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2009年1月18日 (日)

第二次通貨戦争

 今回の経済危機は、数々の要因が重なっている。一筋縄では成長路線に戻れない、との話が多い。「不安」が渦巻いている。真っ先に議論しなければならない、そして解決策を見出さなければならないのが、この雇用不安である。これは奥深く、難しい重大な議論となろう。

 一方、不良資産の処理に伴う金融不安と言うこともあり、通貨の流動性を気にしている人々も多い。特に、ドルの権威が失墜している。ユーロはましだと言う人もいるが、何か隠されていて、不信感が渦巻いている。オバマ大統領も、ドルのバラマキでの景気対策を考えているようだ。ばら撒いた後のアメリカのドル通貨対策が怖い。明らかに破産状態である。世界の通貨をドルに保ちながら、「借金を踏み倒す方策」を考えているはずだ。中国、日本、ロシアはドルを沢山持っている。そのドルをいつか紙切れにしようと考えているはずだ。

 だから、中国はしたたかに、ロシアと近づきながら、多極化を進めているようだ。ロシアは、ユーロもつぶす、ロシア独自の政策を考えている。インドは、ドルを避けている。ブラジルも南米通貨を考えている。日本だけがドル一辺倒だ。大丈夫か?

 金本位制を崩したのもアメリカであり、ドル通過によって、世界覇権を成し遂げた。ニクソンショックが、第一次通貨戦争なら、今は、第二次通貨戦争が始まりつつあるといえるだろう。ドルでないとしたら、多極化するしかないのでは。この戦争に日本は真剣に戦略を考えている人はいるのだろうか?宣戦布告はなされたのだ!

<読書>

「「大恐慌」以後の世界」浜田和幸 光文社

下手な経済危機の解説書よりもはるかに優れた、解説書である。否、ノンフィクションといってよい。歴史的に並べられている、つまり物語性に優れている。誰がどうした、との、調査も抜けがなく、良くまとまっている。さらなる臨場感は、金額(数値)が沢山例として記述されている。落合信彦以上の、大恐慌のエンタープライズな読み物である。全てはこの一冊で、全てが分かる。すごいと言う一言である。

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