おれ流
おれ流、と言ってから随分と時間が経ってしまったので、もう、死語になっているのかもしれない。部分的には、自己流と言うことに繋がるのかもしれない。
事業計画を検討する時には、単純な計算式を使う事がある。アプローチの数をN, その効率をR, その成果の価値高をV、とすると、NxRxVと言う方程式になる。三つのパラメータの、どの項目を主眼として行動するか、考える事になる。
Nを多くする。つまり、何事にもめげず、数を稼ぐ。Rは成功率であるから、確実に成果が得られるものを選んで行動する。Vは、売上の大きな課題だけに集中する方法である。いずれも均等にバランスよく対処していこうとするのが事業計画であろう。しかし、選択と集中に時代には、経営者の決断で決まる。企業のおれ流である。
一方、社員の行動は、昔はと、年寄りのボケ爺は言いたくはないが、こんなパラメータなど気にせず、夢中だったように思える。どちらかと言うと、Nだけを考えていたかもしれない。RやVは必ず付いてきた時代だったのかもしれない。特に、バブル以降、Rを重視されるようになってきた。市場の閉塞感がますにつれて、Vを強く意識するようになったように思う。
そんな中、若者の行動は、N型、R,型、V型と分かれてきている。個性的といえば格好いいのかもしれないが、所謂、「おれ流」つまり「自己流」を出張して、上司、管理者をイライラさせる行動に出る。若者は確実な自己流を貫こうとしている。
この時代、上司、管理者は、三つのタイプがいることを良く理解して、バランスのある人の配置、モチベーションの誘導、など工夫がいる。今の若者は、笑顔が消えてきている。馬鹿笑いする、笑顔でいる人はバカに見えるのだろうか?笑わなくなったのは、弱者意識が強いのか、鬱になっているのか、それが格好いいと思っているのか?
何時の時代も、部下、人材は宝である。だからボケ爺は疲れて酒を飲む。すると痛風が待っている。楽しい人生バンザイ!
| 固定リンク
コメント