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2007年1月 5日 (金)

事始

 まだ、夜明け前である。隣の庭に、何か白い花が咲いているような気がして、寝ぼけ眼を懲らして見ると、なんと水仙の花ではないか?例年より早い、と思う。凍て付く霜柱の中で咲く水仙のたくましさの中にある美しさを思い出す。

 柔らかな日の出である。事始にはふさわしい。5日から始まる会社が多いのか、普段の込み具合が始まった。日が昇り始めて、まぶしく反射するビルの合間に沈む、満月には少し足らないのか右下が薄い、大きな白い月がさびしく物憂げである。その下には冨士の雪山が浮かんでいる。気温が下がりきっていないので目に痛いほどの切れは無い。それはそれで、柔らかなやさしさを感じる。

 昨日の日本経済新聞に、「理工と芸術の融合研究」「文明のあり方を探る」という解説があった。東京工業大学では、「世界文明センター」を設立して、学部、大学院に、人文学院、芸術学院を設立した、ようだ。東京工業大学の橋爪大三郎教授が主張する、「世界のトップを目指すために、誰もがやらなかったことをやる。芸術は人間の個人的な営為だが、万人に訴える普遍性も兼ね備えている。この創造性や想像力は自然現象を扱う理工系の研究にとって新分野の開拓の刺激になる」と。「芸術は生産から消費まで一人一組が完結させる構想力の産物。科学技術も今後はプロセス全体を見通せることが必要になる」とも言う。

 ボケ爺の経験から、常日頃、「洞察力」「構想力」という点で、芸術の体験は大変に重要だと思っている。「新しさを求める」、「異業種の融合を想像する」、点でも、芸術の心得は重要だ、と感じている。こいつはちょっと光るものを持っているな、と感じる人に、趣味を尋ねることにしている。そのデータからして、80%が田舎からの出身、65%は、絵心、文学青年、音楽(楽器など)が出来る、など芸術までとは言わないけれど、興味を抱いている、という実態がある。幼少から小学校低学年までの情操教育の重要性を、ボケ爺は主張したい、将来の社会のために。決してゆとり教育ではない。

<読書>

「心を生み出す脳のシステム」茂木健一郎 日本放送出版協会

心というミステリー、に迫る脳の構成の解説している。心は何処にあるのかは、永遠のなぞである。「感覚的クオリア」、「志向的クオリア」とそれを支える脳の構造、特に、「ミラーニューロン」がキーだと主張している。心が何処から来るのか、疑問を少しは解いてくれる。

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