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2008年11月22日 (土)

豊穣な誤謬

 当地では、すでに、朝夕はマイナス5℃の日々を過ごした。少量の雪も降った。街路樹の美しく色づいていたイチョウは、すっかり、惜しみなく、落ち葉になってしまった。今回の金融危機で、「人間としての強欲」をすっかり、惜しみなく、枯葉のように落としてしまいたいものです。

 バラマキ給付金は、経済効果の説明もないまま、それも地方に一任してしまう無責任な政府は、その上、辞退を期待している。長部日出男作家は、辞退する年給には遥かに及ばないが、辞退する、という。その理由は、「精神のない専門人、心情のない享楽人」の仲間になりたくない、の一言である。ウェイバーの資本主義の最終段階に登場するのが「享楽人」で、破綻の始まりだそうである。

 アメリカの成功投資家、ソロスが言う。「人間は完全合理的ではない、限界合理性である」人間は、「大いに思い込むし、誤解するし、失敗もする。」そんなことの繰り返しである、とも言う。だから、バブルも起きるべくして起こる。それを、皮肉をこめて、人間は「豊穣な誤謬」をするものだ、と。豊穣な誤謬を、少しでも被害を少なくするためには、「開かれた社会」「適度な規制」が必要だという。

 ボケ爺も、今は、設計品質の向上に頭を痛めているが、失敗は、「豊穣な誤謬」であり、失敗率を下げるためには、「失敗を公開する」「適度な謙虚さ」が必要だろう、と思っている。

<読書>

「ソロスは警告する」ジョージ・ソロス 講談社

日本で翻訳された出版された頃は、ソロスの警告がホンモノになってしまっていた。それだけに、ソロスのバブルの警告は誠に的確である。ソロスは、住宅証券バブルだけではない、と言う。長期バブルと、旧宅バブルが今回は重なっているという。これから2年後が本当に深刻な事態になりそうだ、と言う。金融緩和策をしながら、出来るだけ被害は少なくしないといけないが、現状、金融市場が不透明で、手が打てない、と言う。

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