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2006年4月10日 (月)

科学、技術の進化とIT

 学生時代、アナログから、デジタルへの移行時期であった。飛行機の運動方程式は二次微分方程式である。複雑には6変数である。もっぱら、アナログコンピュータでペンレコーダに表示された。定数をボリュームで慎重に設定した。その頃、日立と航空研とでハイブリッドコンピュータなどが検討されていた。それは数値解析が遅れていたのである。やっと、ルンゲクッタという微分方程式の数値解析が発表され始めた。早々に、“完全な”デジタルコンピュータで解いた。試行錯誤ではあったが、一様は解けた。なんと、3時間、5時間も掛かってである。今では、あっという間に解けてしまう。

 専攻した制御工学もアナログからデジタルへの変化の時であった。ラプラス変換の美しいアナログから、多変数解析へと向かった。

 会社に入社しての暫くは、HDDのメモリー容量は24インチで、数MBであった。今では、08インチで8GBとまでなっている。その頃、ミニコンといって、産業用の小型コンピュータのRAMが4Kで飛び上がって喜ばれた。今のPCは516Mが常識となってきている。

 これらのITの発展を支える、科学、技術の進化はものすごい。今後も「ムーアの法則」に沿って発展し続けるであろう。一方、IT産業はH/Wばかりでなく、ネットワークの進化をもたらした。その中で一番便利になったのがウェブの進化であろう。

 ウェブの進化も「eコマース」分野で、ヤフー、楽天、など、情報提供と共に販売に結びつけて、やや怪しげな進化であった。ここまでのITの進化は、「こちら側」つまり、H/Wであれば、その中の性能、機能で決まることしか出来ない。ウェブも個々のプロバイダーの能力によって決まってしまう仕組みのままであった。

 Googleがそれを変えてしまった。Web2.0もその仲間であるが、「そちら側」の世界で展開できると言う技術が生まれてきた。これは、今までの世界を、世界経済おも画期的に変えてしまう技術である。今までのプロバイダーと違い、「Googleは技術を提供している」、と言っている。現に、APIなどの提供されている。今までにないネットサービスの発想である。その技術の一つが「検索エンジン」と言う物である。「Googleは永遠に技術を提供する」、と豪語している。IT産業の大変革はこれからである。「こちら側」「そちら側」の発想の「そちら側」の大革新である。「検索エンジン」にこんな戦略が隠れているとは想像だに出来なかった。石頭である。

<読書>

「ウェブ進化論」梅田望夫 ちくま新書

副タイトルに、本当の大変革はこれから始まる。となっている。ウェブ進化の歴史と今後について、詳しく、分かりやすく書かれている。特に、日本はこのような発想が弱いので、参考にして、世界で活躍できる人材が出てくる事を期待したい。

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