2024年12月 4日 (水)

イチョウ、やっと紅葉

 イチョウの葉が色づいた、昨年より10日ほど遅かった、との報道がある。だが、東京の西側の調布市では、多少は色づいているが紅葉にはまだである。マンションの裏側にある金龍寺の裏庭の高さ25mほどの大木も。以前に紹介したが、甲州街道の傍の、40mほどある大木はさらに紅葉は進んでいない。

 散歩のルーティンの終点の国領駅前にやや小ぶり(20m程度)のイチョウの木がある。その木が一番紅葉は進んでいるが、TV報道での、東京駅から皇居前までや、神宮外苑通りの紅葉の色付きほどではない。

 新宿界隈はイチョウの木が多い。例年は綺麗な紅葉は年末までに散っていく。だが、何年前だったか思い出せないが、急激な寒さが襲来して、紅葉と途中のイチョウの葉が、凍ってしまい、落葉が年越しをしてしまった年があった。なんとも言えない憐れでみすぼらしいイチョウの木々であった。それが平成の何をやっての上手く行かない不景気を物語っていた時代だった。それよりは今年はましのようだ。

<読書>『寓道一休』木下昌暉 集英社

一休は「風狂一休宗純」とも言われる禅宗の僧侶である。その一生は愚かな一途に禅の「無」を求めて藕直に生きた。室町時代の南北朝期の臨済宗大徳寺派。本格的に武士時代の始まりの事だろう。世は乱れて仏にすがる時代だった。その世を憐れみ生き抜いた。

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2024年12月 1日 (日)

師走に突入

 今年も師走を迎える時期になった。異常気象、と一言で済まされては災害に合った人々の心は休まらないだろう。特に年初めの能登半島地震に心を痛める。地方活性化を推進してきた行政も口ほどには力が入っていない。特に、能登半島地震は、以前から起きていた地震を無視し、しかるべき対策を怠ったことも被害が拡大。初期出動を地方自治に任せて、政府は傍観した。残念な日本国の無責任さを露呈している。

 ボケ爺の事だが、行政の怠慢で終の棲家を追われて、新居に移って1年が過ぎた。未だに、馴染めない。借り住まいの気分から抜け出せない。何かに付け落ち着かない。周りの風景も心に響くことは無い。無味乾燥としている、ボケ爺の心の中も乾燥して愛しい、愛でるこことは無くなってしまったようだ。残念な死活である。

<読書>『民王』池井戸潤 角川書店

副題の「シベリアの陰謀」となっている。新型コロナの発生源を中国、武漢に、対をなす。この物語の発想は、明らかに、新型コロナ発生から。それを、シベリアの永久凍土でのマンモスのウィルスとした。そこに陰謀が渦巻きサスペンスに発展、さらに「政治課題」に及ぶ。そこに人間の性善説までに至る遠大な構想に驚く。さすが!

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2024年11月30日 (土)

11月末に山茶花が咲いた!

 山茶花が咲き始めた。金木犀が1カ月の遅れ、紅葉も1カ月の遅れ、そしてやっと山茶花の出番となった。心待ちにしていた。ボケ爺として山茶花は故郷の思い出。親父は趣味で庭木を挿し木から育てていた。その中に晩秋に咲く山茶花があった。夏の間、毎日朝早く水やりをして育てる。山茶花が咲くころに、欲しい人にバラまいていた。ボケ爺の終の棲家にも親父の育てた山茶花が数本鎮座していた。残念ながら放棄しなければならない事件が起きて放棄してしまった。寂しい限りだ。

 郊外のこの街にも古い豪邸がたくさん残っている。垣根に山茶花を大切に育てている家がある。その開花を眺めては、田舎の家で寒さの到来を愛でていた思い出でが掘り起こされる。

<読書>『「不適切」ってなんだっけ』高橋源一郎 毎日新聞出版

読み進むほど、「シンドイ」。だけど止まらない。著者の読書量の多さ、映画にも造詣が深い。1冊の著書から、数冊の参考本へと展開。裏話も多い。さらに、評論、エッセイも、教本をも書き続けられる。驚くべき記憶力、「化け者か」。少々疲れた。

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2024年11月24日 (日)

富士山を拝める時期に

 この3日間は、久しぶりに晴天に恵まれた。適当な北風のおかげであった。朝の散歩が楽しみになる。国領駅の近くの図書館のベランダから眺める富士山は、丹沢の紅葉で紫の変化している峰々の奥に鎮座して、白く衣替えの季節になっている。

 その近くのベンチに、年寄りが3人座って、健康の何とか、と話をして小春日和を堪能している。道案内の子犬が、つまらなさそうに座って寝ている。ボケ爺がゆっくりと近づくと、立ち上がり、カラダを振って毛づくり。

 野川には、水面近くをシラサギが滑空する。カモも4匹、獲物を狙ってくちばしを水中に。そんな光景がやっと冬の到来を思い出させる。

 甲州街道の街路樹のケヤキの大木からは、絶え間なく落ち葉が舞い落ちる。それを車が踏みつぶし、枯葉を粉(PM2.5以上)にして舞い上げる。マスク無くして歩道は歩けない。この落ち葉の処理は、道路に面した家に頼っているようだ。

<読書>『富士山』平野啓一郎 新潮社

短編集だ。だが、すごい物語性、と言うか展開性、と言うか?全く予期しない方向に広がっていく。これを「発想能力」の一言では言えないが。それにしても、この短編の中に、収まめ切れないだろうが。文学の、否、小説の深淵を覗いた興奮の余韻が。

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2024年11月20日 (水)

小椋佳『愛燦燦』

 昨夜、NHKの「うたコン」で、小椋佳は歌う、と番組を楽しみに聞き入った。癌、糖尿病を乗り切った傘寿(80歳)の小椋佳は、ボケ爺と同じ歳だ。

 『愛燦燦』は、残業、残業で疲れていたバブル全盛期に、「美空ひばり」にささげた曲である。美空ひばりの絶叫は、心に深く響いて疲れを癒された。「人生っていうのは~不思議なものですね~」のセリフが特に心を揺るがす。小椋佳が歌うと頭がしびれる。

『シクラメンのかおり』(歌・布施明)の大ヒット曲。『夢芝居』(歌・梅沢登美男)にも心揺さぶられた。『さらば青春』も激動の昭和の思い出だ。

 「シクラメン」のヒット時は、ボケ爺、シクラメンの香りを探したが、無かった。よって花の絵を盛んに描いたことを思い出す。さすがに、昨夜の80歳の歌には張は無いが、渋いバリトンの歌声は心にしみる、酒よりも酔いしれた。

 小椋佳と同様の言葉の魔術師の「谷川俊太郎」の詩人が亡くなった、との放送だ。言葉に広く深い意味を考えさせる。「言葉の大切さ」を昨夜はしみじみと味わった。

<読書>『文章で伝えるとき、いちばん大切なものは感情である』pate著 アスコム

「うまく書きたい時は、気持ちを伝えたいから」「書いて伝える」。「情報と感情を絡める」、事。「伝わらないから書く」「絶望するから書く」「文才でないから書く」。「書き続ける」。つまり「書き続けること、は感情の筋トレ」である」が結論か?

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2024年11月17日 (日)

失敗するだろうラピダスへの投資

 またしても、日本政府は「必ず失敗する」プロジェクトに50兆円もの資金を投入しようとしているようだ。その最初が、最先端の半導体量産(2027年)を目指すラピダスだ。専門家の大半の人は、「ラピダスが苦戦し」、失敗するだろう、と。

 ラピダスの目指す最先端半導体量産とは、何か?「目標が明確ではない」。2nm微細素子が最先端の定義らしい、が、半導体回路素子は何処分野を目指すのかが不明確。ただ、「IBM技術」を導入する、と言う。今注目を浴びている「NVIDA」を目指すAI分野なのか?次期通信処理回路なのか?IBMの目指す半導体回路技術の目標が、汎用のプロセッサーであって、汎用性は「Too Lateの動向」だ。

 最近では、「ファンドリー企業を目指す」、とも公言しているようだが。今更、「TSMCに勝てる」とは思えない。IBM製造技術がTSMCを上回る技術とは誰も名言しない。「ラピダス企業は、何がやりたいか」、不明確だ。技術の分からない経営者の集合。又、賛同投資する企業も、日本企業独特の駆け引き、欲しいモノを明確に提案しない。

 半導体技術は、回路設計、その回路パターン製造技術(3D化技術)、前工程の処理技術、後工程のパッケージ技術、それぞれ工程補助する材料、等々、これらが不十分なら最先端は成功しない。幸い日本は周辺機器、材料で最先端の技術力がある。その周辺装置、材料に投資する方が賢明だ。回路技術には技術者は居ない。製造ポートフォリオを展開し分析し、投資先を決めるべきだ。

 平成30年の失敗は、未来技術動向を無視し、その日の遅れを取り戻す科学技術に投資で、プロジェクトを全て失敗に導いた。科学技術音痴の閣僚・官僚に踊らされた。

 令和はこれから50兆円もの投資を科学技術にすると言うバラマキを石破首相は公言するが、核技術の未来動向、そこに必要な技術の無知な政策官僚では税金の無駄使いだ。又、失敗してしまった時に。反省とその分析もしない無気力な閣僚・官僚は排除して欲しいのだが。

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2024年11月14日 (木)

玉木代表の不倫は倫理観不足

 国民党代表の玉木議員は、党員を4倍に増やしたことで、時の人となった。103万円の壁を崩す論理は見事だった。だが、年金の壁までは思いが至らなかった。ここに「詰めの甘さ」が露呈した。国民党内の「政略の綻び」が起きていた。

 そこに、不倫が発覚した。これは「政略の綻びと同じ」ように、つまり、徹底的に政治学を貫く自制心の気概が欠如していた。その気概とは、政治を志す者が必ず持ち続けなければならない「倫理観」「自制心」である。

 多分、この倫理観不足は、不倫で使っていた交際費は、政治活動費の公費を使っていた、と思われる。ホテル代、食事代、不倫相手への贈答品、等々。何故断定できるかは、倫理観不足の人は、必ず自己費用を「ケチる性格」を持ち合わせているからだ、と言えるからだ。

 「SNSでは、公明正大に謝ったのだから、くじけるな!」と言う著名人が多い。日本人は此処まで倫理観を無くしてしまったのか。残念な日本人

<読書>『人間通』谷沢永一 新潮選書

過去に、何度か読んできた。だが、ノウハウ書であり、処世術、との認識で読み込んだ。今回は、ボケ爺の自叙伝まとめるために、と読み直した。卒寿を過ぎて、やや分かり始めた世の中」。反省の読書になった。

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2024年11月11日 (月)

11月11日はなんの日

 ボケ爺は、年月でゾロ目になる日が好きだ。何かいいことが起こるようだからだ。否、良い日にしたいからだ、が本心。だが、ここ10年ほどは、何も起こらない。今日こそいい日にしたい。さて?どう過ごす。

 先週の土曜日、冷え込んだ日があったが、散歩の帰り道、僅か500mほど歩いている時、救急車が4台も、甲州街道を西に向かった、ケタタマシイサイレンを鳴らして、通り過ぎた。その午後、甲州街道の我が家で過ごしていたが、少なくとの深夜まで、一時間ごとに救急車が通り抜けていた。この急激な温度変化は、体調を崩すらしい。その後も救急車の出番が多いようだ。ボケ爺も気を付けよう。

 ボケ爺も救急車で搬送されないように、美味しいものを食べよう。そして「読書三昧」かな?「トランプ時代の世界情勢は?」も考えよう

<読書>『世界は経営で出来ている』岩尾俊兵 講談社現代新書

経営の概念とは「価値創造」である。仕事、感情、恋愛、芸術、科学、歴史、・・・の「価値創造」は、目的や戦略・戦術の考案の日々の活動である。企業経営は、資本を使い、「利益を最適化」することだ。同様に、人間世界の活動は、「知力を資本」とし、その「都度の目的を最適化・効率化」することだ。その処方箋を説く。だが人間には感情があり割り切れないことが多々あるが?

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2024年11月10日 (日)

伏魔殿にはまり込んだ石破首相

 石破首相は、すっかり伏魔殿に落ち込み、延命を模索している。否、元々、自民党のはぐれ者、当然、自民党政党の伏魔殿は分かっていたのかも。それを利用して延命を図ろうとしている。少なくとも、下記の2点は大きな修正をしてほしい。

 「注)伏魔殿とは、悪人たちがたむろし、陰謀や悪事などを画策する場所の事。『水滸伝』」

1:今は、インフレ?デフレ?はっきりして経済対策にあたるべし。

こんなに物価高なのに何故「インフレに突入と言わないか?」未だに、「デフレ」と言い続ける政府の魂胆とは?伏魔殿はこの「内閣府」で、「日銀」、「財務省」が後押しをして、石破首相も、「デフレ脱却を目指し」、好循環を実現と言い続ける。 

「参考:全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、2021年9月以降、37カ月連続で上昇。物価上昇率は22年4月以降、日銀の目標2%だ。コメ類は前年同月比447%上昇」。

経済学者は、インフレ、デフレを正しく使って欲しい。それに統計値に入れる品目を精査して欲しい。

2:石破首相は「地方創生」を自身の目玉政策、豪語し、本部を立ち上げた。

アベノミクス第三の矢の経済成長政策の一つの「日本再生プラン」と何が違うのか?安倍首相時代にも地方再生計画で多くの税金を投資したが、ほとんどが溝に捨ててしまっている。その反省は誰がしているのか?反省の内容を分析しては公表し評価を受けてから、次の政策の詳細を組み立てて欲しい。これは、「石破首相と経産省」が伏魔殿で、過去を黒く塗りつぶしている。学者や、社会政策スタッフは、過去の反省を明確にしてほしい。

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2024年11月 8日 (金)

昨日は立冬だったが

 昨日は立冬だったが、アメリカ大統領選の結果の報道と、コメントの収集で忙しかった。まさしく立冬で、富士山の初冠雪。1カ月遅れ。関東地区はいきなり、木枯らし一番。今日は、今年初の冷え込み。

 このまま、冬に突入かと思いきや来週は、暖かくなるそうな。今朝は、いきなりアメリカの利下げ0.25%が飛び込んできた。アメリカで長く住んでいる友達からメールが。来週からクルーズに出かけるらしい。共和党支持だが、トランプは「?」と嘆いていた。12月には、子たちとラスベガスで過ごすらしい。インフレは進むだろうからそれまでに遊びは済ませておくとのことだ。年金はインフレに沿って増えるらしい。羨ましい。

 昨日の自民党の反省会は、荒れたようだが、真実は伝わってこない。石破首相の「真摯に受け取り、反省をする」主旨の冒頭あいさつはあったが、在った様だが、自民党内の身内にも、「どう意見を受け取り」、「どんな内容の反省をしたか」は決して言わない、空虚は答弁だけだ。

 これで、日本はアメリカ大統領トランプに対等に話は出来ない。日本は勝手に「日米同盟」と言い続けているが、」アメリカは心では日本を同盟国と思っていない、「下部」と。バイデン大統領ですら、日本はおだてりゃ「豚も木に登る」、と思っている。日本の立冬からの季節。特別な寒さをやり過ごす防寒着が必要だろう。

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«「もしトラ」が実現した朝