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2008年12月 9日 (火)

ホンダ、F1撤退

 ショッキングなニュースである。ホンダが、F1レースから徹底するという。1993年一度撤退してから、2000年に再参入して、ホンダらしい、と思っていたのだが、残念。それだけ、自動車産業が深刻だという事だ。否、きっと自動車産業だけではない。設備産業、電機産業にも影響を及ぼすだろう。

 院生時代の指導教官であった故佐貫亦男教授が、ホンダの顧問をされていた。2輪車レースに参戦しては、負けていた時代であった。本田宗一郎と一緒に「モトGP」などの観覧に同行しては、その帰りにドイツによって、工作機械を次から次に買い込んでいた、と。その理由は、基礎が大切だ、精度が違う、と言う真理を直観で持っていたようだ。又、何故、道楽のようなレースに参戦するのかの質問に、トップになるには、トップの技術が必要だ。レースにはトップクラスの技術がなければ勝てない。とうそぶいていたらしい。技術を育てるには、ピラミッド型がいいといっていた、と言う。

 今回のF1に関わっていた開発者は4百人、費用は500億円らしい。これらの技術者と、開発費を、ハイブリッド車、小型車、小型ディーゼルエンジンなどに活用するらしい。CVCCエンジン以来、ホンダらしい革新技術が出て来ていない。今回の決断で、世界をリードする革新技術が誕生する事を期待している。

 個性を重んじるホンダの再生に期待する。アコードの6年ぶりの改造の新車が昨日発表された。思い切った構成の単純さと、大衆車から中、上級者への転進である。サルーンとハッチバックのバリエーションの考え方が面白い。6ヶ月前に出ていれば、話題をさらっただろうに、今ではチョッと惜しい時季である。さて、シビックもワンランクアップするのだろうか?

 ボケ爺は、本田宗一郎の発想、生き方が、好きだ、大好きだ。真似をしてきたが、足元までにも及ばなかった。まだまだ、ホンダのDNAに期待している。今回のF1撤退が、DNAの突然変異を及ぼしてくれる事を期待する。

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