に振舞う者、若者以上に、他人に体を預け優雅に揺れて、サーフィンのように楽しんでいる者、のふた手に別れる。いずれにしても満員電車は「アホの壁」の全てである。そのアホに女性専用車両にワザワザ乗らずに、「痴漢!」だと騒ぐ女性が居る。

社中の過ごし方では、携帯、音楽鑑賞、ゲームが多数だ。しかし、着実に文庫本を読む人が増えている、と思う。ご婦人を中心として、中年からの男性も増えている。漫画本の若者よりは確実に多い。よき現象だ。ボケ爺は疲れて、文庫本も読めなくなっているが、頑張ろう、と思う今日この頃で、二月の〆日である。

<読書>

「世界を知る力」寺島実朗 PHP新書

ボケ爺は、日本人の最近の世界観は、益々閉鎖的になっていると思うことが多い。世界生活が長い著者は、そんな日本人へ警告をしている。内容は全く同感と言える。多少の不満は、日本組織内からの見方であり、現地からの見方ではない。

アメリカ一辺倒のここ60年から、如何に脱皮できるかが大きな課題であろう。アメリカは昔から中国を気にして戦略を考えてきた。米中戦略のみである。日本は「どの国からも嫌われている」事を日本人は知らない。アメリカからも、韓国、中国、東南アジア諸国からも、好かれていない。日本無視は、ヨーロッパ、インドである。嫌われ者の日本は如何に生きたら良いのか?韓国は確実にユダヤ化の道を選んでいる。さて、アメリカ、中国の二強の中で、日本は?この著書の中で、考える必要がある。

さらに考えに、これからの世界戦略の基本資材は確実に変わっていることを考慮すべきである。

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2010年2月27日 (土)

春一番

春一番とともに、春到来かと思わせるこの一週間であった。コートを脱いで、街に出た。実はこのボケ爺、花粉症持ちである。敏感にセンサーは確実に働いている。昨年までの5年間は韓国で過ごしたので、花粉症から逃れられていた。歳をとって、体力や、気力は衰えるのに、花粉症の感度性能は衰えていない、不思議なものだ。

庭の白梅も確実に開花してきた。年々、繰り返す平凡な出来事に感動する心だけは残っているようだ。しかし、こんなに、ボーとして何もしていなくて良いのか、と思うこともある。昨日も、少々お酒を頂いたのだが、疲れだけは確実に翌日に持ち越すように出来ている。今年も、鶯はボケ爺に会いに来てくれるのだろうか?

<読書>

「不実な美女か貞淑な醜女か」米原万里 新潮文庫

古本屋で手に入れたのだが、こんな良書に出会うのは、とても得をした気になる。ボケ爺の事だから、表題につられて買ったことは確かだが、著者にも期待していた。この著者は期待を裏切らない。翻訳者は一般には文章はうまいと言われているが、特に米原は、トップクラッスで、男のような文体で切れがいい。もう一方に、須賀敦子がいる。正反対の繊細で、可憐な美文体である。

 ボケ爺も韓国で同時通訳を介しての会話が多かったせいで、この米原さんの体験は身に沁みてよく理解できる。通訳しだいで、提案が採用されたり、没になったり、波乱万丈である。通訳は一瞬の出来事である。「不実な美女」が良いのか?「貞淑なブス」が良いのか?

難しい質問だ。私の周りには4人の同時通訳者がいた。正確に着実に硬く訳する美女がいて、ボケ爺の一字一句を翻訳してくれるが?ある人は、意訳も意訳で、「おいおい、もう少し威厳を持って訳してよ」と、結果はそれが良かったりする。経験から、通訳の場だけでなく、平時からの日常会話を繰り返しておくことが肝要だと結論できる。人には癖があり、用語の使い方に微妙な違いもある。それを知って、こちらも対処しなければならない。同時通訳しだいで、成果の出来高が違ってくる。

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2010年2月22日 (月)

会津田島

 今日は会津田島まで出かけていった。ネットで、生き方を何度も検索したが、どうしても、我が家から、4時間半はかかってしまう。特急とか、新幹線とかと無縁の場所らしい。

福島まで来てくださいといわれて、「ハイ」と言ってから、会津田島と聞いた。北千住から、東武伊勢崎線で、区間快速に乗り、28駅目である。途中、新藤原で、会津鉄道に変わり、終点が目指す会津田島である。その間、鬼怒川温泉、川治温泉、と温泉名の駅が多い。会津鉄道に入ってからが、雪国である。雪は、まだ深いが確実に溶け始めている春を迎える準備に入っている感じである。

 雪の平原は足跡一つない純白であり、木々や、つた類に絡まった雪の残景はカメラがあったら収めて置くべきであり、絵になる世界が繰り広げられていた。久しぶりに、軒下まで積もった雪国を見た。よく通っていた新潟の

長岡市

街地を思い出していた。

 東西の山々に囲まれたわずかな田畑の間を抜けて走るジーゼル車には、年寄りの登山客や、観光客が多い。会津若松まで出かけてラーメンを食べるのだと、地域案内に見入っている若者もいた。新藤原だったかで、弁当売りがやってきた。いい声の持ち主であったが、70歳は越している。腰は少し曲がっていた。すぐに売り切れていた。

 仕事人は、ボケ爺ぐらいだ。何所までも、ワーカーホーリックだと、苦笑いである。

<読書>

「アホの壁」筒井康隆 新潮新書

バカの壁の二番煎じかと、柳の下にドジョウが二匹はいない?と、思いつつ、ボケ爺は、バカとか、アホを自称しているだけに、気になる。また著者も気になった。「人間は考えるアホである」と言う。アホの仕組みはうまく分類されている。結論は、アホには、治す薬がない、と言う。こうなればアホを徹底するしかないのだろうか?満員電車に乗れば、大アホほど威張っている。ジャーナリストは、アホ達の政治をアホの上塗りの政治批判をしている。

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2010年2月14日 (日)

バレンタイン

 晴れるといっていた予想も、すっきりとは晴れない。折り畳み傘を持って出かける。韓国から一時帰国した人との情報交換のためである。待合場所の喫茶店は、日曜は休みらしい。携帯で待合場所を変える。携帯のおかげで、ボケ爺でも待合が叶った。小田急ハルクの地下のケーキセット850円の喫茶店にした。ほぼ満員であったが幸運にも一席が確保できた。若い女性のカップルが多い。何処か。結婚式が在って、その帰りか、これからパーティーに出かけるのか?正装している人々もいる。

 今日はバレンタインの日であるから、多くの女性は、男性への告白で忙しく、こんな喫茶店でたむろしているとは思ってもいなかった。帰りに近くの店を覗いてみたが、圧倒的に女性たちで占領されている。草食系男性は振り向かれないのだろうか?日本男児頑張れ!とエールを贈りたいが。今日の早熟で強い女性には閉口するのだが。

 西口の地下イベント会場では、Shinjuku Fashion Mode Showの表彰式に遭遇したが、観客も圧倒的に女性が多い。こんなことにボケ爺が、気に病むことは可笑しいのだろう。路地には、かん高い呼び声の売り子が売れ残りのチョコレートを売り込んでいるが、さすがに買って行く人はいないようだった。誰からももらえないボケ爺がそっと買ってあげればよかったかな?

<読書>

「黒い家」貴志祐介 角川ホラー文庫

 際四回日本ホラー小説大賞に加筆した作品で、映画にもなったようだ。生命保険をめぐるトラブルを中心としている。そこに、人間の非情さを、心理学的展開も加えられている。生命保険が生む人間のひずみは暇がない。事件が多い、多くは人間性を歪ませる。大きな犯罪の巣となっている。人間性の歪に非情に緻密な作品である。

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2010年2月13日 (土)

インデアンサマーと寒い日々

 今週は気温の高低が激しく、ボケ爺には厳しい一週間であった。9日火曜日は20℃近く、小春日和、となった。アメリカでは、インデアンサマーと言うらしい。今日の土曜日は、4℃で、汗をかいた日があり、体を震わせたり、忙しい。

 待ち合わせ時間に、地図を追っかけて、近くの人に聞きながら目的地に急いだのだが、結果はなかなか見つからず、倍以上の距離を小走りで、行ったり来たりしたために、今年初めての大汗をかいた。ハンカチが夏場のように、搾ると汗がしたたり落ちていた。

 今日は、甲州街道も静かである。寒い雪交じりの雨の中、出かけるところもないのだろう。仙川の街では、喫茶店の窓からの風景は、通り過ぎる人々が少なく、静かで寂しい、しかし、なんだか優雅な時間を満喫していた。しかし、お昼近く、近くの高校の試験が終わったのだろう親子連れがドーと押し寄せて、優雅さは一瞬の内に吹き飛んでしまった。眠気からさめた時の不愉快な心地であった。

 この寒さに、さすがの早咲きの梅の花も、心持震えているように見えた。今のボケ爺の心境と同じかも。

<読書>

「侠客」池波正太郎 新潮文庫

現在のサラリーマンの組織構造の苦痛を描いているように思う。人間性は組織と言う縛りによって、変化してしまう軟さがある。否、弱さがある。組織の立場は、人間性を変えてしまうのか?組織ごとの立場、立場で発言、行動が出来てしまう。そんな中、気骨の或る人がその拘束に従わないように努力しても、周りの人々は勝手に組織原則に従ってしまい、少数意見はかき消されてしまう。そんな苦悩をうまく描いている。

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2010年2月 7日 (日)

春一番か?

 昨日と比べて、暖かくなってきた。風が強い。しかし、春一番にしては、まだ寒い。睡眠暁を覚えずといって、じっとしていると、ガラス越しの部屋では、思わず、ウトウトしてしまう。食べては寝ているとメタボに逆戻りをしてしまう恐怖から、散歩に出る事にした。

 成城学園の駅ビルにある三省堂から版画の案内が来ていたので、出かける。チャーリーとの散歩道をたどりながら、のんびりと、成城学園まで、40分ほどの散歩である。調布駅までが55分だから、それよりも遥かに近いことになる。周りの風景は、そんなに変わってはいないが、マンションが増えたかもしれない。古本屋がある。美術書、哲学書が多い店である。そこで1時間ほど過ごした。欲しい本が何冊か見つかったが、結構高額なので、次回までに再考する事にした

 駅近くにあるスパー成城石井は賑わっている。今、スパーの市場の位置づけに成功して成長著しい、と言う。駅が地下にもぐったので、開かずの踏み切りは解消している。焼き鳥り屋、隠れ家炭焼き屋も健在だった。

西側の道から帰ることにした。国分寺崖線の高地から見る夕焼けは、赤富士もくっきり飛び出して周辺を真っ赤に染めている。玄関先には5台ほど車が並ぶ樫尾邸は健在である。

成城テニスクラブはまだ存在していたが、成城グリーンゴルフ(撃ちっぱなし)はすでに、マンション街に生まれ変わっていた。その近くには多摩川の支流の野川が流れている。そこにあった、サッポロビールの野球場、テニス場は更地に変わっていた。チャーリーが時々迷子になるところであった。

 野川では、ジョギングをしている人が多い。チャーリーの好きな散歩道であった。

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2010年2月 6日 (土)

構内サーフィン

 今日は寒い。窓を開けると、モグラの土盛が又増えている。春は確実に来ているのであろう。先日は、東京として積雪を経験したばかりである。その時に、1mほどの常緑樹だけれども、ピンクの小さな、小さな花がつけている木が雪の重みで横倒しになっていた。が、立ち直っていて、さらに沢山の花を着けている。朝日に映えて、意外に美しい。

 最近は、ネットサーフィンがほとんど出来ないし、新聞を読むことが無くなった。その分、満員電車に如何に乗り込むか?乗り込んだ満員の中で、如何に楽に過ごせるかをいつも考えている。さらには、駅の構内、プラットフォームなどで、混雑の中、人を掻き分ける構内サーフィンがうまくなるように神経を使っている。だからまともな考えが出来るわけがない。当然ブログのネタがなくなる。混んだ中では本も読めない。

 毎日、多くの方と面談する機会に恵まれて、忙しく過ごせている。お会いしていただけて、ありがたい。机に座ることも少なくなって、専門書を読める時間が無くなっている。こんなことでいいのだろうか。定年後は、手仕事を身につけようと、思っていたが、未だに手が出せていない。これでいいのかと悩みこのごろである。

<読書>

「寒椿」宮尾登美子 新潮文庫

語り口のような文体は、宮尾登美子独特である。美しい文章となっている。4人の女性のそれぞれの一生の過ごし方と、人格など、展開に考えさせられる事が多い。

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