持続は人格
昔から、よく言われることに、「持続は力ない」、と言われている。企業においても、持続し続ける「粘り」はビジネスの基本とされている。ボケ爺からすると、人格の一つと考えられる。企業活動では明日をも知れない苦しい事が起きる。その時、苦しさから逃げることなく、粘り、活動を続けることは、大変な努力であり信頼につながる。そんな人物は尊敬に値し、今後の活動に後身を譲る。
最近、「身体を鍛える」、「脳を鍛える」、ヒトは大変に多い。しかし、「人格を鍛えよう」とするヒトはまれである。品格は云々するけれど、ボケ爺は、以前から、この品格なる物に疑問である。グローバル化文化に逆らう物であるからである。「人格」とは、勇敢で正義感に富み、度量が広く、欲望に負けず、親切で、何があっても動揺せず冷静に対処し、損得にもこだわらない、黙々と努力を持続する、と言う事であろうか。
今日、イチローが、日米通算、2500安打を達成した、と言うユースが飛び込んできた。日本人最速の通算1808試合目で達成した。32歳8ヶ月の達成はメジャーでも歴代2位のスピードで、一位の4256安打も不可能でない、と言う。年平均226安打を打てば、40歳のシリーズで達成できると言う。今から、8年後である。イチローの持続力なら、本当に出来る事であろう。
今年初めの、WBCでイチローはむきに成りすぎているのではないか、と心配した。その影響か、今年は出遅れた。緊張が切れて今年は無理ではないか、と思ってしまったが、ここに来て本領を発揮してきた。さすがに、イチローだと今更に、敬服するとともに、その精神力の、努力の粘りのある持続に脱帽をする。孤高の人である。これこそ人格である。今からでも、ボケ爺も見習えるようにしたいが?
ウォールドカップが始まる。イチローのような、サッカー界で孤高の中田英寿のリーダシップに期待する。彼は、言葉は少ないが、「俺の背中をみよ!」を見せ付けるように居残って、73本のシュートを、鬼気迫る形相で黙々とボールをけり続けたそうである。その思いが実る事を期待する。
<読書>
「世界を見る目が変わる50の事実」ジェシカ・ウィリアムス 草思社
緊張の間に、こんなくだらない事実で笑いを取り戻せるといいのだが。この50の事実を知って、博識にも、人生生きるための参考にもならない。こんなくだらない本が良く売れるものだ。買って読む人が知れない。
| 固定リンク
コメント