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2009年3月22日 (日)

身の丈にあった成長

 NHKの日曜日の朝の放送で、「経済の羅針盤」がある。海外にいても見ることが出来る。出来るだけ見るようにしている。いろんな企業の重鎮が、企業経営のあり方を披露してくださるからであり、大変に役に立つ。今回は、とりわけ経済危機の中にあって、順調に成長していると言う、中堅どころの、ニッチな食料加工工業の会長さんであった。

 報道されたので、名前を出してもいいのだろう。伊那食品工業、で、寒天を主力にした食料加工の会長、塚越寛会長である。「年輪経営」と言う本も出されて人気が上がっているとか、言われていた。

 塚越会長の経営論

1)     急な成長を望まない。身の丈にあった継続的な成長を考える。年輪のように。

2)     ヒット商品についても、急激な売込みをしない、それで急成長をすると必ず、しっぺ返しが起こる。好景気には、不景気が付き物だ。ブームが過ぎれば投資の負債が残る。(スーパーからの要望も、断ってきている、と言う)

3)     余裕のある経営に心がける。開発には惜しみなく投資をして、ヒット商品を、在庫として貯めておく。

4)     成長は善と、成金が善、と言う思想はない。市場のパイの過酷な奪い合いこそ、悪である。

5)     100年のカレンダーで、社員一人ひとりが、将来を考えるべきである。ちなみに、塚越会長として、少なくとも20年先は読んでいる、と闊歩しておられた。

6)     社員には特別に、大切にしなければならない。そのために福利厚生面で、十分な補償をする。(創業以来、全社員のアルバムを金庫にしまっている)

7)     社会、社員の将来の幸せになることを考えて行動する。

今は、金資本主義を見直さなければならないときに、すでに実施している企業があることに、頭が下がる。今の状態は、バブル(急成長)の負の資産の余波が押し寄せているからだ。

<読書>

「螢川」宮本輝 角川文庫

戦後の貧しい生活には、皆が必死に生きていた。そこに、人間味も現れ、隣人愛もあり、皆が一緒だ、と言う思い、もあっただろう。その分格差が少なかったのかもしれない。今の時代、もう一度原点に戻らなければならないのではないだろうか。この小説はその一端を担っているように思える。

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