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2008年4月28日 (月)

新富裕族の資産隠し

 何時の時代も、資産隠しは同じことを考える物だ。企業が儲かると、非減価償却資産を買い込んで、資産計上に載らないように考える。代表的な非減価償却資産とは、現金、土地、株、美術品である。

 今でも、有名な企業は、美術品を買い集めては、自社美術館などを運営している。典型的な、利益隠しであった。企業で美術館を運営しているところは、株主に利益を還元しない企業たちである。先日も、オークションで、日本の古美術品を高値で落札したところは、日本の企業で、儲けすぎて、美術品に手をだした。

 新興国では、予想以上の格差社会である。その、新富裕族は桁違いの金持ちである。そこに眼をつけて、高品質、高価な商品を売り込んで、漁夫の利を得ようと企んでいる企業や国がある。そんなところが格差是正と叫んで、矛盾と知りながら、輸出で儲けようとしている。これもグローバル化なのだ。

 確か4月初めだったと思うが、日本で、現代アート展が開かれた。そこでは、時価の10倍から数百倍の価格で買われていった現在アートが数知れなくあったという。当然買う人は、中国人が中心であるという。中国では、古典ではもう手が出ない、これからの美術品で、将来の値上がりを期待するらしい。新富裕族が飛ぶように買っていく、という。当然、買値の数十倍から数百倍で売りつけるのであろう。グローバル時代のバブルである。

 日本のアーチストは、美術大学の卒業作品から、競争が始まっているらしい。現在アートを専攻する学生は、将来が嘱望されているらしい。ここ二年ほどの傾向だという。画商が、至れり尽くせりで面倒を見てくれるらしい。油絵のようなチマチマした価格ではない。当然、才能は必須である。

 ボケ爺も、具象画から、抽象画を通り越して、ポスト抽象画を創造した油絵でも始めてみようか、IT時代であるから、デジタル写真をソフトによるデフォルメで、シルクスクリーン版画でも考案してみるか、などなど夢を見ている。実行の前に考え倒れになってしまいそうである。

<読書>

「夜に目醒めよ」梁石日 毎日新聞社

裏社会のビジネスの過酷さ、財産の分与に絡む争い。ビジネスを遂行するための人の蹄鉄さ、とこだわり、争い。生きるのは一人しか居ないという。そういいながら結構、友情、愛などでの繋がり、そんなサスペンス推理小説である。400ページが3時間で読んでしまえるほど面白い。

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