昨夜の満月に魅せられて好日に
昨夜、7時ごろの帰宅、フト東の空を眺めると、橙色に輝く満月に、思わず「オ~」声を挙げて、その美しさに驚き魅了された。連日のはっきりしない天候と花粉症で、ボケ爺の頭はボケっぱなしである。明日は好日、読書三昧か、と思い夕食を作りながら考えた。創造力豊かで調査の行き届いた作家に魅了されて愛読作家に加えたのだが。
<読書>『月下のサクラ』柚木裕子 徳間文庫
複雑な事件を、先輩に指導されながら新米女性警官が食らいつき解決に導く。サスペンス刑事小説と思いきや、警察、刑事内の腐った縦組織体質、無責任な部下(職員)を弾劾しながら正義感、道徳感、倫理観の持つ組織へ改革を試みる。腐敗組織に一貫して改革提案する作品群で訴える続ける作家に万歳!
<読書>『教誨』柚月裕子 小学館
お観終えて、唸る。重苦しい展開に、生き抜く難しさを知る。伝統の家系によくある舅と姑の中心で妻は使役ごと存在。三代続き、肉体、精神共に潰され「毒親」となる。その精神異常が2人の幼児殺しにつながる。死刑執行前に「約束を守ったよ、褒めて」と言い残した死刑囚。その言葉の意味を調査、追求する。
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