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2006年5月19日 (金)

技術人材

 最近、よく技術人材の育成などのコメントが新聞を賑わっている。これも、以前に紹介した「生物の同期性」の一つなのだろうか。

 これからの世界戦略には、世界で勝てる技術が必須である、と言う。当然であろう。その技術で勝つためには、その人材を発掘しなければならない。発掘すると言う事は、そんな人材が居る、と言うことが前提である。その前に、育成する事を考えないといけない。などの課題が提示がなされている。

 技術がある、蓄積されている、と言うだけで、技術革新は出来ない。他に何らかの要素があるだろう、と、「技術革新学」なる国際シンポジウムは3月末に開かれていた。そこでは、「技術は製品化されてこそ発展する」、だから、「何を研究するのか」ではなく、製品かに「どう研究するか」が重要なようである、で、まとまったようである。つまり、技術革新には、想像以上に「社会、文化の要素」との絡みが重要であると言う事が分かってきている。技術革新とは未来のことではあるが、「歴史の研究」からしか未来は予想が出来ないとの結論のようである。このシンポジウムに集まった人々との経歴は分からないが、技術家の経験からは、ある一面では分かるけれど、今日の「複雑系の社会」ではそんな単純な物ではない。歴史から発想したものが顧客の心をつかめなくなった事が課題である。

 バブル以降、企業において、真っ先に削減されたのは、企業教育訓練費用であり、研究開発費である。そんな人材教育費が削減されて今日に至っても十分に回復はしていない。企業活動は、今日は、優秀な人を雇用すればいいと思う風潮であるが、企業内で、長年かかって多様な能力を持つ人材を育てる事が最も重要な時になっていると思う。「目標へのベクトル合わせ」が重要だからである。

 キャッチアップ時代から、フロントランナー型になるにつれ、「人材の質」が重要である。そんな人材を育成するには、社会的支援システムが必要で、コンテスト、奨励金、スポーツ同様なエリート的育成支援なども必要であり早くこんなインフラを整えてもらいたい。

<読書>

「知の経営を探る」常盤文克 PHP研究所

人材の活用と、育成を大自然の摂理に学び、仕事を楽しくする方法など、黙示の知などの重要性を訴えている。

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