地頭力とは?
店頭には「・・力」本が並んでいる。確か、斉藤孝が広めたように思っている。それにしても、「地頭力」は奇妙な力だ、一橋レビュウなる経済界に影響を与える雑誌の特集だから、冗談ではないとは思っていた。なんとなく意味は分かるような気がするが、本当の意味は分かっていなかった。
英語に直すと分かりやすい。「クリエーティブ・シンキング」と言うことらしい。分かれば、なーんだ、と言うことになる。イノベーションが求められる時代には、クリエーティブ・シンキング力が求められる。地頭力はチョッとクリエーティブ・シンキングとは定義が違うようである。ここでは地頭力で話をする。
ところが、この地頭力(クリエーティブ)が問題である。そんなに簡単に手に入る「力」ではない。そもそも、地頭力(クリエーティブ)とは何であろうか。「富士山を移すにはどうすればいいか」なる問題が就職試験に出る、このように、「解の前例が無い」問題を解く力だという。つまり、「ゼロから10」を生み出す力だという。「1から100」ではないという。そんなことがあるのだろうか?
一時期はやった、「ロジカル・シンキング」では、通用しない世の中だそうだ。ボケ爺の人生で、歴史を無視して、新しい発想が出来たことがない。当然凡才だから諦めてはいる。部下には、「無から有は生まれない」「何処かに「有の種」が隠れている、それを探すには、歴史を深く知る事」といって来た。全く間違えていた、ことになる。部下に申し訳ない教育をしてしまった事になる。ごめんなさい。
今日まで「唯物史観を信じてきた」そのためにクリエーティブな発想が出来ていた、と思っていたボケ爺の人生観は基本から崩れる事になる。ヒツコイ用だが、本当だろうか?
<第三の脳>
第三の脳は「皮膚」であるという。ちなみに、第二の脳は、「食道から意を通って肛門まで」だそうである。皮膚は、外界から体内を守る(浸透に、免疫に)、そして、各種のセンサー機能を持って自己制御もしている、と言う。皮膚病は心と関係しているという。だから心でもあるらしい。シワが増えたボケ爺には、驚く事ばかりである。元々、皮膚治療に、今までの技術が使えないか、発想中であったのだが、可能性があるとも、ないとも言えない。この本のおかげで、確実に老後の楽しみが増えた。
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