漆工芸(ジャパン?)
帰国した当時は寒波が押し寄せてどうなる事かと思っていた。田舎のお袋が、入院しているので、見舞いに行った。以前のような危機的状況は脱したようだ。その時の新幹線からの車窓は、富士山が、その寒波のおかげで美しく観えていた。
平塚市
日本の誇る工芸品に、「漆」をあげる事に異存を挟む人も少ないと思う。漆は又の名を「ジャパン」、とも言われると言う。タイミングよく、「漆の文化史」四柳嘉章 岩波新書が発売になった。ボケ爺はITと日本工芸(美術)とを結びつける新しい美術に挑戦しようと思っていることは、すでにこのブログで告白している。その中から、漆に大変に興味を持っている。自然な有機接着剤でも在り、塗装剤でもある。縄文時代からの工芸である。
そんなことを風潮していたら、首都大学東京、社会科学研究所の方から、「伝統産業におけるイノベーション:株式会社阪本乙造商店の事例」と言う論文を送ってきてくれた。阪本乙造商店は漆工芸を産業化、工業化に挑戦している姿が、鮮明に述べられていた。美の付加価値と、環境課題の解決から、この漆が工業化でイノベーションの中心になること、ボケ爺、請け合いである。更なるチャレンジに心強い味方を得て、楽しみが増えてきた。
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