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2006年2月20日 (月)

格差の時代

 ライブドアーの栄光と凋落が新聞紙上で賑わっている。これの元はなんと言っても、「自由な競争社会」が生んだ「焦り」の結果であろう。

 勝ち組、負け組と差別した呼び方で、二極化したがるのは日本人特有かも知れない。日本の経済は回復基調にあると言うが、全体に言えるような傾向ではない。競争社会で言う、勝ち組が飛ばしているからである。

 しかし、この競争社会を裂けて通れるかと言うと、そうは避けられない状況にある。世界全体が競争社会になってきているからである。世界に勝ち、生き残らなくてはならないからである。そんな自由な競争が社会を引き裂き、世界中で問題が噴出す時代となってきた。日本の産業分野で、隣の、韓国、中国が台頭著しいのも脅威でありが、すでに負けてしまった物も多い。トリノオリンピックの結果が今日の日本の世界での地位と比例していると言う事であろう。競争して勝たなければならない相手は、世界である。これがグローバルな時代と言う事である。

 日本では、2007年問題として、団塊世代の課題がある。700万人が「無職老人」化するといわれている。それに、「もの作り大国」が凋落するとも言われている。技能とか、調整役を支えてきた世代が退職するからである。アメリカはこの問題をいち早く調整してきた。日本は、再び「もの作り原点」と叫んでいる。本当に正しい再生の仕方なのだろうか?それを支える、一段上のデザインコンセプトとか、アーキテクチャーに先進的な強みが生まれないと、永遠に勝ち抜けない。

 企業の雇用問題も、世界で戦える企業になるために、平均賃金を抑えるための工夫が行われている。正社員を減らし、外注化が進む事は当然となる。こんなことは、結構人間は自身で調整する、心配は要らない。企業にとって深刻な問題は、学力の低下である。もの作りもダメ、知的能力もダメ、一体どうなるのだろうか。雇用政策が鎖国では日本の勝ち目はない。企業格差は、頭脳格差につながっている。

 ゆとり教育の弊害が、ここに来て一斉に問題を噴出してきている。全ての対応が後手に回っている。何時の間にこんな評論家だけの国民となってしまったのか?アメリカや、韓国や、中国のように、全てを飲み込んでの決断の速さはもう望めないのか?

<読書>

「10年後の日本」 日本の論点編集部 文春新書

あなたは生き残れるか?衝撃の大予測。この論説の不満は、日本社会内での展開である。過保護な甘えの論説は辞めて欲しい。世界がどう解決しているのかの比較が必要。不安をあおる論説のみである。日本の抱える問題点ではあるが、世界との戦いでもある。世界からの攻撃が含まれていない。日本が弱くなることを、世界は喜び、日本に戦いを仕掛けてくるであろう。

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