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2008年3月15日 (土)

ロバストネスとは?

 気になっていることがある。失敗学なる学問が大手を振っているという。不思議な事象と思っている。確かに反省は必要である。失敗のない設計、社会、失敗しない人間?いるのだろうか。ボケ爺など、この方、失敗の連続である。ロバストネスほど、弱点(フラジャイル)があるものはないと思っている。全てがリスクを抱えている。リスクとの戦いでもある、と思い続けているが、皆さんに置かれては如何な物か?

 制御工学を学びシステム学を専攻してきた。どうしてもシステムの構造、その制御に、思考の基礎に、考えが及んでしまう。べヒクル(飛行機)のダイナミックスと、空気力学のポテンシャル場とのバランスに重点を置いたのだが。制御から見て、システムから見て、ロバストネスとは何だろうか。

 「したたかな生命」北野弘明、竹内薫 ダイヤモンド社、を読んで嬉しく思っている。生命もシステムから捕らえると、ロバストネスを求めて、ロバストネスとの戦いなのだと言う事がはっきりしてきた。それはシステム制御そのものである。

 生活病の基本はフィードバック機構のデカップリングであるらしい。癌は、ロバストネスのがん細胞は一つではなくロバストネスな細胞遺伝子で多種のロバストネスな細胞を生んでしまう。一緒の耐抗剤ではすまなくなると言う。コレを退治するためには、ロバストネスが故に、フラジャイルを探す事だという。その基礎は、案外ロングテールな薬のあり方かも知れないとの提案もある。(漢方薬のような物か)

 HIVはモジュール化された生命機構のコア細胞システムを犯すと言う、決定的な攻撃を受けているようだと言う。免疫システムのロバストネスに対するフラジャイルを攻撃された事になる。

 読んでいて、ボケ爺、したたかな生命システムに無限の楽しみを味わった。このしたたかな生命システムは、商品設計、会社経営にもシステム論でアナロジーが活用できるような気がしてきた。

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