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2009年9月27日 (日)

最後でアクシデントか?

 昨日はロスで仕事と言えども、面談の相手が、なんと、ボケ爺と同じ企業勤めの過去を持っていた。懐かしい戦友の名前が飛び出してきては話が中断して、打ち合わせに結構時間がかかってしまった。彼の名前が「Tanaka」となっていたので、日本語で話が通じると持っていたが、4世でハワイから3世の親とともにロスに移り住んでいると言う。昼食に日本食がいいだろうと、「さぬきの里」に連れて行ってくれた。彼に、さぬきの名物の話をしたら、鍋焼きうどんを注文した。てっきり、解っているものと思ったが、猫舌で、もてあまして、ボケ爺のカツ丼を羨ましく眺めていた。

 昼のフライトで帰国になる。少々、気が緩む。今までの工程では、問題は発生していない。珍しいことである。ホテルで時間を過ごすよりは、ラウンジで暇つぶしをしようと、予定よりも1時間ほど早く空港に行くことにした。シャトルバスが、アメリカンのターミナル4で、停車違反をして、ポリスに捕まった。ほんの50mの違いである。確かに混んでいたので、ドライバーは親切にも無理したのだが。結果はドライバーの負けであって、20分のロスである。

 ターミナル7のボケ爺の目指すターミナルに到着、ドライバーが「お願いだ、ティシュペーアーに、規定のところに止めることが出来なかった、と書いてくれ」と、ボスに言い訳がしたいとの事であったが、ボケ爺、可哀相だとは思ったが、「英語ができないので、書けない」と、チップを5ドルもあげてしまった。

 自動のチェックイン(アメリカは、早くから自動化が進んでいる)をすると、「あなたの便はKorea airに変わっています。」と、何度試みても同じ結果である。長い列に並んで、チェックインカウンターで、やっと搭乗手続きが出来た。さらに30分遅れである。「どうして、Korea airが表示されたのか」と聞いたが、「知らない!コンピューターに聞いてくれ」と、そっけない。これがアメリカンだ。

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2009年9月25日 (金)

サンフランシスコ空港にて

 シカゴの乗り継ぎも無事に過ぎて、サンフランシスコへの機上では、フライトは順調との事で、40分も早く到着するとのアナウンスがあった。アメリカは広い。シカゴから、サンフランシスコまで、約4時間強のフライトである。

 ジョージア・アトランタの西部では洪水で、大変な状態だ。カルフォルニアの南では、乾燥、高温で、山火事で大変な被害が出ている。コロラドスプリングでは、早くも初雪で、しかも、大雪だそうだ。G20のニュースが賑わっているが、良く理解できない。UVランプでの皮膚を焼くのは、皮膚がんになる可能性が高く危険である、とTVは連日騒いでいる。

 久しぶりのサンフランシスコ空港である。晴天で、乾燥していて、適度な温度で、快適である。こんな住みやすいところは無いだろう。いつものごとく、ルート101は混んでいる。今回のホテルはエル・カミーノ沿いにある。懐かしい道路名である。スタンフォード大学もこの道路沿いにある。シリコンバレーもルート101と、このエル・カミーノを中心に、周っていたことを思い出す。インテル、アップル、HP研究所、AMDなど、懐かしいメーカーや研究所を思い出す。チェックインして、外に出てくると、もう、寒いぐらいに気温は下がってきている。夏でも寒いほどだから、当然だ。レッドウッドと言う大木は元気に青々として聳え立っている。このあたりに永住できるといいのだが。退職してしまえば、次は何時来られるだろうか?その機会は無いのかもしれない。

<読書>

「阿修羅のごとく」向田邦子 文春文庫

普段の生活を違和感無く、さらりと書き上げる力は、向田邦子をおいて居ないのではないだろうか。どこにでも転がっている話が、面白おかしく、さらにハラハラさせる場面があり、緊張の連続である。それにしても、向田の作品に出てくる男は、何時も女に守られている。ボケ爺も向田の作品の中に埋没できるなら、どれだけ幸せだろうか。

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2009年9月23日 (水)

ケンタッキー州ルイスヴィルにて

 ルイスヴィルで、3日が過ぎた。おかげで、お腹の方は、一日で終わり、あくる日から、いつもと変わらず食事を食べている。天気には恵まれず、毎日雨に見舞われている。疲れたので、6時半にホテルに帰ってきたものの、一人では食事をする気にならない。雨も降っていないし、ジョギングに出た。

大河の名前はオハイヨ(Ohio River)と言うらしい。川岸には高速道路が走っている。広い芝生の広場に出た。殺風景だが、ジョギングには向いている、何かが光ったようで後ろを振り向くと、真っ黒な雲がそこまで迫っている。あわてて、高速道路の下に戻った。一瞬の差で、豪雨が襲ってきた。アメリカの雨は一滴が格別大きい。さらにシャワーのような、滝のような降り方は、恐怖を感じる。橋や、川向こうはすでに見えない。TVでは、雨にあう可能性は、今夜は50%と言っていたが。

 諦めて、座り込んで、濡れている川面眺めていた。鳩が二羽、夫婦なのか、カップルなのか、隣に舞い降りた。びっくりして、立ち上がったが、カップルは、一方が、座り込んで、一方は立っていたが、ずぶぬれである。それだけでない、一緒に居た30分、ビターと全く動かないのだ。しかも、よりによって斜めの足場が悪いとこに。よほどショックを受けたのか。

 ルイスヴィルは、コンビニが無い、スターバックスが、一軒だけである。2時間も歩けば、一周できるほどである。競馬がレキシントン同じように有名なようだ。カーディナルスの本拠地か? UPSの本拠地でもあるようだ、そう言えば、空港にはUPS貨物飛行機が、十数台、待機していた。

<読書>

「吉原御免状」隆慶一郎 新潮文庫

作家はサラリーマン時代が長かったのであろう企業人の含蓄がいたるところに散りばめられている。さらには、史実の不明なところにフィクションを旨く生かしている。そんな創造力に、完全に感服である。森鴎外の小説のように、現在の企業小説を読むより面白い。語録、含蓄集をまとめてみたくなった。

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2009年9月20日 (日)

一日機上の人

1)     シカゴ・オヘアインターナショナル空港

アメリカが誇る、大きな空港の一つである。少し早めに到着したので、港内電車に乗って、ターミナル1に移動。比較的簡単に入場、コンコースCまでの移動は遠い。登場まで40分ほどの余裕が出来たので、レッドカーペットを借りる。ここの内容も変わりがない、殺風景なラウンジである。それにしての激しい揺れであった。インチョン・成田は、台風の影響で仕方ないとしても、成田・シカゴも、揺れは激しく続いた。その分、余裕が出来て、こうしてラウンジで休めることは、旅の疲れを癒してくれる。贅沢は言えない。

2)     ルイスヴィルまでの雲上

ルイスヴィルへの空の上は、夏雲と、秋雲の中を滑っている。地上は、いまだ青々として、秋を感じるほどではない。残り2週間で、まったく違う紅葉に覆われることだろう。雲上は空気が確実に冷えてきているのだろう飛行機雲がはっきりと東西南北に出来ている。

3)ケンタッキー、ルイスヴィル市は、一度も着たことが無い、は嘘で、隣町レキシントン市にはよく訪れた。その時多分、土日曜の時間が出来た時に、レンタカーで、3時間か4時間かけて、この街に来て何も無い、失望した事を、十分な水量をたたえるこの巨大な橋で思い出す。明日からの会場の下見で、街に繰り出した。インド人の祭典が小さな公園で行われていた。7時半だと言うのに、まだ明るい。屋台があって、カリーが販売されていたので、夕食の代わりと、カレー好きのボケ爺は、つい手を出してしまった。躊躇したのだが、食欲には勝てない。案の定、1時間ほどたって、腸が激しく踊り始めた。下痢が始まったのだ。胃腸の掃除には丁度いいのだが、おかげで一晩眠れなかった。

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ラウンジにて

1)19日;インチョン空港

 インチョン空港は、9時15分に到着した。第一コンコースは買い物客で一杯だ。それだけ店が多いと言うことだ。第二コンコースが出来ていることは、昨年に知っていた。第二コンコースの方が、店が少なく、落ち着けるように作られている。ラウンジは、暗く、人が少なく、同様に落ち着ける。ユナイテッド航空のスターアライアンスのアシアナ(韓国)のラウンジである。韓国空港のラウンジには、必ず、辛カップラーメンが置いてある。今日の朝食は抜いていたので、早速、辛ラーメンを頂いた。さらにサラダがおかれていることも特徴かもしれない。当然頂いたが、ナカナカ美味しい。さらには、お菓子も豊富である。

2)トランジェント・成田

 UAのラウンジである。何度利用したか覚えていない。随分と古くなってしまった。成田空港の第一ターミナルは、アメリカ陣営に乗っ取られてから久しい。今はANAが移ってきている。ミルクチーズと、クッキーを何時もここで頂いて、アメリカでの朝食に、活用させていただいている。メニューは開店以来変わりがない。ファーストクラスでは鮨が食べ放題だが、最近、ビジネスクラスにお稲荷が登場してきた。果物はリンゴとバナナである。3時間もの空き時間は退屈である。改造されたコンコース内を散歩に出た。所狭しと、ブラント店、フードコート、お土産屋が並んでいる。ブランド店は価格札が無い。客引きが待っている。恐ろしくて入れない。ボケ爺と同じ感覚のヒトが多いのだろうか、客はほとんど入っていない。これで商売が出来るのだろうか?経済危機以後だからだろうか?

 シカゴでは、繋ぎの時間が短いので、きっとラウンジには寄ることはできないだろう。

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2009年9月19日 (土)

グローバル氏の行動

 グローバル化を小泉・竹中内閣は、暴力的に行ってきたが、その結果、「格差」が増えたと、国民は騒いでいる。グローバル化を急いだ国は、格差が激化している。経済の回復もうまく行っていない。それは当然かもしれない。旧来の経済構造のままの上に、金という「ふりかけ」だけでは、白いご飯は基本的に変わってはいない。

 格差を是正したければ、グローバル化を遅らせるしかない。これで日本は存在できるだろうか?政権交代で、与党となった民主党は、内需拡大を詠っている。これで本当に経済回復が可能だろうか?今のままであれば、生産は益々、海外に行ってしまい、雇用安定は図れない、内需もなくなる。

 天然資源の乏しい日本の内需の拡大の手法は、ただ一つ、金融立国を目指す方法しかない。出来るのか?どうしても、凶暴なグローバル化に立ち向かわざるを得ない、凶暴なグローバル氏に勝たなければならない。

 国の政策は、国内で、生産、製造できるような国作りが必要だ。そのためには、規制緩和は基より、税制の緩和、労働規制に緩和、移転税制の見直しなど、新しい内閣に要望したい。

 経済界は、それの待っているばかりではなく、新しい、産業創出、イノベーションに取り組んで、新しい経済施策を自ら打って出ないといけない。未来を語らなければならない。グローバルで勝てるような商品を生み出さなければならないし、経済構造、経営構造、手法も開発していかなければならない。経営者もサボっている。皆様はどう思われますか?

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2009年9月18日 (金)

米百俵の精神を願う。

 政権交代が実現した。歴代の首相は何をして来たのだろうか?小渕内閣は、10兆円の対策を打ったが、失われた10年と、借金の世界一位となった。しかし、日本経済は、旧態依然とした既得権に縛られていた。そこに、小泉内閣が、「自民党をぶっ壊す」、と、日本経済のグローバル化の施策を行ってきた。麻生内閣では、14兆円プラス5兆円ほどのバラまきを始めていた。ばら撒きでなく、米百俵(山本有三ではないが)の精神に基づいた政策に期待する。

 根本的に、教育への公的支出を増やす必要がある。日本の初中教育支出はGNP比、2.1%、OECD諸国の中で下から3番目。フィンランドは4%。高等教育では、日本はGDP比0.5%、OECD平均は、1.1%、であるらしい。日本が以下に少ないか、よく分かる。

 野党自民党は。今回の教育費増額に対し、与党民主党に、バラまきだといっている根拠がない。どうしても、公務員の削減、無駄な公共投資、無駄な官僚の霞ヶ関の地方支局、関連機関の削減に、それに天下り人件費など削減すれは、財源の確保は可能である。

 ボケ爺は、政権交代に大いに期待をしている。

<読書>

「新解さんの謎」赤瀬川原平 文春文庫

新明解国語辞典の単語を引きながら、意味の内容を吟味している。内容はすごく濃くて、辞書とはこんなに面白いのかと、感心する。当然著者卓越した、日本語力によるのだが。辞書は、一緒の随筆である。

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2009年9月15日 (火)

己を知ることの難しさ

 「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」は孫子の兵法での基本である。どの企業も、スポーツなど競争しなければならない宿命に、この基本がある。だが、相手の本質を見極めるのは難しいことである。ボケ爺も未だに正しく判断は出来ない。

 間違いの多くは、敵を過大評価したり、過小評価したりするからである。敵を過大評価するのは、後発企業が陥りやすいワナである。欧米に未だに劣等感を抱いている日本はその代表である。サッカーのオシム元全日本代表監督曰く「日本人は研究熱心が故に、相手を過大評価してしまう」と言う。その癖は、「模倣するから自由を奪ってしまう」「独創的なアイデアを殺してしまう」で、過大評価が日本の弱体を露呈している。

 敵を知る前に、己を知ることが肝要であるが、難しい。敵を過小評価してしまう傾向は、敵を敵として認知したくないとの、人間心理から来る、と思う。先発優位に居る立場が陥りやすいワナである。日本は韓国企業を、あるいは韓国のスポーツを、心理的に認めたくなく、軽視している。だからほとんどで、負けてしまうこととなった。特に日本の電機メーカには顕著に現れている。

 新興企業や、異業種参入者は、異なる戦略で、異質な市場セグメントで攻めてくる。相手を異質だと思い込むと、冷静な判断が出来なくなってしまう。敵を知るとは、「生存環境の危機」を知ることである。己を知るということは、「異質な相手でも自分の生存仲間」と認知する事から己を分析、判断する事だ。

<読書>

「旅ゆけば俳句」江国滋 新潮文庫

まさに俳句旅行であるが、同時に、美味いものの食べ歩きでもある。こんな優雅な生活をして、本が書け、お金がもらえるには、作家家業の冥利に尽きると、言わざるを得ない。実に中身は濃いのだが、いささか羨ましさの妬みで、読み飛ばすことが多い。

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2009年9月13日 (日)

秋が始まった

 9月7日は白露であった。朝露に濡れて白くなる、初秋の到来を告げる、ところから来た言葉らしい。その日を待ったかのように、朝夕の気温が下がってきた。昨日は朝から夕立ではないが、雷雲がやってきて3時間ほどの豪雨があったがその後は一段と冷え込んできた。今日は朝から天気がよい。空には綿雲、その奥には鱗雲と、秋の雲が楽しく遊んでいる。

 散歩に出かけると、道路とか、一寸した広場には、韓国の風物詩、からしの天日干しが始まっている。キムチ漬けに使うのだろう。真っ赤な透明さが言葉に言い尽くせない美しさで光っている。いかなる絵の具でも表現の出来ない不思議な幻想的な色合いである。上から見ると、赤とのブチになった道路は、日本で言う、棚田の様相と似ているのかもしれない。

 散歩しているとあまり気がつかないのだが、高層階のアパートの窓から見える木々は、幾分色好き始めている。夕陽の釣瓶落としと似て、木々は一斉に冬支度を始めたのであろう。ボケ爺は最後の韓国の秋を楽しみたい。

<読書>

「妻にささげた1778話」眉村 卓 新潮新書

100円だったから買ってきた。よくも1778もの話を妻に出来たものだ。どんな心境か知ってみたいとの冷やかしであった。しかし中身は、全く違って、内容は日々の時事であったり、世論論であったり、冗句があり、SF的な物語あり、一寸したショートショートであった。妻の回復を願いながら、実は自分にノルマをかせて、長年の溜め込んだネタの実現を果たしていた事になる。それにしても、1778ものネタがあったのかと驚く。

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2009年9月12日 (土)

強い韓国、なぜ?

 韓国は世界で強い。何故なのだろうか?人口比率で言うならば、もっとランキングは高くなる。日本の人口の半分である。

 モノ作り大国日本、と言って、未だに日本は騒いでいる。技能オリンピックは日本の春を謳歌するように物入りで参加したが。今年、カルガリーで行われた技能オリンピックは6個の金メダルしか取れていない。それでも日本はモノ作り大国日本だと誇らしげに、新聞は書きたてていた。ここ韓国は16個の金メダルである・合計23個のメダリストを出して、ダントツの一番である。

面白いことに気がついた。付加価値分野でも韓国は強い。建具、貴金属装飾品、洋裁、洋菓子製造、西洋料理、ネットワークサポート、などである。日本の皆様、韓国で将来を学びましょう。

 スポーツでも、オリンピックと名が付く大会では韓国は日本の約倍のメダル数である。夏、冬、とも。野球、サッカー、バレー、等々、日本は劣勢にある。日本は、今では強化合宿に韓国を求めていると言う。

剣道の世界選手権が先ほど行われた。準決勝で、韓国に2勝1敗2引き分けで、かろうじて今回は優勝できた。驚いたことに、前回の2006年では負けていた。アーチェリーの世界大会でも、韓国はダントツに強い。連続4回は女子、連続6回は男子、どうなっているのか? 

経済でも、今回の経済危機で、韓国はいち早く回復を示し、世界で一番の商品群が、次々と生まれている。益々、日本は水をあけられている。

小学生は、いろんな習い事で、時間がない。中学、高校では受験勉強の競争で、みんなは青白い。ひ弱に見える。それなのに、ここまで世界で強くなれるのは、どうしてだろうか?精神力の違いであろうか?

<読書>

「魔女の1ダース」米原万里 新潮文庫

作家の名前で買ったのだが、魔女のSFの世界が1ダース、つまり12編の短編集と思っていた。中身は思想書である。魔女とは作者自身であって、異文化、異端な思考を13編にまとめている。100円で買った古本である。こんな良書に出会えるとは至福の極まりである。

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2009年9月 9日 (水)

失われてしまう20年

失われた10年といわれて久しいが、回復したと、調子に乗っていたら今回の経済危機である。日本のバブル崩壊から10年は長かった。やっと成長期に入ったといって、トヨタ様に踊らされて安心して何もしてこなかった。アメリカの需要に酔っていたことになった。今回の経済危機で、日本が最も悪い経済指数を示したことではっきりした。

 改めて回復していたというGDPを調べると、実質成長率が平均して約1%強と言うことである。1%との中身をよく見てみないと分からないにしても、心細い成長率であった。改めて、強欲なアメリカ借金消費の恩恵であったことが分かる。

 その間、本当に日本の将来についての長期戦略を検討、議論していたのだろうか、今回の経済危機においても、内需拡大?中国に頼るべきだとか、政策議論はされているが、本当の意味での過去の検証がなされているとは思えない。経済成長路線を優先するのか?福祉国家を優先するのか?中間解は無いであろう。

 曖昧な日本人の特徴である理論(ロジック)嫌いからだろう。つまり、目的と手段とを一緒にしてしまう論理であるし、戦略と政策を一緒にしてしまう論理力しか持ち合わせていないからだろう。小泉時代から、麻生時代まで「政策論」しか検討してこなかった。何故か、の目的論(戦略論)が無かったからだろう。愚痴は止そう。これ以上、無力な国になりたくはない。民主党に期待したい。若手には論客がそろっている。年寄り連中が、派閥闘争、足の引っ張り合いをしないことを願う。ジャーナリストにも言いたい。揚げ足取りや、喧嘩をあおるような記事は避けてほしい。論理力では、小室直樹の諸著書を読み直すべきだ。

<読書>

「恋ほおずき」諸田玲子 中公文庫

難しいことを考えた後の読書では、愉快な本がいい。諸田の作にしては、素直なストーリーである。多くはなぞめいた複雑な物語が多いが、本著はストレートです。気が紛れます。創造性と文のうまさは、冴えている。

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2009年9月 6日 (日)

1Q84

 村上春樹の「1Q84」が、空前のベストセラーらしい。内容は読んでいなから論じることは出来ない。「1984」新訳版ジョージ・オーウェル、ハヤカワepi文庫も出版された。何か意味ある年なのだろう。

ボケ爺にとって、1984年とはどんな年だったのか、思い出せない。多分、大型ベースの商品開発のプロジェクトが終盤を迎えていたであろう。その後は、コンシューマベースの商品開発をする事にしていた。この商品開発のターゲット市場は、初めて世界を想定した。そのころからシリコンバレー詣でが始まった。

 1984年には、アップルがマックOSを発表している。ビル・ゲーツは「すべての家庭にコンピュータを」と吠えていた。パーソナルコンピュータ時代に入ったのだ。アドビはいつ設立だったかは覚えていないが、少し遅れて、スティーブ、や、ワーノックが「ポストスクリプト言語で、世界が変わる」と訴えていた。シリコンバレー、ラスベガスのイベントの会場は、いつもこの三人がキーノートスピーカーであって、満員の盛況であった。その熱気にいつも圧倒されていた。新しい夜明けの気配が、大きな変化が起こる兆しに血が騒いでいたことを思い出す。

 リスクCPUの訪れでもあった。半導体メーカが競っていた。ボケ爺はウェーテック製CPUを選んで、100人ほどのアドビと共同開発をした。(アドビは、今では3000人ほどの大企業である)シアトルで、ビル・ゲーツと、ドライバーソフトで議論や開発依頼の交渉をした。Tシャツ姿のゲーツは気楽に会ってくれたが。

 ベンチャー企業のバウワー氏には、サニーベールの小さな部屋でGDIの発想を教えてもらった。そのおかげで、世界で始めての製品も作ることが出来た。シリコンバレーは今も健在である。グーグル、フェースブック、などのネット革命児が闊歩している。イノベーションは四半世紀(25年)ごとに訪れるのか?次はクラウド時代だ。

<読書>

「闇の歯車」藤沢周平 講談社文庫

難しい事を考える時は、気楽な作品がよい。それに一気に読める作品がよい。集中力が身に付くからだ。周平にしてはミステリーがかった、珍しい作品である。何時も期待を裏切らない。

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2009年9月 5日 (土)

異常なNHK報道

 海外に居ると、NHK ワールドが唯一正式に見られる日本語報道である。だからNHKの放映に期待が集まる。しかし、少し「ヘン」だと思う事に出会うことが多くなった。

 今回の民主党圧勝の報道で、気になる点が特に多い。サラリーマンのボケ爺には、ニュース9が全てである。ニュース9の二人のキャスターが、民主党の勝利に「面白くない」と言いたげな発言が多く見うけられた。「本当に実行できるのか?」口調が多くかった。NHKにとって民主党は眼の上のタンコブになりかねないからか?

 民主党のマニフェストの検証を、今週は政策責任者を呼んで、ニュース9でつるし上げのような質問を浴びせかけていた。「本当に守れるのか?」とくどく、疑いながら質問、解説している姿は異常としか思えない。それでも、民主党の方々は親切に分かりやすく、堂々と論理的に解析できていたことで、救われていた。

 NHKスペシャル「Japanデビュー」「第一回アジアの一等国」についても異常な感じがした。戦争時代の台湾統治の検証であった。ボケ爺はビジネスを通じてだが、台湾人との接触の感覚とはまるで正反対であった。これには多くのクレームがNHKに寄せられているといわれている。他にもいろいろ言いたいが、ボケ爺の偏見もあるから、これ以上は止めた。最近、NHKは「ヘン」になってきた、とボケ爺は感じている。

<読書>

「ピカソの見せたい!」山本容子 ちくまプリマー新書

ヘンな世の中から気分を変えてみよう。美術は心を癒してくれる。銅版画家の山本容子が、NHKの「課外授業ようこそ先輩」での経験を本にしたものである。絵にならないものを版画なら違った表現が出来る。それは奇想天外な発想から生まれた。ピカソもびっくり出会った。

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