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2007年10月23日 (火)

組織と人間性

 守屋氏の防衛庁の物品取引で不正問題、今に始まったことではない。もっともっと出てくるであろう。他にもある美味しかった赤福もち、のずさんな管理、またまた、薬害被害のHCVC型肝炎の厚生省、もっともっとある社会保険庁の横領問題、未だに続く県、市の隠し金問題、挙げればきりが無い。これらの問題は、特定、省庁、企業の問題ではない。こんな危険は組織を作れば必ず、潜んでいる。

 組織が大きくなればなるほど、不正とまで行かなくても、馴れ合いで、見て見ぬ振りは横行する。人間の弱さである。人間関係の円滑に必要な、曖昧さがコトの重大さに気が付かせない要因になる。組織の中での人間関係は複雑で、人の悩みの半分以上を抱えている。組織が大きくなると、階級が一段と多くなる。その階級を昇るための競争が、また、人間性をなくする嫉妬として煮えくりかえる。争いごとは避けたいが、嫉妬という欲望は避けられない性がある。そこに悪の巣が芽生え、網を張る人が出てくる。

 TOYOTAの一連のリコール問題、これは単純な技術問題ではない。組織がもたらす重大な課題であろう。組織が見逃す人間のミス、それを見逃す人間の曖昧さは遺憾とのしがたいのか?アメリカのコンシューマ・リポートでは、TOYOTA3機種が平均以下の品質、と判定されたようである。2007年末には、GMを抜いてトップになるといった報道があったが、GMの検討で(TOYOTAのおごり、とは報道しない)微妙であると発表されたのは、昨日である。

巨大戦艦は、いずれは沈没するのではないか?巨大戦艦に乗り組んでいる組織人全員を、管理監督など出来ないであろう。巨大ゾウとしても、末端細胞を何処までコントロールできるのか?エントロピーが増加して、いずれ爆発する。生物の分散処理はすばらしく良く出来ている組織構造であるが、巨大ゾウで何処まで出来ているかは、分からない。

ボケ爺も、日々、組織と人間性においては悩みっぱなしである。サラリーマンとなってから、この問題から逃れられるような時間は無かった。本当にくたびれている。人、人間性とは何であろうか?

<読書>

「ちょいデキ!」青野慶久 文春新書

人一倍デキル人を目指すのではなく、ほんのちょっとデキルのが、いいと言う。相手を叩きのめす「北斗神拳」ではなく、相手の攻撃をかわす「太極拳」的仕事術がいいと言う。

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