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2006年11月16日 (木)

日本経済は大丈夫?

 海外企業から見ると、日本企業の利益薄が気になる。本当に、日本経済は復活したのだろうか?今日の結果は、小泉政権時代の痛みを伴った構造改革が効を奏した、と高らかに謳い上げる人たちが多い。本当だろうか?

 郵政民営化で、公務員が減った?もともと郵政公社の公務員は官から独立していて、官の人権経費では無かった。だから構造改革ではない。道路公団は何が変わったか全く分からない。税制?今の体制をむしろ固定するような税制改革である。

 今日の景気は過去の重工業(一部の軽薄短小)、モノつくり中心で、産業の構造改革は全く進んでいないのでは、と危惧する。このままだと、5年後、10年後には、また、第三国に追いつかれ、今度は本当に、日本は叩かれてしまう。ボケ爺の勝手な解釈だろうか?老後も安らかでない。

 時価総額では、すべてを表せないが、日米の差は歴然としている。しかも日本の時価総額は、まやかしが多くて、株主の論理ではなく、経営者の保全がすべてである。ライブドア問題で、日本放送、フジテレビなどで、株主無視の対応を堂々と披露されていても、報道側や大衆は、買われる側の経営者に同情を示す。タイガース問題でも阪神、阪急側の経営者の保護で奔放して、株主無視もいいところである。日本の会社システムも、経営者、従業員の保護で、株主は無視される。海外と大きな違いである。この違いで日本経済が世界の中心に立てるならいいのだが。

<読書>

「日本経済は本当に復活したか」野口悠紀雄 ダイヤモンド社

 小泉政権総括の本がたくさん出ている。「本当に構造改革が進んだか」が焦点である。が、立ち読み程度だが、いい本は見つからなかった。政権交代前に発売されていた本著は、積み上げてしまっていたが、取り出して呼んでみると、「目から鱗」ではないが、今までモヤモヤしていたことが一気に理解でき、疑問が解決した。

 民主党も、こんな人をブレーンにして政策論を作ると、国会でもっと迫力のある論説が張れるのに。要は、構造改革は遅々として進んでいないこと、逆戻りしているものまであることが良くわかる。お勧め本です。

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