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2006年11月13日 (月)

材料革新が命

 超伝導材料は今も研究されているのだ。10年ほど前にブームは去って、もう、探せる材料は底を着いたと、思っていた。常温より少し冷やしたところで電気抵抗がゼロとなる材料があり、船舶用モータの応用が画期的に進み始めた、とのことである。材料は、イットリウム系である。実験では、出力が1.8kw(2.45馬力)で、まずまず。動力源の大きさは1/8、重量は1/3になる、というから、効率は格段に上がっている。

 燃料電池にしても、膜材料によって、性能が決まる。製品の原理的なものはほぼ、固まってしまって、新しい原理は生まれてきていない。しかし、その製品のシステム設計で、二つの進歩が重要である。一つは使われる状態の限定をうまく決めることである。それを補うのがソフトウエアであろう。二番目は、そのシステムの中の効率分析で悪いところを改良する材料開発がポイントである。そんな意味で、新材料による革新に、夢を見ている。

 今のところ、加工技術による、原価低減の時代であり、今しばらくはこの動向が続くであろう。5年もすると、2030年前に発掘された新材料の進化による革新の時代に入るのではないだろうか、と期待している。

<読書>

「ベンチャーキャピタル」八木大介、許斐義信 マネージメント社

 小説形式のビジネス書、となっており、小説では異例のはじめに、が付いているし、終わりには解説が付記されている。二人で書いているのも異例である。生物、微生物の応用ビジネスで、そのものにも興味はあった。このビジネスの内容は、今は成功していない。小説としての中身は、平凡なストーリーで、ベンチャーを育てるための環境は、このように在るべき!の正論が展開されている。MOTの観点からと、小説風が面白く、読ましてもらった。こんなビジネス書があってもいいのかも知れない。

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