« 師走の雪 | トップページ | ホンダ、F1撤退 »

2008年12月 8日 (月)

ニッチか、弱肉強食か

 ヒット商品はどうしたら生まれるのだろうか?いつも考えている。単純な技術力だけの問題でもないだろう。以前、NHKの番組で、題名は忘れたが、歌謡曲のヒットまでの物語を披露していた。B面からのヒット、歌い手の変更、ちっとしたアレンジ、など、簡単にヒットになった訳ではないようだ。偶然性、時代と言う運もある思う。iPod, iPhone, Wii,など、感性の占める割合が多いようだ。長寿命の商品もある。日清のカップヌードル、永谷園のお茶づけ海苔など、味の刷り込みのようだ。

 ヒット商品は、うまくニッチを見つけている。ニッチとは、隙間商品と言うことではない。分子生物学者の福岡伸一によれば、「巣」と同じ語源を持っているらしい。全ての生物は。自分の生活空間を限定して、ニッチを守っているという。出来るだけ、多種との競争をさけていて、棲み分けている。

 生物と違って、人間の生きる経済社会は、適者生存、弱肉強食の世界である。生物のように、多様性のある棲み分けは出来ないものだろうか。動物、小鳥などの音声(周波数)も重ならないようになっているようだ。人間社会の言語と同じようだ、が今は、グローバルである。弱肉強食の範囲が無限になってきている。物資が豊かになりすぎている。それに複雑系である。

 ボケ爺の悩みは尽きない。ヒット商品には3点の絡みがあるのではと考えている。一つは、技術力である。何といっても進んだ技術力に支えられている事だ。次が、意外性の技術の組み合わせが必要だ。意外性とは、感動を呼ぶ。他に、形である。つまり美しいデザインであろう。特に、意外性の技術の組み合わせである。平凡な技術でも良い、組み合わせに妙があればいいのだ。

 経済の低迷が続く。これがチャンスか、益々厳しくなるのか。これからもボケ爺は眠れない日々が続く。

<読書>

「富の未来」トフラー 講談社

経済、経営、技術の専門書の紹介はしないことにしているが、この作品は、未来学の基本哲学である。来るべき将来の物語が、膨大な資料の基で組み立てられている。演繹の方法論であり、現象学であり構造主義論であり、考えさせられた。

|

« 師走の雪 | トップページ | ホンダ、F1撤退 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/160469/43360828

この記事へのトラックバック一覧です: ニッチか、弱肉強食か:

« 師走の雪 | トップページ | ホンダ、F1撤退 »