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2006年3月20日 (月)

どこへ行くNEC

 今日のNECは元気が無い。本当に、NECはどうなってしまうのか。Visionが全く伝わってこない。金杉社長の言う「ITとネットワークの統合」とは何なのだろうか。とにかく、NECの動向が気になる。何故か、企業年金をNECからもらう事になっているからである。いつの間にか、かなり縮小されてしまっているが、これ以上縮小されると老後の生活が困るからである。

 227日の日本経済新聞の「経営の視点」に“NECはどこへ行く“と論説が載っていた。電機大手は回復の兆しが見受けられるし、日立製作所、ソニーも経営陣の世代交代が進み、それなりに、方向がはっきりしてきている。NECは2005年度第三四半期(1012月)の連結業績は電機、情報大手10社中、唯一営業赤字である。半導体も元気が無く赤字である。

 西垣浩司前社長は切れ者であった。切れすぎたのではないか。情報機器事業本部時代の営業の統括責任者時代の各事業部への質問はいつも的を得ていた、が事業部長はその質問内容に恐れていた。ハードウエアは見事に切り捨てられた。その中のレーザープリンター事業も富士ゼロックスに売却され、自分が作った事業部だけに悔しく思った。後輩の行く末も気になった。申し訳ない気持ちでいっぱいである。最近のキャノンへの売却の子会社にしても、NECの技術のよさがあったはずである。

 選択と集中は経営の基本であるが、強みの分析を誤ると単なる「縮む経営」になってしまう。故小林宏治会長は、展示会、パーティーなどで話をさせていただくと、「私は皆さんに騙されてきました。」「何時までもだまし続けてください。」と若者を激励して回っておられた。企業経営の基本は人にある。社員のモチベーションを如何に高揚させられるかに掛かっているといっても過言ではない。

 金杉社長からこのたび社長に就任する矢野薫氏は、「ホロニック経営」を提唱された元会長の関本忠弘氏の子飼いで可愛がられていた。このような人事は本当に強いNECが作れるのか。新社長に期待する。

<読書>

「複雑系の経営」田坂広志 東洋経済新報社

とにかく、経営とは難しい。成功してからの成功物語は美しい。成功するまでは複雑である。私の独学の先生、田坂広志先生が「複雑系の理論」を駆使して、「経営」に分かりやすく適応されているし、「複雑系とは何か」も良く理解できるようになっている会心の著書である。

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