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2009年5月 4日 (月)

戦争、民族、そして平和

 韓国の企業に就職をして、企業経営に何らかの影響を及ぼさなければならない立場にあって、毎日、神経が休まらない。それは、物事の解釈、理解する、という文化にいささかの壁を感じるからである。これは民族の持つ長い歴史であるし、共同体が持つ慣習の違いによる深層の違いによるものかもしれない。企業文化の意思決定方法だけの違いかもしれない。資本主義社会、自由主義社会になって益々、そのひずみは大きくなっていくように思える。世界を見れば、いたるところで、民族間闘争が起きている事で明らかだ。資本主義による格差拡大闘争、自由主義による辛らつな言語闘争、と言うことであろうか。

 NHK「遥かなる絆(全四回)で、中国における残留日本人の物語が放映されている。中国人の心、日本人の心の違いを通して、民族間の絆、人の絆を描いていく。絆は極限の苦労の中からしか生まれないのかも。「心()の絆」は必ず存在すると、いう。

 「三たびの海峡」 ははぎ木蓬生 新潮文庫を読む。重い、重い本を読んでしまった。太平洋戦争時代の、日本が朝鮮に対して行った、一種の奴隷政策の課題を描き切っている。ここにも、戦争と言う残虐な行為の中で、朝鮮人を踏みにじった事から、朝鮮人の日本人への民族間の戦いと、人間の本質の絆(情念)の戦いの両方を絡ませた物語になっている。上記放映と重なるところがある。そこには、民族の違いを超えた人間の本質としての「絆」がある。そこまで知るには並大抵の苦労ではすまないのだろう。

 53日の憲法記念日にちなんで、平和のあり方を、憲法に求める議論が、盛んになされているようだ。平和と言う言葉だけが上滑りのないようにしていきたい。憲法改正議論には、真実の歴史を今一度知ることも必要だ。国対国の「力のバランス」で議論する事が果たして正しいのだろうか?力の裏には多くの犠牲、悲しい出来事が隠されている。

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