2025年4月21日 (月)

単細胞の石破首相、これ以上国民を苦しませないで!

 石破首相の国会での発言、呆れて聴いていられない。「何故か」を何一つ示さない論理は成り立たない。全て発言に、なぜ?がない。それをバカ丸出し、と言う。

 トランプ米政権との関税交渉に関し「(米国と)良好な関係で協議を進めていくことが世界のモデルになりうる」「共に世界のために何ができるかを念頭に置いて交渉を続ける」。なぜ? 今まで世界各国は「自由貿易」を勧めてきた。だから、トランプに反対し、恐れている。そこで石破首相に質問。

1)「良好な関係で交渉」とは?どんな事? 日本は同盟国範囲内で交渉、で?

2)「世界のモデルなる」に、どんな意味があるのか?世界各国は日本をモデルと期待していない。何故なら各国は各国の事情があるからだ。

3)「共に世界のために何ができるか」近年の日本は世界の経済をリードできていない。イノベーション(創造)できていない。GDPは伸ばせず。トランプは世界各国と個別に交渉する、と。なのに世界のモデルとは?

 世界各国は、トランプの自由貿易を壊すこと、そのものへの懸念を示している。さて日本は、どう考えているのか?多分、関税が、「多い少ない」だけだろう。あくまで日米同盟国として、特別の忖度をするだろう。貿易の原理原則は考えていない。なぜなら「TPP」で自由貿易を推進してきたが、さて日本はどうするの? 新興国、BRIC‘s、各国は中国、アメリカとのバランスどうとるかに力点を置くだろう。

 石破首相は、「関税の交渉と安全保障の問題をリンクさせて考えるべきではない」「でないと、本質がおかしくなる」と発言。だが、トランプは「安全保障の問題」とは言ってない。戦争有事にそなえての出資額に不公平だ、と言っているのだが。

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2025年4月20日 (日)

混迷の石破首相、大丈夫?

 又も、「就職氷河期時代(35歳~50歳当たりか)の救済」を検討する、とのアナウンス。今やらねばならないことは、トランプ2.0の関税対策であろう。日本の未来の方向性を決める最も重要な案件だ。米中経済戦争をきっかけに、米国グループ、中国グループの分断の中で、日本は何時までも米国同盟国に頼ってゴマすっていて足をすくわれないか、心配だ。米国は、日本を心から同盟国とは思っていない、と断定できる。

 赤沢関税交渉団がトラップと会談して、「日本が重要な国」、「だからトップランナー」と言われて、舞い上がるが、関税交渉とは全く別に「3つ目の重大交渉内容」と釘を刺されたのが、「軍事費用是正問題」だ。「駐留米軍費用が少なすぎる」とトランプは不満たらたら。以前からくすぶっている課題を持ち出した。「関税問題以上に重要」な日本の未来を左右する課題にくさびを入れてきた。だが、赤沢交渉団長は、これは全く別問題、と言えない。トランプに会えたことで嬉しかった、と言う。「優先順位を示せ」とは言ったが。優先順位の問題ではない。「同盟関係もカネしだい」、と問われている。

 だが、石破首相は、この問題につき、電話ででもいい、手紙でもいい、「異議申し立てをしない」。5月連休明けの交渉で何らかの答えを出すような雰囲気だ。残念な政治感覚・感性に落胆を拭いえない。衆議員・参議員併せて、何人いるのだ。この苦難に向かって担当し考えている議員は少ない。2/3は関わっていない。無駄な議員の削減がまずは最初だ。世界一国民一人当たりの議員の数が多い日本。

 石破首相こそ、政治家としての「リスキリング」を早々にしてほしい。繰返す、今が最も国難だ。日本の未来をみんなで考えよう。

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2025年4月14日 (月)

トランプ関税に「遺憾」連発の幼稚な日本

 トランプ関税に「遺憾」遺憾」の連発発しながら、参議院選の人気取りのカネのバラマキ政策に迷走する石破首相。石破首相の外交は日米同盟国でありながら深まる溝。

「遺憾」を繰り返すだけで事態は好転するわけがない。何故に「「遺憾」なのかの具体的内容の説明が必要だが、何一つない。交渉前から、消費税税金軽減や、家計補助金、等考えるのは可笑しい。人気の下落が余ほど気になるようだ。

 日本の企業は円安為替で、かなり楽な経営で利益をたんまり貯め込んでいる。がそれをお首にも出さない強欲。人本主義経営にそっぽを向いている。農産物政策、関税には農水省、政府は怠慢、胡坐をかいて、二次産業に負んぶに抱っこ。

 交渉もしない前に、負け犬のようにトランプにすり寄るとは如何なものか。それとも2月の日米首脳会談で、すでにトランプから軽くあしらわれていたのではないか。4月7日に電話での日米首脳会談で、「日本はどんな材料を出すのか」と迫られたが、日本特有の「持ち帰り検討」します、と逃げの発言だったのだろう。

 興味深いのは、赤沢氏が自ら立候補したらしい、という噂が流れている。もしこれが事実なら、“カモにされるモデルケース”にならぬために、日本が無くてはならない同盟国として、優秀な加工材料を主として主張して欲し。だが「失敗するアラスカ化石資源への投資」は言及しない事。トップバッターは何かと風当たりはきつい、アメリカだから世界のモデルケースとして日本に不利な条件を押し付けてくる可能性は大いにある。又、日本の3次産業のSWコンテンツの購入に貢献しているなども持ち出すべきだ。

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2025年4月13日 (日)

「格差」拡大社会の結末は、分断?

 バブル時代(1980~1995年)は「国民総中流の時代」、だが、競争格差中心だったのだが。失われた平成30年は、何かに付け格差が気になる時代になった。最も大きな要因は、正規社員、と非正規社員(契約社員)の分離ではなかったか?結果は賃金格差が起きて、日本国の平均給与は100万円ほど下がってしまった。追い打ちをかけるように、サービス業ではアルバイトが増えていた。GNPも伸びない。

 昨日、都立植物園にいって、枝垂れサクラを堪能した。だが、サクラと言えばソメイヨシノ、とこれも格差・差別。ボケ爺はサクラより、「アンズの花」が大好きだ。松本市にある某企業との共同開発の時、会議室から何度か見たアンズの花は成功を予測するように豊かで優しい包容力に満ち満ちていた。アンズの花のような優しい社会になれないだろうか?

<読書>『格差の“格”ってなんですか』勅使川原真衣 朝日新聞社

=無自覚な能力主義の特権者。いつもご機嫌で「新しい規範」に乗っかれる人だけが「しあわせ」で生きられるってことで良いの?=なる副題に魅せられる。「定義のない能力主義が提唱され、行きつく先が「格差の拡大」の無慈悲。「よりよい社会」のために、不可視な岐路に「立ち止まり」、「感度を挙げて」苦しもう。「格差拡大社会」の非人間性の改善に。日本の歴史的に格差を当然と容認してきた。難しい提案だ。

<読書>『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ 文藝春秋 2018

2016年東大生5人が逮捕。一人の女子大生を輪姦した、で。エリート東大生と、並みの女子大生ともに勘違いしていたであろうと。無批判な格差社会では、被害者女子大生に批判。普通の女子大生はエリート東大生との将来に憧れ、カラダ関係を貢いだのか?エリート東大生は当然と受け止めたのか? 東大生だから起きた東大生への偏見と憶測か? 本著は、「エリート東大生vs頭が悪い並みの学力の女子大生」の所作を分析、洞察し課題にしている。「学力格差(学歴格差)」や「社会格差(貧富格差)」を抉る。

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2025年4月11日 (金)

石破首相、止めろ!辞めろ!

 国民全体に「3~5万円をばらまく」、とか?何という愚策をいい出すのか。経済の良き循環に向けて、石破首相の自論「給与を上げて購買力を増し、安定した成長経済を循環させる」。今は、「円安で輸入材料コスト高、と労働者不足の運送費高の物価高を容認。賃金はわずか上昇だが「実質賃金は大幅なマイナス」」。この自論の「逆サイクル状態」を、「先ずは、どう改善するか」が石破首相の政治生命だろう。それを誤魔化すために、コロナ時の安倍首相のように、大きな負債の日本の税金から、10万円ものばらまく、マスクまで支給の愚策の真似をする。呆れる。

 経済面では、1)物価高にストップの政策を。2)少子高齢者対策に。3)円安為替課題の改善政策に。これらは「政府政策無し」の状態。

 自民党内では「カネ献金体質の分析が未対策」そして、日米軍事同盟の内容が、日米で食い違ってきている(アメリカは日本が戦争の先頭に支援する、と変更を主張、と軍事費の増額(3%))、にどう対応するのかは忘れたかのように隠している。石橋首相のその場その場で主張が変わる「風見鶏」(朝令暮改とは違う)をこのまま容認して良いのか? トランプショック対策とかで、「国民が踊る」に任せ、無策を隠れ蓑にするだろうが。全ての課題の悪の根源である「東京一極集中」対策から始めよ。

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2025年4月 9日 (水)

鯉の恋の季節?

 甲州街道の街路樹のケヤキの新芽がいつの間にか噴き出して美しい。昨年は、遅い新芽の大木が気になり、今か今かと気にしていた。今年は、早く噴き出す新芽の大木と、遅い大木の新芽の差が少なかったように思える。ボケ爺のようなボコボコ人生の同情てくれる楠木。素直な枝ぶりでな常緑樹は新芽が目立たない。

 朝のルーティンの散歩で、野川の水面が異常に所々渦巻いている。無邪気にも水泳の競争をしているようだ。その情景は30~50匹の真鯉の行動だ。昨日から続いている。マガモは、何時の間にか郷里に旅だったのか。今朝は少々気分が良いので橋の上から眺めて視る気になった。3~5匹の戯れに見える。その群れが、又群れを作り、川下へ、時に、川上へと跳ねる。なるほど、鯉の恋が始まっていたのだ。真鯉もこうして子孫を残すのだ、と。トランプショックを忘れボケ爺は読書を楽しむ。

<読書>『おきざりにした 悲しみは』原田宗典 岩波書店

涙なしには読めない作品は久しぶりだった。泣ける。この筋書きのようにここまで極端なことは無いが多くの人々は多くの悲しみを抱えて生きる。だが、自分に真面目に、正直に、信じて、その都度悲しみを乗り越えること程大切なことは無い。人生万歳!

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2025年4月 8日 (火)

農水省とJAをぶっ壊せ

 少々、言葉が過激だが、旧体制の農林水省を解体しなければ日本は、「本当に潰れる」。今の貿易摩擦でも分かるように、一次産業を疎かにして、自国供給率を無視して国は成り立たない。日本の自給率は36%を割っている。国土の小さなオランダは早くから改革に走り、今では130%の供給国となっている。

 日本の現状は、米騒動でも分かるように、米生産を弄り回す施策で墓穴を掘っている。「補助金在り」が前提の政策である。又、令和の米騒動では、備蓄米を惜しそうに、ほんの僅か市場に放出して、且つ、備蓄米とは「ラベル」は貼らなくてよい。農水省とJAとがグルになり流通に出し渋る。量も足らない上に、さらに流通に貯め込むよう仕組んでいる。

 なぜそんなことをするかと言えば、「農林中央金庫が2024年度、「1.9兆円の最終赤字」に沈むことで農協への影響はさすがに大きかった。農林中金は年間641億円の配当金を農協などに還元していたが、24年度には巨額赤字だから、配当を停止した。その結果、「191農協が赤字に転落」する。

 さらに、農協の最大の減益要因となるのは共済(保険)事業で職員が営業で自腹を切る「自爆営業」で縮小。共済事業総利益は2年連続で、前年比5%以上減った。これは「本来の農林水省の仕事ではない。あえて見逃しているのだ。

 JA全中がシステム開発「失敗で200億円の損失」。農協に負担要求して非難ゴウゴウ。役員辞任、組織の改廃は必至なのだが、農林水省は動かない。天下り場所だからだ。そんなことから本来の農林水産業の未来の施策・戦略については、未だに提案は無い。生モノ扱いの省庁だから、とっくに腐ってしまって本来の仕事はウジ虫が湧いてしまっているであろうから。残念!

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2025年4月 7日 (月)

イノベーターにとって劇的現象の歴史と未来

 それは、<読書>『眠れる進化 世界は革新に満ちている』アンドレアス・ワグナー 早川書房 2024 である。生物は6500万年前に草が誕生していたが、彼らの繁栄は2500万年前らしい、と振り返る。疑問は、生物の多くは膨大な「休眠期間を経て」から、突然スイッチが入り進化が始まるのか?当然、地球自身の環境は現在とは大きく違って変化富でああったのだが。それを「革新」と呼び「イノベーション」と言明。

 第一に、「眠り姫(休眠)」の必然な現象にイノベーションの見方の転機、又は「思考変異」の基礎が潜んでいる。第2に、それらの事例が豊富に示される。そこには生き残りのイノベーション(進化・革新)も見え隠れする。目覚めた生態の誕生は「眠り姫」が目を覚ますだけではなく、イノベーション(創造性)に成功することに他ならない。

 第三に、最大の魅力は、自然界のイノベーションを考察すれば、「人類の文化(音楽、アート)」と「科学研究・技術」への一貫性の理論が生まれることだ。その意味でイノベーションは「新結合」の照査である。

 さらに、テクノロジーや、ビジネスで登場する時には、「目覚め」る時と、イノベーションが「成功するタイミング」が社会の環境と相まってカギとなる。又、成功するためには、成功を生む多くの「分散と集合」が繰り返されてこそ、である。それらの思考過程は、まるでヘーゲルの「唯物弁証法」の「止揚」が起きているようだ。

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2025年4月 5日 (土)

トランプ2.0世界揺るがすクシャミ

 トランプ2.0の相互関税は、良く突き詰められた関税率だった(感情論でない)。その方程式は正しい。結果、各国とも反論が難しい。だが、この方程式がマクロ・ミクロ経済学にどんな影響が出てくるかは、成り行きの結果を待つしかない。必ずミクロ経済の修正論が生まれる。その時、方程式と併せて世界経済秩序のノーベル経済学賞となるかもしれない。又、ミクロ経済の修正とボケ爺は考える。

 行き過ぎた金融自由資本主義を修正してモノの自国消費率向上に見直され、どうしても必要なモノは相互扶助の「修正資本主義」が誕生する時が来るかもしれない。

 そんな中、日本の多くのマスコミ、政治家は相変わらず感情的な希望的観察だけの議論に終始している。石破首相は、「日本は同盟国だから」、「個別交渉」で関税を下げてもらおう、と電話交渉を試みたいらしい。日本人、否、日本の政治家は「自分だけが得すればいい」と言う「狡い」性質(日本最大の欠点(甘えの構造))はいまだ健在。残念状態だ。

 その前に、関税の地政学を研究して、米国以外の地域の指導者たれ。生産拠点の回帰も一考だ。おかげでドル円為替は円安なんだし。円通貨の叶う国を模索するとか。或いは、報復関税で、対抗する他国と歩調を合わせて米国以外の輸出先の交渉を議論するとか。感情的になってはトランプの思うつぼだ。

 日本の短所の馴れ合い、感情的は、相手が理論的ディールである限り効かないだろう。

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2025年4月 4日 (金)

桜見

 やっと晴天。散歩に出る。サクラは満開に近い。調布市も例外にもれず、多くの名所に近い美しいサクラが咲く場所がある。「仙川駅のサクラ」「NTT研修センター(旧中央学園)」「神代植物園」、等々。それに、野川の土手に咲くサクラは、小金井市(多磨霊園を含む)、三鷹市、調布市、そして世田谷区(成城学園)と続く。土手には菜の花の黄色が添えられるから、格別の美観だ。

 昼のニュースは、各所のサクラ。尹大統領の罷免が決定で騒ぐ。それに、トランプ2.0の相互関税の理不尽を訴える解説者の感情的叫びに、日本人のロジック不足にあきれる。さて、午後は読書で過ごそうか。

<読書>『疼くひと』松井久子 中央公論新社

作者は、雑誌ライター、TVドラマプロジューサー、映画監督から、上野千鶴子より小説を勧められて、小説家デビュー。「人体感覚」には「蓋をしてきた問題点」を、と本著に至り「女体感覚」を最大暴露した、と。だが、セクシャル(エロイ)の「女性の感覚」が描かれているのか、ボケ爺は疑問を感じた。

<読書>『またどこかで 大人の流儀12』伊集院静 KODANSHA

本著者の小説は興味がなく読んでいない。文章もボケ爺には合わなかった。だが、本エッセイは、作家の心情が前面に出ていて愉快だ。さらに、話題の振り方に知識力の深さ、と経験記憶力の多才さを知ることになる。

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