国の政策が被害をもたらす?
ここ3~4日、とにかくよく降る。韓国もいたるところが、被害にあっている。この国では被害に遭うと、「国が悪い、手抜き工事だ」、と騒ぐようである。自然現象を他人の責任にしなければ済まないようである。
ソウル市内もいたるところで浸水が起きている。ハンガンと言う市内を流れている立派な大きな川があるのだが、川の岸は自慢の場所で、公園、サイクリング道路、ランニング用のコース、プールなど、いたるところにあるクルージングの港もすっかり氾濫した泥水の下になってしまった。最新のオリンピック道路も一部水没して、通行止めである。
地下鉄にも浸水、この国は、交差点は高架橋ではなく、地下を渡る。そこが、いたるところで、水没している。
とにかく異常な降り方である。国に向かって苦情を言っている人がいる。それは、高級住宅街は、どこも、被害に遭っていない。そんな差別化政策を何とかしなければならない、と。いつになると改善できるか分からない、昔からだからだ、と毒ついている。だから先進国の仲間入りが出来ないのだ、と、最後には嘆いている。
<読書>
「天保悪党伝」藤沢周平 新潮文庫
江戸後半の天保時代に繰り広げられる悪人の人情話である。短編集の集合が一つの流れになっている。悪の中心は脅しによる。脅しは悪ではあるが、悪になりきれない信頼関係が存在するのが不思議である。
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