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2009年9月 9日 (水)

失われてしまう20年

失われた10年といわれて久しいが、回復したと、調子に乗っていたら今回の経済危機である。日本のバブル崩壊から10年は長かった。やっと成長期に入ったといって、トヨタ様に踊らされて安心して何もしてこなかった。アメリカの需要に酔っていたことになった。今回の経済危機で、日本が最も悪い経済指数を示したことではっきりした。

 改めて回復していたというGDPを調べると、実質成長率が平均して約1%強と言うことである。1%との中身をよく見てみないと分からないにしても、心細い成長率であった。改めて、強欲なアメリカ借金消費の恩恵であったことが分かる。

 その間、本当に日本の将来についての長期戦略を検討、議論していたのだろうか、今回の経済危機においても、内需拡大?中国に頼るべきだとか、政策議論はされているが、本当の意味での過去の検証がなされているとは思えない。経済成長路線を優先するのか?福祉国家を優先するのか?中間解は無いであろう。

 曖昧な日本人の特徴である理論(ロジック)嫌いからだろう。つまり、目的と手段とを一緒にしてしまう論理であるし、戦略と政策を一緒にしてしまう論理力しか持ち合わせていないからだろう。小泉時代から、麻生時代まで「政策論」しか検討してこなかった。何故か、の目的論(戦略論)が無かったからだろう。愚痴は止そう。これ以上、無力な国になりたくはない。民主党に期待したい。若手には論客がそろっている。年寄り連中が、派閥闘争、足の引っ張り合いをしないことを願う。ジャーナリストにも言いたい。揚げ足取りや、喧嘩をあおるような記事は避けてほしい。論理力では、小室直樹の諸著書を読み直すべきだ。

<読書>

「恋ほおずき」諸田玲子 中公文庫

難しいことを考えた後の読書では、愉快な本がいい。諸田の作にしては、素直なストーリーである。多くはなぞめいた複雑な物語が多いが、本著はストレートです。気が紛れます。創造性と文のうまさは、冴えている。

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