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2008年5月 8日 (木)

吉野のサクラが危ない

 吉野のサクラの木がこの所枯れてきている、という。吉野のサクラ群がこのままだと5年で全滅になるという、危機的状態だそうだ。その原因が、根にはびこる菌、ナラタケ菌の仕業だという。ナラタケは食べられる茸の一種であるとも言われている。それに、宿り木菌にも冒されているらしい。その理由が、7月の雨量が特に多い、と言う。土が水分を含みすぎで、ナラタケ菌が繁殖するのに都合がいいのだそうだ。温暖化も影響があるかもしれないともことも言われている。どうすれば防げるのだろう。埋立地で、乾燥に使うテープでも埋め込んで、土の乾燥をよくする。排水溝を埋め込む?

 米国のJ・クレイグ・ベンダー研究所で、細菌の全遺伝子を化学合成が出来るようになった、と言うニュースを見た。細胞にこの遺伝子を入れると、増殖して「人口生命」が作れるという。環境浄化に役立つ人口細菌が作れるらしい。細菌にはさまざまなものがある。石油を分解する、硫黄を分解する、など。

 化学的に合成した遺伝子で細菌の全てが合成できるとなると、怖い事が起こるかもしれない。細菌の世界も、自然淘汰の環境で微妙に安定を保っているはずだ。それが崩れる事は、細菌だけに、生命世界に大きな影響がある。うまく使えば、二酸化炭素を吸収して、天然ガスに出来たり、光合成で、水素ガスに変換したり、吉野のサクラを悩ます、ナラタケ菌を窒素に分解してくれる、ことだって出来る。環境保全だけに限定した、人口細菌が開発される事を期待する。

 金属が高騰している。銅やインジウムなど希少金属の回収技術に、微生物を使うと効率がいいという技術が開発されてきている。そんな微生物も、合成化学で作れる可能性だって出てきた。この分野のバイオ技術は日本では弱い。持たざる国の戦略に不安を感じる。

ところで、マツタケの原産地を見分ける頃がDNAで出来るようになったらしい。韓国産、中国産、カリフォルニア産など見分けられるようだ。見分けてもどうにもならない。逆に、人口細菌で、マツタケを栽培する事はできないだろうか?体に好い茸の増産などにも期待したい。ボケ爺の長生きのために!

細菌、微生物の遺伝子、その化学合成などのバイオ技術に未来の夢あり。日本に戦略を。

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