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2006年5月18日 (木)

眼中にない?

 次世代のアジアをどう描くのか?日本はこのことを真剣に議論をしているのであろうか、疑問である。相変わらず、アメリカを見ているだけである。経済的な売り場としてのみ、BRIC‘sに注力をしている。しかし、中国への進出は遅れている。製造工場はかなり進んでいるが、販売市場は遅れている。お隣韓国のほうがはるかに進んでいる。ロシアについても、インドについても遅れている。言うまでも無く、政治問題は論外である。

 果たして、この状態で、日本はアジアの中で生き残れるのか?日経の517日付けに、アジア、とりわけ、日本、韓国、中国の将来展望について、百人のアンケートが載っていた。

 「密接な関係をもつ国は日本」である。に対し、中国は、百人中一人、韓国は、八人のみである。ちなみに、中国はロシア29人、アメリカ23人、韓国は中国53人、アメリカ19人である。今後アジアの結びつきは、中国は90%、韓国は74%、日本は54%と日本以外は相互依存の戦略を考えているように思える。シンガポールはそれを踏まえて、着々と準備に励んである。最近は特に教育戦略を強化して、インフラを整えて、大学の誘致も盛んにしている。

 失われた10年とよく言われるが、それは、「日本経済の停滞」のみ言われる事がほとんどである。実は、アジア戦略、WWの市場戦略など手が付いていなく、世界での日本はどうあるべきか?の議論と対策が遅れていることが気にかかる。

 一方、「心配ない」、それは、中小企業の部品技術は中小企業を中心として、100品目以上で市場を占有している物がある、と、花王の元社長で特別顧問の、常盤文克は言う。確かに、基本要素となる部品は重要なポイントであろう。しかし、それらの市場の規模は小さくなっている。デジタル化の時代、その点も徐々に、技術内容が変わってくるであろう。

 世界から、「日本は眼中にない」、なんて言われないようにしなければならない。今からでも遅くないはずだ。

<読書>

「コトづくりのちから」常盤文克 日系BP社

モノ作りで、No1になるには、それを実現するために、コトが大切である、という。コトとは、「もの狂いする」ほどの集団を作ることである、という。ベクトルの結集は、人的情熱しかない、と断定する。そんな実例を数多く解析された、参考になる実用書である。著者は「知と経営」ですばらしい、知的経営の展開をされていた。

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