イチョウ、やっと紅葉
イチョウの葉が色づいた、昨年より10日ほど遅かった、との報道がある。だが、東京の西側の調布市では、多少は色づいているが紅葉にはまだである。マンションの裏側にある金龍寺の裏庭の高さ25mほどの大木も。以前に紹介したが、甲州街道の傍の、40mほどある大木はさらに紅葉は進んでいない。
散歩のルーティンの終点の国領駅前にやや小ぶり(20m程度)のイチョウの木がある。その木が一番紅葉は進んでいるが、TV報道での、東京駅から皇居前までや、神宮外苑通りの紅葉の色付きほどではない。
新宿界隈はイチョウの木が多い。例年は綺麗な紅葉は年末までに散っていく。だが、何年前だったか思い出せないが、急激な寒さが襲来して、紅葉と途中のイチョウの葉が、凍ってしまい、落葉が年越しをしてしまった年があった。なんとも言えない憐れでみすぼらしいイチョウの木々であった。それが平成の何をやっての上手く行かない不景気を物語っていた時代だった。それよりは今年はましのようだ。
<読書>『寓道一休』木下昌暉 集英社
一休は「風狂一休宗純」とも言われる禅宗の僧侶である。その一生は愚かな一途に禅の「無」を求めて藕直に生きた。室町時代の南北朝期の臨済宗大徳寺派。本格的に武士時代の始まりの事だろう。世は乱れて仏にすがる時代だった。その世を憐れみ生き抜いた。
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