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2007年7月 6日 (金)

長寿企業は経済発展に寄与するか?

 NHKが日本の長寿企業を取り上げる番組を組んだらしい。その番組は見ていない。経済作家(損保課題)、幸田真音がその番組に参加した時のエッセイを日本経済新聞に載せていた。

 創業1400年余を誇る「金剛社」を筆頭に、100年以上続く企業が5万社ほどあるという。その感想に、現在のM&Aを含む時価価値経済社会を、暗に非難をして、伝統のある企業が、働く人々の「誇り」を基本にしている人材の質、と、その厚さに、世界に誇れる日本の宝物があると、コメントしていた。

 本当だろうか?5万もある伝統企業は、日本経済に発展にどれだけの寄与をしているのだろうか?グローバル時代、この「誇り」「日本の宝物」は日本を本当に世界経済から救ってくれるのだろうか?経済作家で有名な人のコメントだけに気になる。

 企業30年寿命説に対して、長寿命企業のその努力は重要なことだろうとは思うけれど、よくよく中身を見てみなければならない。その長寿命企業の90%は業態を変化させているはずである。だから生きてこられた、と思う。そこで働く人々は苦しい業務変化の嵐に耐えてきた人々であろう。そこに本当に「誇り」はあるのだろうか?

 忠誠心と言う意味では、欧米型の企業で働く人々のほうがあると思う。業績を上げなくては、生きていけない。その間働いている間は確実に「誇り」を持っている。長くダラダラ働く日本人は、居酒屋で山ほど、愚痴っている。ボケ爺もそうであった。内部では本当に誇りを持っていただろうか?外部の批判に対してだけ、防衛をしていたように思える。自己満足としての「誇り」という、曖昧さに自分を防衛したくなる気持ちは分かる。それが、現在の日本人の気概の建て直しに「足を引っ張っている」事を忘れてはならない。

 日本国を守ろうとするならば、今の世界社会で生きていこうとするなら、豊かに暮らしていくことを望むなら、経済を中心とした戦略の発想が大切であろう。曖昧さは毒薬となる。

 江戸時代、貧困にあえいだ藩の人々の心は荒廃し、「武士の誇り」にこだわった心の秩序の乱れ、猜疑心から廃藩なって行った歴史が物語る。

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コメント

なるほど~
そういう見方もあるんですねぇ
勉強させていただきました m(__)m

投稿: 維真尽 | 2007年7月 6日 (金) 23時31分

維真尽>
ボケ爺の独断と偏見で~す。

元は大企業に勤めていました、その企業もヤルことはどんどん変わっていきました。

そのたびごとに、しんど~いおもいで~した。

投稿: ボケ爺 | 2007年7月 7日 (土) 14時22分

多くは旅館、料亭、造り酒屋、和菓子屋が4割ほどだそうです。今ほどの業態変化は少なかったようです。だから「誇り」も持てたのでしょうね。

グローバル社会の豊かさ・・・何なんでしょうね。

日本国を守ろうと思うから、今の世界社会で生きていこうとするし、”みんなが心”豊かに暮らしていくことを望むけど、経済を中心とした社会でない社会作りが必要だと思いませんか?

投稿: マツナガ | 2008年2月18日 (月) 11時18分

マツナガ‐さん>

そうなんですよね~、ボケ爺の欠点は、直ぐに経済中心で考えてしまう。
モノづくりが優先の考え方でした。

反省はしても、別の発想が出来ないガンコ親父となってしまっています。

少しでもヒントをいただけませんか?
是非、是非~。

投稿: ボケ爺 | 2008年2月20日 (水) 17時23分

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