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2009年4月19日 (日)

1勝10敗

 最近の研究では、日本はアメリカに、「110敗」だそうだ。読売新聞19日版である。中山教授の提唱したiPS細胞の競争は日に日に激化している。

 オバマ大統領は再生医療、生命科学に理解が深く、経済危機の一環として、支援費用を大幅に増やしたそうだ。940億円に対し、日本は増えたと言っても55億円、なおアメリカでは州ごとに別途助成金があるらしい、カリフォルニアでは、向こう10年で、3000億円と言うからすごい。研究者の規模も違う。アメリカは、会員が1128人、日本は118人である。

日本はこんな中途半端でいいのだろうか?博士を取っても、就職場所がない、研究場所がない。あったとしても、低い給与で生活も厳しい。効率、効率とうるさい。こんな日本にしたのは誰だろうか?バラマキ支援金に、2兆円も使うなら、日本の将来を担うポスドクも含めて、若手研究者にもっと働ける環境、支援が必要なのではないだろうか?2兆円の30%でいい。

経済学者、佐和隆光が吠える。「何が学力低下を招いたか」で、マックス・ウエイバーの近代資本主義の精神が全面的に否定された、と闊歩する。博士の就職が難しい現状に嘆いている。物理学者、有馬朗人も吠える「何故、数学が弱くなったのか」根本は大学から教養学部をなくしてしまったから、と言う。

ここ10年の論文引用数動向では、全体として6位、材料化学では、東北大が3位、科学で、京大4位、物理学で東大が2位、生物・生化学で、東大3位と健闘している。が、臨床医学で、東大が54位、数学では、京大が64位と、低迷している。

契約社員の救済も必要なのかも知れないが、ボケ爺、日本の将来、日本が、日本らしく世界で貢献できるのは、勤勉から知恵を作り出す、博士たちの救済にしか、期待できないと思う。もっと支援を!

<読書>

「桃仙人 小説 深沢七郎」嵐山光三郎 ランダムハウス講談社

嵐山の作だから、面白く無いはずがない。愉快だ。文章が、実に円熟している。呼んでいて、楽しくなるとはこんな作品に出会ったときだろう。憂鬱な話が吹っ飛んでしまう。

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